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雪屋のロッスさん  11/06/2007  
雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)
(2006/02)
いしい しんじ

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『雪屋のロッスさん』いしいしんじ

初めて、といってもいいかもしれない。
きっちり読んだ、初めてのいしいしんじ作品。

ダヴィンチの広告で見かけて、読んでみたいな~と
チェックすること、1ヶ月前。
図書館で借りられっぱなしだったのを待って、
ようやく本棚で見つけ、借りてきた。

30の職種につく、人々のお話。
短い話は2ページほど。長い話でも5ページぐらい。
その中で、短編といえるんだけど、そこで語られるのは、
その人がどういう風に仕事をしているのか。
仕事を従事している姿が描かれている。
勿論、その仕事に誇りを持ち、その人なりの心持で
取り組んでいて、どの人も自分の仕事をきちんと全うしている。


印象的だったのは『見張り番のミトゥ』と『ブルーノ王子と神様のジョン』。
前者は、臆病者で見張り番の仕事を果せなかったために
村を死に追いやったミトゥが、その後、見張り番として生きていく話。
後者は、“王子”と名乗るブルーノ王子が“領民”に対して、
王子としての責務を全うする話。
ミトゥの話は悲惨であり、自分の罪と向き合うミトゥの
厳しい生き方が描かれてた。臆病者で生まれてしまった自分の性。
自分の性と対峙しながら、逃げ出さずに生きていく人間の強さを感じた。
ブルーノ王子の話は、これまた不思議なバイオリンに悩まされる
領民を王子が救う話なのだけど、最後のブルーノ王子の結末には
心を動かされた。領民を守る、行動を迷うことなく取れる王子は、
責務を全うしたと思う。

いやはや、この2つの話だけでなく、他の話も不思議なのばかりだった。
でも、妙にリアリティがあって、実話を集めた、と言っても信じれる
話ばかりだった。ポリバケツの青木青兵の話も良かったなぁ~。

久しぶりのいしいしんじ作品だったので、昔のブランコのとか
童話のような話を想像していたのだけど、今回読んだ
『雪屋のロッスさん』は意外にも、童話からより進歩した形を
見せてくれたと思う。読んでよかったな。
いしいしんじに少し興味がわいてきた。

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