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創作SS『甘く噛んで』の
分割になります。

こちらは、その3です。

その1 その2

1つの記事で読みたい方は
こちらからどうぞ

夜の情景があります。
きわどい表現があるかと思います。
ご注意の上
ご理解とご了承いただけた方のみ
どうぞお読みください。






















********その3*******





俺は彼女の首筋に
きつくキスをする。


「あ・・・・」


その首筋や肩にかけてのラインに
舌を這わすように
何度も強く口付ける。


「や・・・やだ・・・真壁さ・・ん・・・っ・・・」


思わず我慢できずに
漏れただろう
吐息とともに掠れた声。

力がだんだん抜けていき
ベッドに沈み込む彼女の身体。


そんな「やだ」は
今の俺には通用しない。
むしろ逆効果だよ、***。


「やだ、は無しだ」


さっき、もっとして、と
おねだりしただろう?




こんな風に言ったら
彼女が余計に時めくのは
もう既にお見通し。
意地悪するのも
彼女への愛撫。


案の定、彼女の身体が
今まで以上に熱を帯びてくる。


そして耐えれないというように
悶える様子が手に取るようにわかる。
その様子に俺は
また火をつけられる。


「っ・・・!だ・・・だって・・・あ・・・」


話している余裕なんて全然ない。

気がついたら
彼女の両手首を掴んで
彼女をしっかりと捕まえていた。


彼女の首筋に
歯を立てるかのように
優しく噛む。


「っ・・・!!」


噛んだ途端に
彼女の甘い抵抗がなくなる。


息を詰まらせるような声や
もう喋らなくなって
ただ耐えているように
我慢しているかのように
吐き出される息の音。


感じている彼女に満足して
俺は優しく、でも
口に含んだ彼女の肌に
舌をざらりと這わせながら
何度も優しく噛んだ。


(こんな風にお前を奪いたいんだ)


食べてしまいたいほど
愛してる。
いいや、食べたいと思わせるほど
美味しそうで、貪りたい。

ただそれだけ。


気がついたら。

彼女の首筋や肩や
その腕、胸元を
甘噛みした。
優しく痛くない程度に
彼女が感じるぐらいの強さで。


優しく噛むたびに
彼女が息を上げる。
その声が甘くて
可愛くて愛しい。


何度も噛むと
肌が赤くなり始める。



身体を奪うことで
彼女の身体の見えない奥に
俺を刻印できないのなら
今見えるところに
押してしまおうか。


熱に浮かされる。



何度も噛むうちに
そこが赤くなってくる。
キスマークよりも
もっと紅い。



そうなるごとに
彼女の息が荒くなっていく。



まだ、「やだ」、と
言ってるのかもしれない。
けれど、もうそれさえ
言葉になっていない。



柔らかそうなからだが
白いシーツの上で
俺の愛撫に身を捩って
頬を上気させ
ただ声にならない声と
熱い息を吐く。


彼女の甘い匂いが濃くなる。


俺の理性がさらに
彼女によって
剥ぎ取られていくのを感じる。




―――いつも耳を攻めると
力が入らなくなって
最後は俺に抱きついてしまう。

きっとこの甘噛みは
彼女にとって強烈な刺激。


夢中になって遠慮なしに
彼女の首筋や胸元、肩や
腕や指を俺の唇が蹂躙し
思う存分しゃぶり甘噛みしてーーー。










ふと気づくと
さらに俺の片手は
彼女のネグレジェの肩紐に
手をかけていた。


「あ・・・真壁さん」


びくっとしたように
彼女が目を開けた。
その目が潤んでいる。



「・・・怖いか?」


自分が思っていたよりも
優しくて甘い声で訊いていた。


「・・・ううん、怖くない」

真壁さんだもの。

ちょっと躊躇った後に
告げられる嬉しい言葉。



「本当に?」


「うん・・・」


震える瞼。
きっと彼女の気持ちは
半分半分。


これ以上進みたい気持ちと
今この強烈な刺激に
戸惑う気持ち。



「嘘つけ」


少しだけ震える肩を
見過ごす俺だと思っているのか?

戸惑う彼女の様子に
衝動の波が引く。

我を忘れてしまってた。




「俺に嘘はつけないよ」


思わず自分で仕掛けておきながら
彼女がここまで反応して
そしてそれ以上も
踏み入れようとしていた。


でも、その戸惑いさえも
俺が好きなゆえに
応えようとする
いじらしい彼女の言葉に
また胸を震わせながら。



組み敷いていた彼女を
上から見つめる。



俺の身体のしたには
潤んだ目をして
俺を見詰め返す少女がいる。
愛しくてしょうがない
俺だけの女。
いや、まだ女になりかけの少女。



寝ている時よりも
もっとはだけた胸元や
その首筋や肩には
無数の赤い跡がある。



それをつけたのは自分。


痛かったか?


思わずその跡をなぞったら
首を振った。


「大丈夫・・・まだ大丈夫だから続けて?」

あたしだって
真壁さんのこと好きだから・・・
真壁さんに奪われたいの。


少し泣きそうな顔で
俺を見詰め返す。


(本当にこいつは・・・)

――――これ以上進めといってる。


無理することはないのに。



口で言ってることと
身体が違うのは
気づいていても。
俺が好きだという
その気持ちゆえに
頑張る姿が可愛すぎて。


気持ちが加速する。


(しょうがないな)


そして何も返事をせずに
ただ彼女のネグリジェの肩紐を
口でくわえた。




「っ・・・!!」


そのまま肩紐を肩から外して
さっきよりも
もっと露になった彼女の胸元に
きつくキスをした。



「・・・っ!!!真壁さん・・・」


(さっきは俺に奪われてもいいといったくせに)


肩紐を外して
もっと露になろうとしたら
それを慌てる彼女がいる。


(今日はここを噛むだけにしよう)


その慌て方が可愛くて
くすっと笑った



肩紐と胸の切り替えのところに
何度も口付けをした。
噛みながら愛撫すると
彼女が声を漏らす。

それを見て
俺は口で彼女の肩紐を直した。


「今日はここまでだ」


「真壁さん・・・」


彼女が乱れて
荒くなった息を整える。


頬が熱を出した時のように
赤くなっている。
潤んだ目で見返してくる。

いつもとは違う色。


さっきから
彼女の唇から零れるのは
俺の名前だけ。

それも切なそうに掠れた声で。



(誘ってなくても誘ってるのと同じだよ)



恥ずかしがって
抵抗してるのさえ
可愛いから
ここでやめるつもりだったけど
もう今夜は許してやらない。


あまりにも無防備だと
襲いたくなるんだと
教えてしまいたい。


攻めて攻めて
俺に夢中にさせる。


これ以上脱がさないところでだったら
何をしてもいいだろう?


それぐらいしてもいいはずだ。
こんなに我慢している俺を
知らずとはいえ
誘惑してるのだから。




彼女の耳元に唇を寄せる
身をすくめるのがわかる。
きっとまた耳にも
キスされるとわかってるから。


(まだだ。まだ、足りない)

まだもっと
彼女を喘がせたい。
俺しかできない方法で。


俺だけが知ってる。
彼女がどうやったら
歓ぶのか。
何をしたら
彼女がもっと乱れていくか。



キスよりも先に。
まずは言葉で彼女を
攻めてから。


甘くゆっくりと囁いた。


「―――今の、気持ちよかったか?」


「っ・・・!」


またすぐに赤くなって
彼女が固くなる。
その反応がわかりやす過ぎて。


「ほんとにお前、可愛いよ」


形のいい耳朶を
またさっきみたいに
甘く噛んだ。

可愛い。
可愛くて仕方がない。
可愛いよお前。


何度も同じ言葉を
耳元で囁く。


呪文のように。
彼女の脳に焼き付けるかのように
刺激を与えながら繰り返す。


「んんっ!!」


「俺に甘噛みされて、どうだった?」



首筋から耳元、耳朶に
唇を這わしながら訊いてみる。
気持ちよさで
彼女が震えるのがわかる。



「ど、ど・・・うだったかって・・・」

うわずった声。
もっと聴きたい。


耳に息を吹きかけ
耳の後ろに舌を這わせて
優しく噛む。



「あ・・・真壁さ・・・んっ!!」


彼女の手が
軽く俺の胸を叩いて押しとめる。
それも無視して
愛撫の合間に囁く。


「もっと噛んで、って俺は聴こえたがな」


言葉で攻めて
キスでも攻める。


「っ・・・!!」


優しく噛むと
その度に彼女の身体がはねる。


「そう想っただろう?」


答えはいらない。
既にわかってるから。
ただ軽く口に含んで
舌を這わせて味わいながら
その肌を甘く噛む。


甘く噛まれて
舌を這わされて
その肌全部が
俺の匂いに染まるなんて
今夜が初めて。


「真壁さん・・・・や・・ヤダ・・・・なんか・・・」


思わず彼女が漏らした声が
あまりにも甘い。


「何?どうした?」


それをもっと聴きたい。


「んんっ・・・ダメ・・・」


熱に浮かされたように。
自分が与えてる快楽で
彼女が乱れるさまを見て
興奮した。


「何が・・・ダメなんだ?」


抱きしめながら
俺は彼女の首筋や
鎖骨のあたりを味わう。


ヴァンパイアのように。


甘く噛んだり
少しきつく噛んだり。
細かく噛んでみたり。
噛んだまま舐めてみたり。


「意地悪・・・っ・・・」


跡をつけたくなる。
何度も甘く噛みたくなる。


「意地悪じゃないよ」

全てお前のせいだ。


「ただキスしてるだけだ」


「あ・・・真壁さん・・・」



彼女が気持ちよさで
漏らす声だけが
部屋に響く。

それが淫ら官能的で
脱いでいないのに
それ以上に乱れてる。


そうなっている彼女が
そうさせている自分がいる。


「大丈夫・・・脱がせはしないから・・・」


「・・・真壁さんっ・・・!」





2人でしか味わえない快楽に
溺れていく夜。


甘く噛んでいく場所が
もっと広がるように。
きっと俺はこれから少しづつ
彼女を覆うものを脱がしていく。


いくつもの夜と時間をかけて。


薄いレースのネグレジェの肩紐から。
最後はきっと彼女の心そのもの。


デコレートされた彼女の
そのリボンを全て解くのは
まだ先でいい。


彼女がだんだんと
俺からの愛撫だけに慣れて
そうされることを
心も身体も望むようになったら
きっとそのリボンは
ひとりでに解けるはず。


彼女のその身体ごと
全てを貪るのは
きっとまだ先のお楽しみ。


今はただ。

少しづつ
俺に慣らしていけばいい。

彼女をいつか全て奪う日まで
じれったく想いながらも
耐え難い衝動に駆られながらも
優しく包んで
何度も口づけしよう。


唇だけじゃなくて。


その柔肌と彼女の心が
俺の甘噛みで
赤い刻印に染まるまで。



彼女のあげる吐息が
もっと聴きたくて。

抱き合っている身体が熱い。


熱に浮かされるように
俺はまた彼女の首筋を
甘噛みした。






********** 甘く噛んで **********















■ あとがき■



・・・・すいません。
こんなのを
書いてしまいました。
反省してます・・・。

想いっきり
自分仕様!
そして想いっきり
フェティシズム!!〔??〕


始まりは「明け方まで」を
書いたあとのリアタイ。
中岡さんがキスマークなら
真壁は甘噛みでしょう?と
思わず妄想の世界へ
旅立ったことから
このお話が生まれました。


知らない間に
あたしの間で
この妄想が膨らんで・・・
「甘噛み」をテーマに
甘い真壁を書こうと思ったら
書きあがったのを読み返すと
どSで煽情的な男になってました・・・。


キャラ崩壊しないように
頑張っているのに・・・。
思わず自分が思う
「こうあって欲しい(!)真壁」で
こうなってしまいました・・・。


キスだけです。
ただ見えてるところを
甘噛みしてるだけです。
なのに、こんな・・・なんか(汗)

すいません。
見逃してください。

19.October。2009 つぐみ

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