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死神の精度  09/17/2007  
死神の精度死神の精度
(2005/06/28)
伊坂 幸太郎

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『死神の精度』 伊坂幸太郎 2005年

主人公は死神の「私」。
調査を行って、「死」を実行するのに適しているか判断し、
報告するのが仕事。
調査は、1週間前に相手に接近して、2,3度話を聞き、
「可」もしくは「見送り」か判断するだけ。
判断基準は、死神故人の裁量に任されてて、
よほどの事がない限りは「可」。

作品は、主人公の死神が調査に赴く1件1件で
6つの短編に分かれている。
一番最後の短編で、それまでの物語が少しづつ
繋がったのが面白かった。
キーワードがここで繋がっている!という
パズルの楽しみ。

表題となった「死神の精度」。
死神は音楽が好き、という意外なツボの設定と共に
書かれているのだけど、一番最後に死神が未来に向けて
賭けをするのが小気味よかった。
生死がない死神が未来を望むというのも変な話だけど、
こういう楽しみを抱くところが妙に人間臭い(笑)
読んでいる自分でさえ、どうなるんだろう~と
その賭けの面白さにウキウキしてしまった。

あと、印象に残ったのは「死神と藤田」。
藤田という任侠のヤクザの調査に出向いて、
藤田と敵の抗争に巻き込まれた死神の話。
「死ぬことについてどう思う?」と聞いた死神に
「死ぬことよりも、負けることのほうが怖い」と答える藤田。
任侠…、弱気を助け、強気をくじく。
任侠=ヤクザなんて、映画の世界だけで、
実際は、任侠の心なんて、いまどき、
ヤクザの世界でも滅多に見られないものだろな。
任侠の男、藤田の生き様がカッコいい。
(いまどきの日本で任侠っていうと哀川翔くらい?)
哀川翔をイメージしながら、これを読むと非常にはまります(笑)
映画化するなら、是非哀川翔でお願いします!!
(映画化の話なんて出てないと思うけど)

この作品が、何度目かの直木賞候補作になったのだけど、
正直、直木賞にこの作品が?という疑問がある。
実力があり、独自の世界観で物語を紡ぐことの出来る
伊坂なのだけど、この作品で直木賞を目指すのは、
なんというか・・・、作品にまだ力が足りないな。
勿体無い、他の作品で直木賞にチャレンジしていたら
獲れると思うんだけどなぁ。




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