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しばらく前にサイトの
CLAP御礼としておいてあった
中岡さんのSSです。


雨の日の夜書いたから
雨のお話になっちゃった(笑)


拍手御礼なので
出来るだけ短くしようとしたのに
例のごとく長くなって
CLAPページだというのに
前編・後編を作っちゃった
あれです(笑)

拍手御礼CLAPは
意外と気軽に書いてます。
自分の中では
ちょろり、って書く感じかな。


ブログにおいていたほうが
自分で読みやすいので
こちらでUPしつつ
サイトでもUPします。


拍手御礼で出していた時より
字数多くてもいいので
少々文章を付け加えました。


とても静かなお話です。
雨の音を感じてもらえれば。


少々長いので分割しています。
携帯機種によって
1つの記事で読めない方は
こちらからどうぞ。
その1 その2



以下、創作になります。
創作であることをご理解のうえ
興味のある方のみ
どうぞお読み下さい。
















******** 雨の中 ********




小雨が降ってきた。

「あ・・・雨だね」


校舎を出ようとしたら
ぽつぽつと降ってきた雨が
あたしの鼻先に落ちてきた。


空を見上げたら
灰色に染まった空から
雨が落ちてくる。

その視界をさっと傘が覆う。




「ん?」


ぱっと傍を振り返ると
中岡さんが微笑みながら
あたしに傘を差してくれていた。


「濡れますよ、お嬢様」


そっと近づきながら
あたしが濡れないように
傘を差してくれる。

その優しい微笑とか
その自然な仕草に
どきっとしてしまう。


傘は1本。


(相合傘だ・・・・)

中岡さんがあたしに近づく。
いつもより距離が近い・・・。




傘に落ちてくる雨の雫。
その傘を握る
中岡さんの白い手袋。
雨の匂い。




「あ・・・ありがと」



思わずどきまぎしてしまう。

大き目の傘に差されると
その傘の中に
あたしと中岡さんしか
いない気がするから。


恋人同士になって
もう時間は経ってるのに。


いまだにこうやって
近い距離で横に並んで歩くとか
あんまりない。
慣れないから、少し緊張しちゃう。


中岡さんの定位置は
あたしの斜め後ろ。

それが今は横にいる。


傍にいるのが
なんだか気恥ずかしいけど
とても嬉しい。



顔が赤くなってくるのを
見られたくなくて。





「いこ。」



そう短く言って歩き出した。







中岡さんが横から
傘を差してくれる。
片手には傘、
もう片手にはあたしの鞄。


歩くうちに少しづつ
雨足が強くなってくる。




水溜りを避けながら
歩いていると
ふと気づく。



あたし、全然濡れてないや。



ふと横を見ると中岡さんは
ほとんど傘を被っておらず
あたしにだけ傘を差してる。


・ ・・これじゃあ車に行くまで
ずぶぬれになっちゃうかも。




「中岡さん、濡れてるよ」



傘を差している中岡さんの手を
中岡さん側に押した。



「私は大丈夫です」



中岡さんがいつもの
優しい笑顔で笑ってくれる。


きっと本気で
濡れてもいいって
思ってるんだはず。



「だめだよ」



思わず立ち止まって
傘を握った中岡さんの手を
ぐっと握って引っ張った。
ちょっと真剣な顔で
中岡さんの顔を下から見上げる。



「濡れたら風邪ひいちゃう」


風邪ひいたらやだよ。


思わず責めるように
言ってしまって。


中岡さんが目を丸くしてる。
あたしは自分がまた
赤くなるのがわかる。


慌てて目を逸らせた。




「だ、だって中岡さんはあたしの大事な執事さんだし、それに」


(あたしの大好きな人だから)


あたしが言葉に詰まったのを
中岡さんがびっくりしたように
見つめていたけど、
何かわかったのか
ふっと表情を緩めて
そっと微笑んでくれた。


「それに?」


くすくす笑いながら
中岡さんが尋ねてくる。


たまにしてくる意地悪。
きっとあたしが
言いたい言葉さえ
わかってるのに。



「もう。雨がひどくなる前に行こう」



そう思って歩き出そうとして
前に広がる水溜りを避けようとしたら


「待って。あっちの方が濡れないから」



呼び止められた。

え?


傘を差している手が
あたしの肩を軽く触る。
触れられたところが
なんだか温かくてくすぐったい。


あっちだよ。


そう指されて
肩を抱かれるように
並木の下へ行った。






木々に落ちてくる雨。
確かに普通に歩いてるより
木の下のほうが
そんなに濡れないや。




葉の間から落ちる雨が
静かな音を立てる。


「いつもの雨の音じゃない気がする」

「ん?」


雨降りの日に
教室からぼんやりと外を眺める。
雨に打たれた木々を
ざわめかせる風の音。
雨足の密やかな流れ。


いつもの音なはずなのに。


「中岡さんと一緒にいる時はなんだって特別に感じられるのかな?」


「え・・・・」


きっとそれは―――。
あたしが中岡さんのことが
大好きだから。


答えはわかってるけど
でもストレートに好きだっていえないから
思わず質問しちゃった。


そう思って歩いてたら。



不意に名前を呼ばれた。


(え・・・名前?)


いつも学校ではお嬢様としか
呼ばれないのに。
下の名前で呼ばれて
思わずびっくりして立ち止まったら。


中岡さんがじっと
あたしを見つめてる。



胸が高鳴る。


ただ名前を呼ばれただけで。
ただ見つめられるだけで。



不意に傘がぐっと下がった。

木の陰。


優しく手を引かれる。
中岡さんがすぐ近くにいる。




「ちょっとだけこっち向いて」


っ・・・!




思わず顔を上げたら
そこには中岡さんの顔があってーーー。



(あ・・・)




そっと中岡さんの唇が
あたしの唇に触れた。




確認するように触れた唇が
少し冷たい。
でも触れられた途端に
温度が上がっていくのがわかる。
中岡さんの唇が
あたしの唇を啄ばむ。


キスしてくれた瞬間に
中岡さんの香水の香りがした。



あまりの突然のキスで
びっくりして固まったあたしに
中岡さんがくすっと笑った。



そして傾けていた傘を元に戻した。



「ごめん、あんまりにも可愛いから、思わず」


「・・・・・中岡さんったら」



目をぱちぱちしながらも
今起こったことで
赤くなるのがわかる。

手で自分の口を押さえながら
とても幸せな気持ちが
あたしの中に生まれる。



「誰にも見られてないよ」



木の陰だし、傘で隠れちゃったからね。
中岡さんが少し照れたように言う。



あ・・・・そうだった。
思わずチラリと回りに
視線をやったけど
雨の中、こんな並木の下を
歩いているお嬢様と執事なんていない。


でも。
傘で隠れたって言っても・・・


いつもの中岡さんだったら
絶対にしないことをされちゃって
もしかして、今もう恋人モードに
戻っていいのかなって思って。


中岡さん。

「誰も見てないから、・・・・いい?」

思わず聞いてみたら。
肝心な彼は
ええっと、とか言いながら
あっちの方向を見てしまった。



「お嬢様、行きますよ?」



都合のいいときに執事に戻って
こうやって、お嬢様って呼ぶ。


思わず拗ねたくなったけど。
でもあっちの方向を見ている
中岡さんの横顔が
とてもカッコよくて。

思わず見蕩れてしまった。


こんなところでキスするなんて
中岡さんってやっぱり・・・・
大人っていうのかな・・・
なんていうんだろう。


やっぱり、好きだと想うの。
とっても好き。
たまに見せてくれる大胆なところや
年上らしくて、大人なところ。
すぐに照れてしまうところも好き。



いつもはあたしの
少し斜め後ろで
傘を差している中岡さんが
さあ行こう、って
ちょっとだけ先に立って
あたしに傘を差し出している。


その目には
あたししか入っていない。
まっすぐにあたしを見つめてる
その茶色の優しそうな瞳。
思わず見蕩れたら、
中岡さんの瞳がもっと優しい色になった。




さっきまでのキスは
なんでもなかったようにしちゃう
年上の恋人。


その姿がちょっとかっこいいから。


(許してあげる)


思わずそう心で呟いた。


中岡さんに寄り添いながら
その腕に自分の腕を絡ませた。


(いいよね?)

そう、見上げる。

こら、って目で叱りそうな
中岡さんだけど
言いかけた言葉を
そのまま言わずにいてくれた。


何もないふりをして
2人でまた並木の下を歩き出す。



「やっぱりすごい・・・中岡さんといると、なんでも素敵になる」

「・・・・***ちゃん」

「こうやって一緒に歩く道でさえ特別に思えちゃう」


中岡さんとだったら
なんでも特別なの。


そう言って笑ったあたしの髪の毛を
少しだけ中岡さんが撫でる。


「えーっと・・・そんな可愛いことはいわないでくれる?」


照れた中岡さんの言葉。



顔が緩むのがわかるよ。


自分はこうやって道端で
キスなんかしちゃう大胆さなのに
こんな言葉だけで
照れてしまう中岡さん。


さりげないふりをしてるつもりでも
耳たぶが少し赤くなってる。


きっと勤務時間に
恋人に戻ってしまったのを
照れてるんだろうな。



あたしより年上なのに
キスしちゃったり
腕を組んでいることだけで
こうやってどきどきしちゃってる。


甘い言葉を囁いて
大胆にキスしちゃったりしながらも
恥ずかしそうなところが可愛い人。



突然のキスも嬉しかったけど
いつものなんでもない下校の道で
こんな恋人の時間が来たのが嬉しくて。

誰もみてないのならいいいかな。


中岡さんの傍にもっと
寄り添った。



肩が触れるような距離。
恋人同士が相合傘をするような
そんな感じになるように。


背の高い中岡さんに
ちょっとだけ後ろから
包まれてるみたい。
中岡さんの体温が
上がってきてるのがわかる。


傍にいて・・・
この人はとても温かい。



2人で歩く雨の中。



中岡さんは何も言わない。
あたしも何も言わない。

ただ傍にいる幸せを
お互いに感じてるのがわかる。



傘に落ちる雨音が
あたしと中岡さんの世界を彩る。


2人の靴が雨で濡れた道を歩く。
水が靴で跳ねる音。


あたしと中岡さんが歩くスピードは一緒。


ゆっくり歩きながらも
加速する2人の気持ち。


大好きな人が
傘を差してくれる。
肩越しに触れる温度。



あたしが濡れないように
中岡さんの片側は
もう濡れちゃってる。




歩きながら
中岡さんを見たら
いつもの優しい笑顔で笑ってくれた。



すぐ傍にある笑顔。



あたしを見つめる視線は
執事のそれとは違って
恋人の時の優しい色。



言葉はいらない。



目が合った瞬間
2人で微笑みあう。


ずるいよ。
まだ学校なのに。




もう中岡さんが
恋人モードに戻ってる。


雨だから?

2人しかいないように想えるね。







水溜りにも雨が落ちてくる。
雫が水面に輪を作る。
靴先にも雨の雫が落ちる。


雨の中、一緒に歩く相手は
大好きな人。
それがとてもたまらなく
幸せに感じられる。



季節外れの雨で
空気が冷え込んでくるのがわかる。
でも寄り添って歩けば
近くに温かい気配が感じられる。



ちょっと肌寒いから
ぎゅっと抱きつきたいけど。
でもそれは、2人の部屋に帰ってから。


今日の夜は冷え込みそう。
肌寒くても・・・きっと中岡さんが
傍にいてくれたら寒くないはず。


帰ったら中岡さんに
温かいティ・オレか
ココアを入れてもらおう。


窓越しに雨を眺めながら
中岡さんとおしゃべりするの。
大好きな音楽をかけて
2人だけの時間を過ごしたい。
こんな雨の日は。


窓から外の雨を覗いてるあたしを
傍に寄り添う中岡さんが
何も言わずに後ろから
抱きしめてくれるだろう。


まだ降ってるね


そう耳元で優しく囁きながら
腕の中に包んでくれるはず。


あたしもきっと
中岡さんの腕の中で
うっとりしながら
一緒に窓から雨を眺めると想う。


こうやってなんでもない時間を
何も話さないで
ただ寄り添っていられる幸せを
かみ締めながら。


この人と一緒にいると
とても幸せなの。


お嬢様と執事だからこそ
ずっと一緒にいられる。
こうやって巡りあえたことに
あたしはいつも感謝してる。


いつも傍にいて
それでもまだ
知らないことが沢山ある。


学校であんな風にキスしちゃうとか
中岡さんも、あんな大胆なところあったんだね。
初めて知ったよ。


1つ1つ知っていくことで
もっと中岡さんを好きになる。


思わず微笑んでしまう。


恋人同士になって
時間は経っているのに
また“初めて”がある。
それがすごく嬉しい。




さっきのキス
秘密で、とても素敵だった。


だからもっともっと
中岡さんとキスしたいな。



なんだか今日はそれを許してくれそう。







気がつくと、もう
迎えの車のところまで来ていた。
さっきまで一緒に歩いていた
雨の中がとても・・・幸せだったから。



甘えたくて。

甘えてもいいよね、中岡さん?




「さあ、お嬢様お乗りください」



そう言って車のドアを
開けて、あたしの鞄を
座席に置いた。



その傘を握った手を
ぎゅっと自分に引き寄せた。


中岡さんがちょっと驚くのがわかる。




でも。



「もう一度キスして」

さっきみたいに。




ちょっと驚いてる中岡さんの目を見つめて
そうおねだりしたら。




ふっと中岡さんが笑った。




そして、傘がゆっくりと傾けられる。




運転手さんに見られないように。
車のドアがゆっくりと閉められた。
ひっそりと閉まるそのドアの音。



車と傾けられた傘の空間。


次に来ることが何かわかる。




胸がどきどきしてくる。
でも苦しくない。
すごく・・・幸せで満たされてる。



少し上を向いて
目を閉じた。






「ここで?」

「・・・・だって・・・・」

中岡さんの執事服の裾を
そっと引っ張る。

苦笑と一緒に
中岡さんが優しくキスしてくれた。



触れられたところが
段々と熱くなってくる。


大きい傘に二人が隠れる。


キスしてくれた瞬間に
近くを歩いている人の気配が全て消えた。


聴こえるのはただ雨音と
あたしと中岡さんの心臓の音だけ。





目を瞑ると、ただ感じられる。


唇から流れ込んでくる温かさ
柔らかい感触
少しだけ湿った空気。





離れそうで離れない。
何度も何度も
優しく繰り返されるキス。


身体も熱くなっていく。
微熱をもってるかのように。



雨が降り注ぐように
中岡さんのキスが
心を満たしてくれる。


キスの合間にその唇から
あたしの名前が零れ落ちる。



傘を差していないもう片手が
そっとあたしの片手を包み込む。
手袋が雨で湿っているのさえ
愛しいと思った。



雨の中、誰にも見られないように
大きな傘で覆われた世界。
ただ中岡さんとあたししかいないの。



傘があたし達2人を隠してくれる。



そっと唇が離れた瞬間
中岡さんがすごく愛しそうに
あたしを見つめた。



ずるいよ、こんな時に。



握られた手を
ぎゅっと握り返した。



中岡さんがたまに
そっと見せてくれる
気持ちが愛しくて。





「まだ外なのに」




そんな風に言う彼と
もっとキスしたくて。
背伸びした。


まだキスやめちゃイヤ。

もっとして。



学校の前なのに。
知ってる人がいるはずなのに。
見られたら、きっとだめなのに。


傘の外には人がいるのに。


背伸びして
中岡さんにキスする。
彼が微笑むのがわかる。



「中岡さん・・・」



そう呟いたら。
名前さえ愛しすぎて。
切なくなった。




もっとキスして。




握られていた手が
優しく解かれて。
その手袋をした指が
あたしの頬に触れた。




「------こら。まだ勤務中だよ」


中岡さんの声が掠れてる。



「だって・・・・」




こんな雨の日だもの。



雨の気配が濃くなる。
傘に落ちてくる雨の滴が
あたしの言葉を消してしまった。


こんな傘の中だけの世界だけど。
雨の世界に閉じ込められたい。



切なくなった。



あたしの頬を
その指が撫でてくれる。
あたしは目を細める。


顔にかかった髪の毛を
耳にかけてくれる
その仕草が優しくて
また中岡さんを見つめてしまう。



執事服の袖が
雨で濡れてるね。



あたしが濡れないように
庇ってくれてた。
優しさに胸が切なくなる。

それが仕事だと彼は言っても
きっとそれ以上の想いで
この人はあたしを守ってくれてる。



濡れたね、って言葉に出さず
その袖をひっぱったら
中岡さんが少し笑った。




(ありがと、中岡さん)



ちょっとだけ申し訳なくて。
顔が曇ったあたしを
中岡さんが優しく見つめる。


あたしの唇を
中岡さんの指がなぞる。





(続きは帰ってから)






優しく囁く声が聴こえた。


(いっぱいキスしよう)



無言で頷いた。



中岡さんを見つめると
世界が回るのが止める。




雨音だけが静かに
あたしたちを包んでくれる。
柔らかくて優しい。





雨の中で交わしたキス。




いつも傍にいてくれる
この優しい恋人。

今日のこの雨の日を
ずっと覚えておきたい。
忘れたくない
こんな幸せな雨の日の想い出。



―――ずっと昔は
雨の日が嫌いだった。


この人に出会うまで。



でもこの人が
傍にいてくれるようになった日から
雨は嫌いじゃなくなった。


激しい雨と雷に怯えて
抱きついたあたしを
中岡さんが優しく抱きしめた日から
あたし達の恋が始まった。


中岡さんの腕の中にいれば
何も怖くない。



(大好きだよ、中岡さん)



目を瞑る。


それが合図のように。
そっと身をかがめた中岡さんが
あたしに近づくのがわかる。


片手で傘を差して
もう片手が
頬と耳を包み込むように
あたしを上に向かせる。

少し湿ってる手袋ごしでも
中岡さんの温かさが伝わってくる。




この瞼にも。
頬にも。
額にも。
唇にも。



唇からこぼれる吐息。



中岡さんがまた優しく
あたしに
キスの雨を降らしてくれた。








******* Fin **********

























◆ あとがき◆



雨の日が好きです。

あの雰囲気が好き。
雨が降る前の空気も。
雨が降って
外の光が少なくなることも。

晴れの日も勿論好きですが
雨の日の落ち着いた雰囲気に
よく癒されます。
日本で降る雨は
しとしとと優しい雨が多いかな。

晴れの日に見せてくれる顔が
表の顔なら
雨の日に見える顔は
きっといつもは見れない
裏側の部分に近いところ。


だからかな。
なんでもないことでさえ
特別な気がします。


雨が好きなので
たまに雨を題材にしたお話を
書くのですが、こんなに「雨」を
全面に出したお話を書いたのは
久しぶりです。

このお話はちょっとだけ
他のお話とリンクしています。



学校帰りの道、
大好きな人と相合傘したり
雨の中を片寄せあって
歩いた想い出。
傘の中で交わした
たわいもない会話。

道に跳ねる水しぶき。
傘を叩く雨音。
しっとりとした空気。


そういうもの全てが
愛しいです。


きっと傘の中では
2人だけの世界。
交わす会話も視線も
ただ2人だけのもの。

雨が降りしきる中
傘に隠れてキスする2人を
想像してもらいたくて
それで書きました。


なんでもない平凡なお話ですが
雨の空気を感じてもらえたら
嬉しいです。



7.December.2009 つぐみ
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