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冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
(2007/08/11)
辻村 深月

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『冷たい校舎の時は止まる』 辻村深月

新書型の2段組で上中下、3巻あった・・・。
久しぶりに、長い長い長編を読んだ気がする。

高校3年生の冬。
センター試験まで1ヶ月と間近な冬の日、
同じクラスの8人の男女が学校に閉じ込められた。
教室の光と暖房だけがついている学校から
出られない8人。誰がここに8人を閉じ込めたのか。
電話も通じず、時計の針は動かない。
そんな中、5時53分をさしていた時計が動き始めたが、
チャイムが鳴るたびに、8人のうち、誰かが消えていく。
2ヶ月前の学園祭で自殺したのは、誰なのか。
どうして学校に閉じ込められているのか。

面白かったー、面白かった!

異空間に閉じ込められた飛行機乗客の映画、
スティーブン・キング原作の『ランゴリアーズ』の話がモチーフ。
閉じ込められている学校は、誰かの精神世界なのか!?
そんな問いかけ、この映画が大好きな私からすると、
涎ものでしたね。

登場人物8人の、それぞれの心の闇や、他の人には見せられない
人間らしい持ち味が効いていて、なかなかの心理描写だった。
著者のデビュー作でもあるんだけど、これがメフィスト大賞なんて、
メフィスト、すごすぎだぞー。
主人公と同姓同名の辻村深月という登場人物も出てくる。
女4人、男4人なんだけど、それぞれ優等生だったり、劣等生だったり、
はたまた、家庭の事情やら、友達がいなかったりとか。
いじめや、友人関係のもつれ、家庭内暴力や、色んな要素が詰まってた。

あたしとしては、登場人物のなかで肩入れしちゃったのは、
特待生でT大第一志望でありながら、絵もかけちゃう清水女史。
もう一人は、女性という性を逸脱していながらも、
そのサバサバした性格が好感持てる景子とかいいな。

高校生活が終わりを告げる時期の冬の学校。
少し感傷的になりますね。ある時代が終わる、寂しさと切なさというか。
この作品って、映画化しても面白いよな~。
キューブじゃないけど、ある一定空間で撮られるのが面白そう。
演劇でも使えそうだけど、上中下と長すぎるかな。

初の辻村作品でしたが、惚れました。
他の作品も早く読んでみたいな。
たまには、こういうミステリーもいいね。
久しぶりにクイーン作ぽぃ、読者への挑戦ページがあった。
犯人は当てたぞ!その代わり、動機とか、そんな細かいのは
推理したのが当たってなかった~。犯人名当てただけでも、
あたしとしては満足なんだけど(笑)

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