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(*゜エ゜)!真壁www

いつも仲良くしていただいてる
奈奈子さんから、真壁のお話を
いただきました(笑)

それも3週間前に
紹介した頂き物、
執事オタクな
真壁の話の続きwww


いやはや
これをUPしてから
研修に行こうと思いつつ
行く前に時間がなくて
更新できないままでした・・・。


前回の真壁は
専属になって、その執事街道を
駆け抜けたいーという
野望に燃えていた話で
終わったのですが
このお話は
その次のお話www

前回のお話はこちらからどうぞ(笑)


このお話自体は、だいぶ前に
戴いていて、
自分の感想とかは
奈奈子さんに既に
お届けしてるけど
とりあえずネタバレに
ならない程度に
最初に、軽く感想をwww


今回も執事オタク過ぎて
真壁がかわいいです、
まさにラブリーwwww


晶さんに対する真壁の観察や
相手にはされてないだろう(!)
中岡さんに対して
ライバル心めらめらの
真壁が超ラブリーですwwww


執事たるこだわりも強くて
そこら辺も読んでて、思わず
「ぷぷっwwww」ってなってしまうwww


意外と硬い文章のように思えて
一生懸命やってるが故の
苦笑が出るようなこだわりが
可愛くて仕方がないですwww

ああ、本当に真壁って
執事オタクだよな~って思うよ(笑)

( ゚Å゚)< そんな君が大好きだ!!!(爆)

実際に晶さんからも真壁は
執事オタクって言われたしね♪
(中岡さんもそれに近いことを言ってたww)


ともあれ。


あたしの叫びはいいとしてwww


ぜひぜひ、この真壁の
執事街道を見守ってやってください♪
ちなみにシリーズ名が決まりました(爆)

何をしてるのやらwww


T△T).。oO奈奈子さん、ありがとう~~!!!!



以下、創作になります。
Authorは奈奈子様です。

創作であることをご了承の上、
ご理解いただけた方のみ
どうぞお読みください。




俺の1日目



ご主人様の奥様になる方と
その妹君がいらっしゃるという
当日の俺は、山科様の担当であった。

山科様はご主人様の
ご親戚の方で、今は
この九条院家に居候されている。


大学に席を置いているとのことだが、
現在は休学中らしい。


休学中である理由を
俺は知らないが、それは
俺が彼に仕える事に
差し障りない事柄なので、
知らなくても良い事だと思っている。


山科様について
俺が把握する限りで
詳しく語ると、
彼の身長は日本人男性の
平均からやや劣るかもしれない。

が、上品で高級な衣類に身を包み、
清らかな弦の音を
感じさせるような、
その洗練された優雅な身のこなし。


俺から見ると
他意はないようなので、
これは彼の癖だと思うのだが、
山科様は常に流し目で
相手を見てしまうようだ。

その一見威圧的とも
思われかねない、しかし、
年に似合わぬ
艶やかな視線により、
大多数の人間は
些細な事はどうでも良くなるらしい。

男女年齢を問わず、
目を奪われているお客人をよく見かける。


山科様はヴァイオリンがお上手で、
俺は月が妖しく輝く夜に
何度かその音を耳にしたことがある。

強弱をはっきり付けながらも、
繊細かつ多種多様な
音色のさざ波は、
絶え間なく湧き出る
泉のようでもあり、
ご本人の本質そのものを
体現しているといえよう。


油絵もなさるそうだが、
油絵に使う道具の補充を
頼まれた事が無いから、
今はしていないと俺は見ている。


古手川の話によると、
遊戯室に訪れる事も
時としてあるようだ。

が、俺は遊戯室で
山科様とはまだ出会した事はない。


本質と言えば…
山科様の身内への発言は、
常に容赦なく率直なので
『毒舌家』と
揶揄されることが頻繁にある。

しかし、毒舌とは

〔辛辣な〕
〔-皮肉〕
(悪口)

という事などを指すので、
山科様の話題で
その手の言葉を小耳に挟む度に、




それは間違った日本語です




と、素でツッコミたくなる俺がいる。


だが、訊かれてもいない事を
告げる事は俺の執事道に反する。


故に、喉元まで出かかった
その言葉をわからぬように
そっと飲み込むという事をしている。



そんな彼に、
今日1日就く事になったのだが、
こんな大事な日に
彼はあずまやで
お茶の時間を取りたいと俺に告げた。

無論、俺は
顔色も表情も何一つ変えずに



かしこまりました。御用意致しますので、少々お時間を下さいませ。




と、軽く頭を垂れて応えたが、
内心穏やかじゃいられなかった。


今日の俺は山科様就き。
対して、今日のアイツはフリー。


フリー故に、妹君との
接触はしたい放題といえよう。




第一印象が良好なアイツに、運までついて回ってくるとは…!



この件に関してのみだが、
アイツは俺の敵だという事を
この瞬間に再認識した。






そんな訳で、唯でさえ
俺が不利なところに。


これから妹君がやってくるというのに。


山科様は邸内から邸外へと
場所を移してお茶をしたいとおっしゃられる。



どれだけ今日の俺はツイていないのか…



俺の中に押し寄せてくる、
何にどうぶつけたら良いのか
わからない感情の波に、
ひっそりとただため息をついた。


俺が何をどう思っていて、
こうして行きたいという話を
山科様にしてはいないし、
するつもりもない。


何も知らない彼だから、
悪意も無ければ他意もないのだと、
十分に理解はしている。


だが、
これ以上の不利はないだろうと
思える状況に追いやられ、
心の奥で現状について
ひっそりと、思いっきり毒づく俺を
誰も責められないだろう。



こんな事を無表情で思う俺に、



僕は庭園を眺めながら、お茶の用意が出来る頃合いを見計らって、あずまやへ行くから。



と告げ、右手を軽く上げながら、
いずれ大輪の花へと
変化しそうだが、現在は
八分咲きに綻んだ
百合のように華やかな気配と、
彼に相応しい香りとを残して、
山科様はその場から立ち去った。




そして俺は茶葉の選出の為、
選り取りみどりに揃っている
茶葉の目の前で考えこんでいる。



考えこんでいるといっても、
今日おいでになる奥様の妹君の事ではない。


一先ずその事は
脇に置いておいて、
俺は茶葉の選出に集中している。



この時間帯。


草花の香りが漂う、
あずまやでのお茶。


温かな日差しが
静かに降り注ぐ庭園。


そこに吹いてくる風は
凪いではいるが、無風ではない。



いつもの茶葉(もの)では、
庭園の香りと
ケンカをしてしまうかもしれないな…


そんな事を思い、
ミルクティ用に香りの弱いドアーズを。

ストレートとミルクティの
両方に対応できるように
ロー・グロウン・ティの茶葉を一種。


後は、ストレート専用の茶葉だが…


ストレートはどうしても
香りが出てしまいがちになる。

何故ならば、ストレートにおいては
水色が明るい事も重要だが、
ストレートというのは、
茶葉の中でも特に
香りを楽しむ事を重視した
紅茶の飲み方だからだ。



…そうなんだ。


そもそも、
強い香りを楽しむ為の
ストレートだから、
控え目な香りの
ストレートを楽しむというのは、おかしな話。


山科様も紅茶について
把握されているであろうから、
あの場所でストレートを
楽しみたいという話にはならないと思うのだが…



そんな事を思った。



だが、
俺が追求する執事というものは、
いかなる要望にも
即座に対応できるという完璧な執事。




『ならないと思うのだが』



という固定概念に捕らわれては、
不足の事態に対応出来ない。
そんな頼りない執事など、
俺の執事道にはあり得ない。


ニルギリとダージリンで
微妙に迷ったが、ダージリンの
オータムフラッシュならば…と思い、
手に取った。


気付いたら、どれもが
ミルクティでイケる茶葉になっていたが、
お茶をする場所が
新緑の香りが強い中、
花もある程度
咲きほころんできているあずまやなだけに、


これはもう、
ストレート『でも』飲む事が
可能なレベルという事で…



という妥協的な発想に至った時、
俺は自らの最大の過ちに気が付いた。




『ならないと思うのだが』


これだ!


俺という男はどこまで浅はかな奴なのか!




香りがどうのこうのと
気を回す事も大切だ。

しかし、俺の目指す執事道とは
いかなる要望にも
即対応という究極の道だ。


今回の事柄においては、
浅はかな思案を
幾多あまたと巡らせるより、





いつもの茶葉は全部持ってこい!+αが基本だろう!




と、いう事なのだ。


目から鱗が落ちるとはこの事だ。



俺は自らを呪うように
心の中で罵りながら、
独自ブレンドである
俺印のいつもの茶葉と、
ダージリンのセカンドフラッシュの
茶葉も手に取り、
お茶うけのプチフールなどと
必要な食器具、
必要な茶器類などを
ワゴンに載せ、あずまやへと向かった。


向かった先に山科様の姿はなかった。


茶葉の選出に
結構時間を割いてしまった俺は、
自分が先にあずまやへ
着いてしまった事に
違和感を感じて仕方なかった。


しかし、そう感じてから
やや時が過ぎた後に、
彼が見たことのない少女を連れて
この場所にやってきた時、
俺は彼が遅れて来た理由を朧気に覚った。


山科様と御一緒に
いらっしゃったこの方こそ、
奥様になる方の妹君であり、
理想とする執事道を
引寄せる事を
可能にするであろう、
俺の未来の主なのだ。



俺はあずまやで
お茶を所望された山科様を
心の中で大絶讚して、
深く感謝し、
現状に毒づいた事を猛省したが、
アイツには、残念だったな!と
毒づく事を忘れなかった。



彼女と最初に交わした会話は



「お嬢様、お嫌いなものはございますか」


「あ……いえ!ないです」


「かしこまりました」




であった。


表面上、
顔に出すような事はしなかったが、
上流階級の香りが
全くしないその雰囲気、
初々しいその言葉遣い、
マナーがわからずに
山科様に指導された時の
戸惑う表情にその反応。


プチフールについて説明をした時の、
聞いてるのか聞いてないのか
わからない様子、
それらを召し上がられた時の
驚いた表情、
姿形から細部に至る
それらの全てが、
俺の理想を遥かに凌駕していた。



鈍く光る銀のスプーン50本を
磨くくらいでは足りないくらいに
心が大きく震えた。




想像上の主が
目の前に具現化した様は、
際限のない興奮を
俺に与えると共に、
多大な恐怖心をも俺に与えた。


俺は彼女を俺の主にしたいが為に、
あの場において
細心の注意を払い、
会心の所作をしたと
胸を張って言えるが、
それは些か俺の執事道を
超えた行為であったかもしれない。


そんな自分を
浅ましいと思わなくもないが、
描く未来を手繰り寄せようと
祈るように願うのなら、
何かをすることで
可能性が高くなるのなら、
目の前にそれがあって
手を伸ばせば
それを掴めるというのなら、
俺は喜んで浅ましくなろうというものだ。


執事道を極める為に
その道をほんの少し
はみ出すくらい、些細な事なのだ。


彼女は俺にとって、
他に代わるものがない、
無二の主となるべき存在なのだから。



俺にとって
運命と言えるこの出会いは、
俺がこの職に就いてから
まるで見たことのない、
お嬢様らしからぬ反応により、
自分という存在を
彼女に深く印象付ける事が
出来たのかわからないまま、
幕を閉じたのであった。






そして、その夜のミーティングで
いつもと変わらないアイツの口調、表情を見る。



俺の未来の主と同じように、
俺にはアイツが何を思っているのかがわからなかった。



だが、ミーティングの後、
俺からは何もわからないアイツには、
俺の微妙な何かがわかるらしく、
何故か気遣われるような発言を受けた。


当然俺はスルーしたが、
そんなアイツに苛々としながら、



だからおまえは胃薬を多用する事になるんだ!
そんな言葉より、俺の聞きたい言葉を言え!



と、内心叫んでしまったが、
こう思ってしまう日が、
どのくらい先まで
続くのかわからないというところも、
俺の心をざわつかる一因であったと思う。



そうして、翌日、
お嬢様が外出から
お帰りになられた後、
俺が前々から睨んだ通りに
専任執事の選定をする話になったようだ。


途中、山科様曰く

『なに?この下手くそなシェークスピア演劇みたいな人』


の乱入もあったが、
俺は無事に危険視していた
アイツを押さえて、
未来を手繰り寄せる事に成功をする。



昨日の彼女の反応が
読めない反応だったため、
何故彼女が俺を選んだのか
皆目見当もつかないが、
彼女に選ばれた事は
存外の喜びを俺にもたらしたし、
これでもうアイツから
妙な気遣いを受けずに済むと、
安堵した事を覚えている。




…この俺が
お嬢様の専任執事に
就かせて頂くことになったまでの
経緯については以上だ。



そして、このようにして
なりたい自分に近付くべく、
未来を招き寄せたはずだったのだが、
俺の唯一無二の主である
お嬢様のイレギュラーっぷりは、
俺の望むような形で
発揮されるだけではなかったので、
現在の俺は
完全に俺の想定外の立ち位置にいる。


何故こうなったのかという
原因について客観的に考えると、
偏に俺の読みが
全てに対して甘かったという事、
それだけに尽きる。


当たり前の事なのだが、
人間は機械のようにはいかないという事だ。



俺の場合は
その『想定外』を受け入れた為、
当初想い描いていた
執事道からやや斜めに外れた、
イレギュラーな執事道に現在入っている。


誰もが通る道ではないから、
以前の俺が描いていた
至高の道とはまた違った、
やり甲斐がある道だと言えよう。


ただ、やり甲斐はあるが
想定外の道を歩んでいるが故に、
未来が見えにくいのが
難点だと言えるかもしれない。


今の俺に唯一見えている未来が、
一生苦労から逃れられない
という事だけなのだから、
これが良い道なのか悪い道なのかは、
今の俺にはわからない。


俺の命が消える間際になったら
わかるのだろうか…と、
最近、そんな事を考えるようにもなったが、
どう考えても
悪い道であったとは
思えないような気がするから、
余り意味のない考え事かもしれない。


意味のない考え事なんて、
物心がついてから
主を得るまでした事が
なかったのだが、
こんな事を考えるくらい
俺が変わったのだろう。



どうやら、理想というやつは、
目の前に横たわる現実により、
常に変遷してゆくものであるらしい。




あんなに固かった俺の執事道もまた然りである。







END


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