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夜語りリクエスト、
きょう様宛のお話、
『mouth to mouth , kiss kiss kiss !!』でした。
お題は「照れながら赤い頬に」です。

長いので分割にしています。
( その1、 その2 )
1つの記事で読まれたい方は
こちらからどうぞ。

そのほかの夜語りリクは
こちらからどうぞ。

以下、創作になります。
創作であることをご了承の上
ご理解いただけた方のみ
どうぞお読み下さい。







******** mouth to mouth , kiss kiss kiss !! *********





熱を出した。

数日前から咳をしたり
微熱気味でぼーっとしていたのを
専属執事の真壁さんが気づいて
すぐさま九条院家お抱えの
お医者様を呼んでくれたときには。



熱が上がりすぎて
頭痛でぐったりしていた。




・・・・・・・・・・



ハンマーかなにかで
打ち付けられたかのように
頭痛がひどい。


小さな音でも鳴り響く
そんな痛みや
身体の節々の痛みで
ぐったりとベッドに
沈むように寝てた。





眠っている間も
揺れているかのように
気持ちが悪いほど
ぐてんぐてんになっていた。


でもふっと気がつくと。



(なんだか額が冷たくて気持ちいい)


冷たいのが気持ちいい。
なんか撫でられてる気がするけど
でも瞼が重くて開かない・・・。



ひんやりとした手が
頬に添えられる。



きっと自分でも
身体が熱いってわかるから
その手にも伝わっているはず。





(--―***、大丈夫か?)



聞こえた気がした。




でも頭が痛くて
身体も熱くて
すごくきつくて
確かめられなかった。


誰かが傍にいる。

(真壁さん・・・?)


真壁さんが
傍にいてくれるのかな?
気配がするもの。


頭を撫でられてる気がする。


(頭、すごく痛いの)


声に出してないのに
でも優しく頭を
撫でてくれてる。



・・・でも確かめようがなくて。
そのまままた
ぐったり寝てしまった。









ふっと気がついて目が覚めた。
嫌な汗をかいて
気持ち悪い。


目の前もぼーっとしてくるし
頭痛も襲ってくる。

ぼんやりとベッドで
目を開けると
ゆらゆらしているような・・・。
ベッドの天蓋の白いレースを
じっと見つめた。


「***、大丈夫か?」


今度はちゃんと聞こえた。

すぐそばで心配そうな声が聞こえる。
傍を見ると、執事服の真壁さんが
座っていた。


その手には絞られたタオルがある。



「・・・真壁さん?」


ちょっと視線があわなくて
くらくらしてる。


「そうだよ」


真壁さんが優しく笑った。


「熱はまだ下がってないようだけど、気分はどうだ?」


「・・・・頭が痛い」


「そりゃあそうだろう。39度も出していたら頭痛はする」


真壁さんの大きな手が
あたしの髪の毛を撫でる。
額に置かれたその手は
すこしひんやりしてて
気持ちよかった。


「気持ちいい・・・」


真壁さんがあたしの額に
置いた手に
自分の手を重ねた。


身体が火照ってるのがわかる。



「すごくなんだかだるいよ」



「あと何度か薬を飲めば少しは楽になる」



そっと重ねた手が抜かれて
真壁さんがサイドテーブルの上から
薬を取った。

緑色のパッケージの丸い錠剤。



「ちょっと起きれるか?」



真壁さんに抱き起こされて
背中にクッション入れられる。
身体全体が重い。
汗ばんだ肌に
着ているネグレジェがくっつく。



「・・・・着替えもしたい。すごく汗かいちゃった」


できればお風呂も入りたい。
気持ち悪いもの。


頭の痛みで
ぼんやりとしながらも
そう呟いたら
真壁さんが薬の準備をしながら
横目であたしを見る。


「着替え手伝ってやろうか?」

「・・・・うん」

「・・・・うんって・・・お前?」

「え?」

「いや、なんでもない」



真壁さんがくすくす笑ってる。


なんで?
頭が痛くて
よく考えられないや。
あたし、変なこと言ったっけ?



真壁さんがクローゼットから
新しいネグレジェを
出してきてくれる。


「ほら、今着てるやつ脱いで」


そう言って
あたしの胸元のリボンを解いて
ボタンを外す。


「え?ちょ、ちょ、ちょっと待って」

思わず慌てるあたしを
真壁さんがくすっと笑った。


「さっき手伝いしてもいいって言ったじゃないか」


「え?え!!??」


びっくりしているあたしの
抵抗する手を交わして
真壁さんが汗だくになった
あたしのネグレジェを脱がせていく。


「ま、待って」



「汗をかいた服を着ていらっしゃると、それでまた身体が冷えますから、この真壁にお着替えを手伝わせてください」



「真壁さん!!」


脱がせていく手を止める間もなく
下着だけになってしまった
あたしが慌てて
胸元を押さえてたら
真壁さんがくすっと笑った。


でもやめてくれない。
途中からぐったりと
身体が重くて
抵抗さえできなくて
なすがままで脱がされて。



「ほら、下着も替えて」



「っ・・・!」



手伝いはもういい!って断る前に。



抱きしめるように
前から真壁さんが
あたしの背中に
手を回す。



やだって抵抗する前に
ブラのホックも外され。
いきなりのことで戸惑うあたしに
真壁さんがあたしの下着を渡す。


(!!下着!!??)


「これ、つけて」


今、こうして見てないから
ブラジャーはめて
後ろでホックとめるから。



渡された下着は
あたしがお気に入りの
ホワイトベージュに
黒の刺繍が入って真ん中に
可愛いリボンがついたブラ。



「これがいいだろう?」


(・・・これ、あたしがお気に入りのヤツなんだけど)



その「お気に入り」さえ
ばれているのかな?と
赤くなってしまう。



抱きしめるようにしてるから
ブラをはめるまで
見えないようにって
真壁さんがしてくれてるのは
わかるけど・・・。


(でも男の人の腕の中でブラをつけるなんて)


すっごく恥ずかしい。
でもだるくて・・・。
それに汗ばんでいる肌が
気持ち悪くて。
新しい下着に着替えたかった。


恐る恐る真壁さんが出してくれた
ブラを軽く抱きしめながら
肩紐に腕を通したら
後ろのホックを真壁さんが
とめてくれた。



(やだ、恥ずかしい・・・)



真壁さんに肌を見られたことは
何度かあるし
恋人だから・・・、
それ以上もあるけど
こんな風に着替えを
手伝われるなんてなかったから
恥ずかしくて。


でも恥ずかしくなるたびに
頭がぼーっとしてくる。
熱のせい?


それとも真壁さんのせい?




くてっと真壁さんの肩に
頭をもたれさせたら
真壁さんがサイドテーブルに置いた
濡れタオルで身体を拭いてくれた。



「汗、拭くから大人しくしてろ」


顔を綺麗に拭いてくれる。
首元やその後ろ、
背中や腕。
胸元やお腹も。


下着姿なままで
言うなりになってるのが
恥ずかしいけど
でも冷たいタオルが
気持ちよくて。


目を瞑っていたら
真壁さんが終わったよって
頬にキスしてくれた。


なんだか子どもみたい。


そう感じる。


「真壁さん、いつもよりすごく優しい」

「え?」

「だって、こうやって世話してくれるから」


言ってることが
自分でもよくわからないけど
でもそう感じたんだ。



「当たり前だろう?」

俺はお前の執事だけど
その前にお前の恋人だからな。



なんだかすごく安心しちゃうよ。
恥ずかしいけど
でもなんか・・・
すごく甘えたくなる。



真壁さん・・・


そう名前を呼んだら
くすっと笑って
まだ何も着ていない
あたしの鎖骨にキスをした。



「あ・・・」



鎖骨から舌へ降りる唇。


「っ!!!」


思わず胸に感じる
熱い唇の温度に
全身の感覚が集中してしまう。
きつく吸われる感触。


「真壁さん・・・・っ・・・・。」

抵抗したいけど
抵抗できなくて。


ん・・・ってその気持ちよさや
甘い感触を感じてたら
真壁さんが苦笑した。
そっと肌から離れる唇。
ふっ、と笑ってる。


「これ以上俺を誘惑するんじゃない」


その言葉で今されてたことを
思い出して
慌ててまた
胸元を押さえる。


「・・・・誘惑なんかしてないもん」


「じゃあ、なんでこんな声を出す?」


あっ・・・って言う前に
真壁さんの指が
優しくあたしの唇を摘んだ。


「んー・・・っ」


唇つままれて
話せないよーって言おうとしても
摘まれたままだから
もぐもぐふがふがと
なってしまう。


先に手を出したのは
真壁さんじゃない。
あんなところにキスするなんて
真壁さんのほうが誘ってるよ。


そんな拗ねたことさえ
言えないで
唇つままれて
軽く抵抗してたら
それをみて
また真壁さんが笑った。



真壁さんの意地悪。



そう眉間をわざと寄せて
表情だけで軽くにらんだけど
真壁さんはその眉間の皺に
ちゅっとキスをしながら。
唇が耳元で。

あたししか聞こえない声で
そっと囁かれる。


「風邪が治ったら全部フルコースでやってやるから」

「っ・・・!! 」


「お預けだ」


その言葉の意味で
だんだん照れて
赤くなったあたしの頬に
真壁さんが軽くキスしてくれた。


「まずは風邪を治してからだよ、***」


(手のひらで転がされるようで悔しい・・・)



でもそう囁いてくれる声が
低くて、甘くて・・・・
素敵だって想っちゃうの。


「・・・・約束だよ?」


あたしも真壁さんにしか
聞こえない声で囁いた。



ふと気づくと
あたしと視線を合わせる
その真壁さんも
ちょっとだけ赤くなってる。




(・・・・もしかして・・・)



真壁さんもあたしの
着替えを手伝うの
恥ずかしかったのかな?
それとも、さっきの“治るまでお預け”発言?



こんな風に少し照れてる
真壁さんとか
あまり見ることがないもの。


でも照れてる素振りは
見せないで
いつもの大胆不敵な
オレ様マカベ様で。



そんな真壁さんでも
あたしのことで
ドキドキしちゃうのかな?



そう考えると
なんだかあたしも
また照れてドキドキしてきて
何も言えなかった。


















*********** その1 おわり *********


その2はこちらから.
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