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いつもブログに
遊びに来てくださってる
sana様からの戴き夢小説です。

舞台は幕末LOVERSの新撰組。

初めて書かれた
お話だということですが
とてもすっきりして
まとまりがあって
あたしはすごく好きです。

幕末LOVERSの夢とか
読んだことがなくて・・・
このサプライズなプレゼントには
とっても驚きました。
そしてとても嬉しかった!
ありがとう、sanaさん♪

幕末LOVERSを
プレイされてない
方も多いと思うので
簡単に説明するなら。



舞台は幕末。

ヒロインはお家が潰れて
自殺しようとしていたところを
坂本竜馬に助けられました。

「新しい世界を作る」という
坂本竜馬の手足として
働くことで、新しく
人生をやり直そうと
ヒロインは・・・・。

竜馬の間諜(スパイですね)として
新撰組に潜入するか
それとも竜馬の同士でもある
維新派の世話をするか
選択することができます。

まぁ、これが幕末LOVERSの
さわりなんだけど・・・・。

このお話は新撰組に間諜として
潜入したヒロインのお話。
新撰組に潜入したヒロインは
壬生の女中として
働くのですが・・・
隊員のご飯を作ったり
洗濯をしたり掃除をしたり。

女中として入ったときに
世話役として
近藤勇か土方歳三を
選ぶことが出来・・・・
このお話は土方歳三を
選んだルートになります。

土方歳三は・・・・鬼の副長と
呼ばれて・・・・新撰組の
規律を正すため凄く厳しい人で。

その土方に恋をした
ヒロインの恋の行く末です。



ちょっと前振りが長かったんだけど・・・。

Sanaさんから戴いた
「恋歌」は幕末LOVERSを
プレイしていなくても
そのままでも
読めるようなお話なので
未プレイの方で
興味がある方には
読んでいただけたらなぁと思い
このように少しだけ
前フリを説明しました。

サイトにも収録します。
戴きものですので、
My Treasureへ。


以下、創作になります。

Authorはsana様になります。
創作であることをご理解のうえ
ご了承いただけた方のみ
どうぞお読み下さい。









『恋歌』





しれば迷い しなければ迷わぬ 恋の道



土方さんの部屋で見つけた恋の歌。
お掃除の時に偶然、捨て紙の中に見えてしまった。
走り書きをして、くしゃくしゃに丸めて捨てたものだったけれど、
土方さんらしい、まっすぐな恋心をあらわした歌だった。

(土方さん、想う方があるんだ・・・)

とても胸が痛む自分に驚いた。
最初は怖い人だと思っていたけれど、毎日一緒にいる内に、本当はとても優しくて心の大きな人なんだと知って、少しずつ惹かれてしまっているのは気づいていた。
でも、その土方さんには想い人がいると知ったとき、はじめて自分が本当に恋をしてしまっていることを知った。


それからは、土方さんのおそばにいることが、嬉しいけれどつらくなった。
たまに優しい言葉をかけられると、たまらなく胸が痛んだ。
だから、できるだけ土方さんと二人にならないように、他の隊士の方々のお仕事や、雑用を増やすようになった。
忙しくしていれば、気もまぎれるし。
土方さんの想う人はどんな人だろう、とか、余計なことを考えずに済む。
そもそも私は坂本様の間諜なのだから、これで良いのだわ。
そう自分に言い聞かせて、せっせと働いた。

そんなある日。



「****」

道場の拭き掃除をしていた時、聞きなれた声が私の名を呼んだ。
少し心の臓がどくんとしたけれど、できるだけ自然に見えるように、立ち上がって振り返る。
土方さんが、いつものように着物の腕を組み、道場の入口に立っていた。

「はい、何か御用でしょうか」
「いや、用というほどでもないのだが・・・」

めずらしく土方さんは困ったような顔をして、目をそらした。

「その・・・最近、悩み事でもあるのではないかと・・・」
「え?」
「いや、こ、近藤さんが、お前の様子を気にされていてな。何かあるなら、世話役の俺が聞いておかねばならないし・・・」
「・・・」

近藤さんがご心配を?
普通に見えるようにしていたはずなのに、あの方はとても気配りのきく方だから、ほんの少しのことでも察せられてしまったのかもしれない。
それとももしや間諜であることを疑われている・・・?
どちらにしても、気を引き締めなければ。
私はとっさに笑顔を作って答えた。

「ありがとうございます。でも、何もありませんよ」
「そ、そうか・・・」

そう言ったものの、土方さんはその場を去らなかった。
腕組みをしたまま、黙って何かを考えているようだったけれど、ふいにまた口を開いた。

「今日はまだ仕事があるのか?」
「え・・・?」
「・・・仕事があるのかと、聞いている」

怒ったような顔。
初めて会ったときから、私は土方さんを怒らせてばかり。

土方さんも、想う方にはいつも笑顔なのかしら・・・。
そう考えて、またずきんと胸が痛む。

「****?どうした?」
「あ、いえ、なんでも!今日は、拭き掃除の後、山南さんのお仕事をお手伝いすることになっています」

最近、私が読み書きができることを知って、山南さんから剣術書の整理や帳簿作りを頼まれて、時々手伝っている。
山南さんは穏やかで、広い知識を持っていて、優しい先生のようだ。静かな山南さんの書斎でもくもくとお手伝いをしている時間は、少し苦しさを忘れられるような気がして好きだった。

「そうか、ならいい」

そう言うと、急に土方さんは道場を出て行ってしまった。

何か御用だったのかしら。
山南さんとはあまり気が合わないようだから、もしかしたら山南さんのお手伝いをするのを快く思われていないのかもしれない。

「ますます、怒らせちゃったな」

ぽつんとひとりごちて、拭き掃除の続きを始める。
ひたすらに身体を動かしていれば、無心になれる。
道場の床に一粒落ちた雫を、私は力いっぱい拭き取った。





「失礼いたします」
「ああ、****さん。来てくれたね。さあ入って」

山南さんはいつものように穏やかな笑顔で迎えてくれた。
うず高く積まれた書物に囲まれているのが、とても良く似合う人だ。
本当は、近藤さんや土方さんにも劣らないほどの剣豪なのだと聞いたけれど、普段の様子を見ていると、とても信じられなかった。

「今日はここからここまでを分類して、帳簿にまとめてほしいんだ」
「はい、わかりました」

さっそく書物の間に分け入り、作業を始めたところで、視線を感じて顔をあげた。
山南さんが、眼鏡越しに黙って私を見ている。

「あの・・・何か」
「ああ、すまない。ちょっと気にかかることがあってね」
「何でしょうか?」
「・・・土方君のことなのだが」

少しためらいがちに言葉を切って、山南さんは続けた。

「ここ最近、なんだか様子が変でね」
「変・・・?」
「うん。つい先ほども庭で隊士相手にかなり厳しい稽古をつけていて、思わず少し加減してはどうかと口を出してしまったんだが、私まで怒鳴られてしまったよ」
「ええっ、山南さんを?」

びっくりした。
気が合わないようだとはいっても、土方さんはふたつ年上の山南さんにいつも敬意を払って接しているように見える。怒鳴りつけるなんて、想像できなかった。

「なんだか・・・悩みを抱えているんじゃないかと思ってね。近くに接している****さんなら、何か知っているかと思ったのだけれど」
「いえ、私は何も・・・。逆につい先ほど悩みがないかと聞かれたくらいで」
「土方君が?」
「はい。あ、でも、近藤さんが私の様子をご心配なさっていたということだったのですけれど」
「そう・・・近藤さんが、ねえ」

山南さんは何事かを考えているようだったが、しばらくして、私を見て微笑んだ。

「おかしなことを聞いてしまいましたね。忘れてください」
「いえ、そんな・・・」
「ところで、****さんは悩みがあるの?」
「えっ?」
「さっき、土方君に聞かれたと言っていたから」

優しい目で山南さんに問われて、なんだかほろっと話してしまいそうになる自分をあわてて抑えた。

「・・・いえ、特に、何も」

山南さんは、「そうか」と笑っただけだったけれど、嘘をつき続けていることに、また胸が痛んだ。








「山南さん、終わりました」

書物の山をひとつ片付ける頃には、もうあたりは暗くなり始めていた。

「いけない、急いで夕餉のお支度をしなくちゃ」
「ああ、そうだね。忙しいのにいつもありがとう。助かります」
「いいえ、私も楽しいですから。それでは・・・」

立ち上がって部屋を出ようと襖を開けた瞬間。

「あっ」
「おっと」

目の前に立っていた人とぶつかってしまった。
よろけて転びそうになったところを、強い力で支えられる。
顔を上げると、とても近くに土方さんの顔があった。

「・・・!」

私は、土方さんの片腕で抱きかかえられるような格好になっていた。
お互いの息遣いが伝わるほどの距離で、向き合っている。
一瞬頭の中が真っ白になった後、かあっと一気に顔が熱くなるのがわかった。
頭がぐるぐるして、何も考えられない。
とにかく、とにかく離れなくちゃ・・・!

「も、申し訳ありませんっ!!」

私は身をよじって土方さんの腕から離れると、思い切り頭を下げた。
そうしていないと、真っ赤な顔に気づかれてしまう。

「・・・こっちこそ、悪かった」

ぼそっと、小さな声が聞こえた。
ゆっくり顔を上げると、土方さんの姿はもう部屋の中にあって、その表情は見えなかった。

土方さんは、座っている山南さんを見下ろすようにして、言った。

「山南さん、こんな時間まで****を拘束しないでもらいたい。毎日の炊事洗濯がおろそかになれば、隊の士気に関わる」

私は、あわてて土方さんの背中に声をかけた。

「違うんです。私が時間に余裕があるからと・・・」
「お前は黙っていろ!!」

今まで聞いたことのない怒鳴り声に、びくっと身がすくんだ。

「女子にむかって大きな声を出すものではありませんよ、土方君」

ゆっくりと山南さんが立ち上がる。
その表情は、厳しかった。

「****さんのことは、謝ります。とても優秀で、手伝ってもらえると仕事が早くて助かるので、つい甘えてしまっていました。私の責任です」
「山南さん・・・」

山南さんはちらっと私に視線を投げた。
そして、少しいたずらっぽい笑いをにじませた目で、言った。

「でも、彼女が自分の仕事をおろそかにしない範囲で、すすんで手伝ってくれるのを止める権利は、土方君にはないんじゃないですか?」
「何だと?」
「****さんは、私とこの仕事をするのが楽しいと言ってくれているのですよ。ねえ?」
「あ、え、は・・・はい・・・」

土方さんが少しだけ振り返る。
目と目があって、私は身を固くした。
山南さんが、ますます笑みを深める。

「土方君は、私が****さんと二人きりで部屋にこもっているのに、妬いているのではないですか?」
「なっ・・・!」

土方さんがすごい勢いで山南さんに向き直った。

「や、妬いているなどと・・・そんな馬鹿なこと、あるわけないだろう!!」
「・・・っ」

馬鹿な、こと。

「俺は・・・こいつの世話役だから仕事の配分を考えているだけだ!」

世話役だから。

土方さんの言葉が、鋭い刃になって、次々と胸に突き刺さるようだった。突き刺さって、痛くて痛くてたまらなくなって、私はその場を逃げ出した。
後ろから山南さんの声が追いかけてきたけれど、振り向かなかった。











その日の夕餉は、ひどい出来だった。
時間もなかったし、頭の中がぐちゃぐちゃで、とにかく間に合わせることだけしか考えられなかった。
広間に配膳を済ませて、自分は台所に引っ込み、ようやく一息つく。

今、土方さんの顔を見て、平気でいられる自信が全然なかった。
ひとりでいてさえ、涙をこらえるのにかなりの努力が必要だった。

(わかってても、実際に本人の口から聞くと、つらいものなんだな・・・)

台所に立ったまま、呆けたようにそんなことをぼんやり考えていた。
その時、かたん、と音がして、台所の戸が開けられた。

「ああ、ここにいたか」
「近藤さん!」

いつもと変わらない笑顔で入ってきた近藤さんは、私を見てふと表情を変えた。

「何かあったのか?目が赤いが」
「あ・・・いえっ、少し玉ねぎを切りすぎまして」
「ああ、そうか。今日の味噌汁もうまかったぞ」

本当にこの人の笑顔は、見る人を幸せな気持ちにさせる。
私もつられて微笑んだ。

「夕餉の席にいなかったから気になってな。今日は皆と一緒に食べないのか?」
「・・・申し訳ありません。食欲がなくて」
「そうか、それはいかんな。夏ばてに良く効くという薬を山南さんが持ってたはずだ。あとで届けさせよう」

近藤さんの優しさが、いつもの何倍も身に沁みるようで、私は心から感謝した。

「本当にありがとうございます。土方さんからも、近藤さんが気にかけてくださっていたと伺いました」
「・・・トシが?何のことだ?」
「最近、私が悩んでいるようだと近藤さんが・・・」
「いや、私はそんなことは言っていないが・・・」
「え・・・?」

なんだか話がかみ合わなくて、私は混乱した。
聞き間違いだったかな?でも確かに・・・。
そこに、もう一つの声が割って入った。

「なるほどね。そういうことですか」
「山南さん!」

台所の戸に寄りかかるようにして、山南さんがなんだか意味深な笑顔で立っていた。
そして、近藤さんに歩み寄ると、耳元で何事かをささやいた。

「では****さん、我々はこれで」
「え?あ、はい・・・」
「****、今日もうまい飯をありがとう。おやすみ」
「おやすみなさい・・・」

あっけにとられている私を置いて、二人は仲良く出て行ってしまった。

(なんだったんだろう今の・・・)


でも、二人のおかげで少し元気が出た気がする。
おにぎりくらいは食べよう。
そして、後片付けだ。
仕事はたくさんある。泣いてるヒマなんてない!

「よし!」

私はひとりでぐっとこぶしを握り締め、おにぎりを作り始めた。





片づけを全て終えて部屋へ戻ると、布団も敷かずにばたんと仰向けに寝転がった。
大きなため息が漏れる。

(いろいろ忙しい一日だったな・・・)

心も身体も。

(私、ここにいていいのかな)

坂本様からの任務。
新撰組の間諜というお役目をすすんで請け負っておきながら、あろうことか新撰組の副長に恋をして、しかも。

(いきなり失恋してるし)

本当に馬鹿だ、私。
間諜のお役目も果たせない、新撰組で生きていくのもつらい。
こんな中途半端じゃ、誰のためにもならない。

私はこれから、どうすればいいんだろう・・・。
仰向けのまま、目を閉じた。その時。

「****」
「はっ、はいっ!」

突然、襖の向こうに近藤さんの声がして、私は慌てて身体を起こした。
手早く身なりを整えて、襖を開ける。
目の前には、小さな袋を持った近藤さんが、にこにこして立っていた。

「これ、さっき話した夏ばてに効く薬だ」
「あ・・・ありがとうございます。わざわざ・・・」
「それともうひとつ」

二つ目の袋を私の手にのせた。

「これは?」
「石田散薬という、切り傷に効く薬だ」
「切り傷・・・?」
「今日の稽古でトシがケガをしてな」
「えっ!?」

土方さんがケガ!?
私は思わず近藤さんに詰め寄った。

「ど、どの程度の・・・?」
「いやまあ、さほどではないのだが」

近藤さんはなだめるように笑う。

「我々は昔からトシの実家で作ったこの薬で傷を治してきたんだが、最近きらしていてな。それがついさっき江戸から届いたのだよ」
「そうだったんですか・・・」
「で、これをトシのところに持って行ってもらいたいんだ」
「え?」

私は驚いて、背の高い近藤さんを見上げた。
どうして私が?という気持ちが顔に出ていたのか、少し困ったように近藤さんは続けた。

「実は今日の山南さんとのことで、私もトシとやりあってしまってね。お恥ずかしながら直接渡しにくいんだよ」
「山南さんとのこと・・・」

夕刻の、土方さんの言葉が鮮やかに思い出されて、私はとっさに目を伏せた。
まだ耳にあの声が響いているようで、胸が苦しくなる。

「でもこれがないと傷の治りが遅くなってしまうから、代わりに届けてほしいんだ。頼む」
「こ、近藤さん、そんな」

局長に頭を下げられて、私は焦った。

「行きます。行きますから、頭を上げてください!」
「そうか、行ってくれるか!よかった!」

ぱっと、日が射したように笑って顔を上げた近藤さんは、「じゃあ、頼んだよ」ともう一度私の手を握って、戻って行った。

私はそれを見送って、少し息を整えた。
土方さんに会うのは、正直、つらい。
でも、傷の具合も心配だった。
稽古だからといって、新撰組の隊士は皆かなりの腕だ。大きな傷を負わないとは限らない。
今日は夕餉に同席しなかったから、様子もわからない。
近藤さんはさほどではないとおっしゃっていたけれど・・・。

(とにかく、お休みになる前に届けなくては)

私は袋を握り締めると、土方さんの部屋へと歩き出した。









土方さんのお部屋は、まだ明かりがともっていた。
私は襖の前に立って、大きく深呼吸をした。
少し手が震えている。

(大丈夫。お薬をお渡しして下がるだけ。それだけなんだから)

自分に言い聞かせて、覚悟を決める。

「土方さん、起きていらっしゃいますか・・・?」

我ながら情けないほど小さい声だ。
けれど、少し間があって、襖が開いた。

「****・・・?」

驚いた顔の土方さんが、部屋の明かりの中に浮かび上がった。
すらりとした手足に、少しくせのある髪。思慮深げな瞳。
土方さんはいつもと何も変わらないのに、どうしてかその何もかもにドキドキしてしまって、私は少し下を向いたまま、手に持っていた袋を差し出した。

「遅い時間に申し訳ございません。近藤さんから、これを土方さんにお渡しするようにと言付かってまいりました」
「近藤さんが?」

土方さんの手が、袋を取り上げるときに私の手に少し触れた。
慌てて、手をひっこめる。
土方さんの表情はわからない。

「石田散薬・・・か」
「あの、おケガの具合は・・・?」
「ああ、大事ない。少し刃がかすっただけだ」
「そうですか。よかった・・・」

安堵でほっと息をつく。
それで少し緊張が解けた気がして、顔をあげた。

「・・・!」

土方さんが、私を見ていた。
薬を見ているとばかり思っていたから、思い切り目が合ってしまって、私はまた顔に血がのぼってくるのを止められなかった。

「そ、それでは、私はこれで。どうぞお大事に・・・」

なんとかそれだけ言ってお辞儀をし、土方さんに背を向ける。

「****!」

急に名前を呼ばれて、驚いて振り返る。
すると、何故か土方さんも驚いたような顔をしていた。
片手で口を覆って、何か言ってはいけないことを言ったような。

私がその場で立ちつくしていると、土方さんはゆっくり手を下ろして、言葉を探すように少し視線を彷徨わせた後で、口を開いた。

「その・・・今日は、怒鳴ったりして、すまなかった」

部屋の明かりが後ろから射して、表情はよく見えないけれど、口調は優しかった。
私は少し笑って、できるだけ軽い調子で聞こえるように、明るく答えた。

「全然気にしてません。土方さんに怒鳴られるのは慣れてますから。土方さんも気になさらないで、ゆっくりお休みになってくださいね」

そしてもう一度、背を向けようとしたとき。

「ま、待て!」
「・・・はい」
「その・・・」

土方さんは、なんだかイライラした様子で乱暴に髪をぐしゃぐしゃとかき回した。
そして、大きく息を吐いてから、言った。

「この薬は、酒に混ぜて飲むんだ。燗を持ってきて、作るのを手伝ってくれないか」







私は急いで台所で燗酒を作り、土方さんの部屋へ持って行った。
そして、教わるままに分量を量り、混ぜ合わせて湯呑みに注いだ。

「ありがとう」

土方さんは私から湯呑みを受けとって、薬を飲みほす。
寝る前で少しはだけた胸元があらわになって、慌てて目を伏せる。
とても、きれいだと思った。

土方さんのお部屋で、しかも久方ぶりに二人きりでいるという状況に、私は息苦しいほど緊張していた。
夜はあまりに静かで、自分の鼓動が聞こえてしまうのではないかと心配で、平静になろうと壁の掛け軸や、毎日お掃除のときに飾っている花に目をやったりして、必死で気を散らした。
すると、不意に土方さんが、言った。

「綺麗な花だな」
「・・・えっ?」
「お前が毎日いけてくれるようになって、楽しみが増えた」

思わず土方さんを見ると、とても優しい顔をして、花を見ていた。

「・・・ありがとうございます」

本当に、嬉しかった。
私が飾る花が、土方さんの毎日を少しでも彩っているのなら、こんなに幸せなことはないと思った。

「少しでもお慰めになっていれば・・・」
「少しではない」

その言葉の、強い響きに顔をあげると、土方さんのまっすぐな視線に捕らえられて、動けなくなった。
自分の鼓動だけがうるさいくらいに体中に響く。
頭の隅では、こんなに見つめていたらだめだとわかっているのに、どうしても目が離せない。

一瞬だったのか、それとももっと長い時間がたったのか。
土方さんが、はっとしたように目をそらした。
私は、倒れてしまいそうになる自分をさりげなく手で支えながら、密やかに息を吐き出した。
呼吸さえ、忘れていたみたいだった。

土方さんが、横を向いたまま、ぽつりと言った。

「久方ぶりだな」
「え・・・?」
「こうして、二人で話すのが、だ」

髪に隠れて顔がよく見えないけれど、少し、怒ったような声をしている。
また、怒らせてしまったのかな。

「最近、お前はかなり仕事が増えているだろう。あまり顔を・・・見なくなった」
「・・・皆さんに色々と御用をいただいて、ありがたいことだと思っております」
「それより、体は、大丈夫なのか」

私は少し驚いた。
“鬼の副長”の名の通り、ものすごい量の仕事を最初に私に与えたのは、土方さんだ。
あの時は、本当にひどい人だと思ったけれど。
私が笑った気配を察したのか、土方さんがむっとした顔で向きなおった。

「なんだ。俺が心配するのがそんなにおかしいか」

私は今度こそ、声をあげて笑ってしまってから、答えた。

「いいえ、そんなことは。でも・・・」
「でも、なんだ」
「土方さんが、そんなに正直にお優しい言葉をかけてくださるのが、珍しくて」
「・・・」

土方さんは憤然として、またそっぽを向いてしまった。
そして、しばらく沈黙した後、低い声で言った。

「・・・山南さんなら、おかしくないのだろう」

不意に思いもかけないことを言われて、私はとっさに答えられなかった。
黙っていると、さらに語気が強くなった。

「お前は山南さんとの仕事が楽しいらしいからな」

突然、また夕刻のことが思い出された。
久方ぶりの会話の楽しさに忘れかけていた、土方さんの、言葉。

『そんな馬鹿なこと、あるわけないだろう』

ぎゅうっと、胸がしぼられるように痛む。
今、目の前に座っている誰よりも大切な人が、他の人を大切に想っているという事実。
自分がその心の中にはいないと、知らされた言葉。

一気に涙が溢れそうになって、私は焦った。
いけない、こんなところで急に泣き出したりしたら、不審に思われてしまう。
すぐにここを離れなくては。今、すぐに。

「あ、あの私、明日も朝早くにお仕事を言いつかっているので・・・もう失礼いたします」

土方さんが驚いたように私を見る。
当たり前だ。話を途中で遮ってしまったようなものだから。
でも、今は・・・。

「本当に申し訳ありません。よくお体を休めてください。お大事に・・・」
「お・・・おい」

深く手をついて礼をしてから、そそくさと立ちあがる。

「ちょっと待て。話はまだ・・・」

使用人として許されないことだとわかってはいても、私は土方さんの言葉に従うことはできなかった。
今、この瞬間にも涙が溢れてくる。見られてはいけない。
何も言わないまま、まっすぐに、襖の方へと歩き出す。

「****!!」

ふいに、後ろから強い力で腕を引き寄せられた。
足がよろけて倒れそうになったところを、堅いものにぶつかって、そのまま動けなくなる。

そして、私は―――自分が、土方さんの胸の中にいることに気がついた。

あわてて顔を上げた瞬間、柔らかいものが私の唇をふさぐ。
目の前に、伏せられた長いまつげが見える。

(綺麗・・・)

何が起きているのかまったくわからず、私はぼんやりとそんなことを思っていた。
ゆっくりと、温かく触れていたものが、離れる。
そのときようやく、それが土方さんの唇だったとわかった。

それでも私は土方さんの顔をひたすら見つめるしか、できなかった。
頭が真っ白で、何も考えられない。

「・・・すまない」

土方さんは、もう一度私を胸に抱きしめて、苦しそうな声で言った。

「俺・・・お前に惚れてる・・・」


・・・え?
言葉の意味が、よくわからない。
何もかもがめまぐるしくて、夢の中のことのようで、私はまるで生まれたばかりの赤子になってしまったように、ただ土方さんの体温を感じているだけだった。

「本当は、山南さんにも、妬いてる・・・。さっきのは、図星だった」

少しずつ、頭がまわりはじめる。
じゃあ・・・さっきの言葉は。
『馬鹿なこと』じゃなかったの・・・?

「ここしばらくお前の顔を見ることが少なくなって、山南さんの部屋に・・・いる時間が増えていると、聞いて・・・。情けないが、発句も稽古も、集中できなくなった。それでイライラして・・・怒鳴ったりして、本当に、すまない」

「・・・っ」

驚きで止まっていた涙が、また溢れ出す。
私は、土方さんの袖にしがみついた。
土方さんの身体がびくんと震える。

「****・・・?」

私の涙に気づいて、土方さんは慌てて腕を解こうとした。

「すまない、俺は・・・」

私はそれを追うように、背中に手をまわして抱きつく。
土方さんの体温、広い胸。
土方さんの・・・匂い。

「・・・っ!」

驚いて固まっている土方さんに、私は震える声で、告げた。
もうずっと、胸にしまっていた、想い。

「私・・・私、土方さんのことを・・・ずっと、お慕いしていました」

強く着物をつかんだ手が、震える。
土方さんは、黙っている。
沈黙が怖くて、私は土方さんの胸に顔を埋めたまま、せき込むように言葉を継いだ。

「そんなこと・・・お伝えしてはいけないと、忘れなくてはと思って、私」

そこまで言った時、突然、土方さんの手が私の顔を上向かせた。

「土方さ・・・っ」

強く唇が押し付けられる。
さっきの、優しく触れるような口づけとは全然違う、激しくて甘い、身体が芯から溶けてしまうような。

土方さんの大きな手が、私の髪を梳くように頭を覆い、もう片方の腕で腰をきつく抱きよせられ、身動きがとれないまま、私はその口づけを受け続けた。
何度も何度も、繰り返し唇が唇をなぞり、いとおしむように舌が絡まる。

「・・・んっ・・・」

いつもの怜悧な土方さんからは想像できないような、息苦しいほど情熱的な口づけ。

「****・・・」

唇が離れる刹那に、繰り返しささやかれる私の名前。
吐息まじりのその声がとても優しくて、また涙が溢れた。

「・・・何故、泣いている?」

唇を私の耳に当てて、土方さんが聞く。
熱い息を直接感じて、私は体を震わせた。

「・・・嬉しいのです。決して・・・叶わないと思っていましたから・・・」
「俺がひどい仕事ばかりさせていたからか?」

笑みをにじませた声でさらに聞かれて、私は言葉に詰まった。
黙っていると、土方さんは少し驚いたように私の顔をのぞきこむ。

「どうした?まさか、本当に俺に憎まれていると思っていたのか?」

心配そうな表情に、私は慌てて言った。

「いえ!そうではなくて・・・」
「では、なんだ」
「・・・」

それでも答えない私を、土方さんはしばらく見つめていたけれど、不意にふっと甘く目を細めた。
思わずその瞳に見惚れていると、土方さんは顔を傾けて、私の首筋に口づけた。

「あ・・・っ」

くすぐったいような、ぞくぞくするような感触に、思わず声が漏れる。
土方さんはそのまま、首筋から鎖骨へと口づけながら舌を這わせる。

「土方さ・・・ん・・・っ」
「言わなければ止まらないぞ」
「そ、そんな・・・っ・・・」

体がどんどん熱くなって、土方さんの腕にしがみつく。
構わず下がっていく唇が着物の袷に入りかけたとき、私はたまらず口を開いた。

「お、お歌が・・・っ」
「・・・歌?」

土方さんが虚を突かれたように身体を起こす。
私はあわてて袷をかき寄せた。顔が真っ赤になっているのが自分でもわかる。鼓動が早すぎて胸が痛い。

「申し訳ありません!お掃除のときに・・・捨て紙に恋のお歌が書かれているのを・・・見てしまって」
「・・・!!」

今度は、土方さんが真っ赤になる番だった。
額をおさえて、天井をあおぐ。

「そ、それで、きっと好いた方がいらっしゃるのだと・・・。本当に、申し訳ありませんでした」
「・・・」

胸元を押さえたまま、私は頭を下げた。
それでも土方さんは黙ってしばらく天井を見上げたままだった。
長い沈黙に、どんどん不安が募ってくる。
やっぱり、偶然とはいえ人の書いたものを見てしまうようなことをして、嫌われてしまった・・・?

ふいに、大きなため息をついて、土方さんが私に向きなおった。
まっすぐに見つめられて、心の臓がどくん、と跳ねる。

「あのな、****」

言いながら、にらむように顔をしかめる。

「は、はいっ」
「・・・お前しか、いないだろうが」
「はい?」

よく意味がわからず、聞き返した私を見て、土方さんはますます顔を赤らめて、やけくそのように一息で言った。

「あれはお前のことを想って書いた歌だって言ってるんだ!」

そして、ついに私に背を向けてしまった。

「・・・」

私の、こと・・・?

あれは確か、知らなければ恋の道に迷うこともないのに、というようなお歌だった。
じゃあ、あの時には、もう・・・?

甘い驚きが胸に広がって、頬が熱くなる。
土方さんを見ると、まだ後ろを向いたままだった。
その広い背中を見つめながら、私は声をかけた。

「土方さん・・・?」
「・・・」

土方さんは、答えてくれない。
でも私はどうしても土方さんの口から確かめたくて、少し勇気を出して、言ってみた。

「あのお歌を書かれたときに、あの、私・・・を・・・?」
「・・・!」

土方さんの背中が動いた。
でも、やっぱり何も言わない。
振り返ってほしくて、近寄ってその背中に少し触れた。

「あの・・・」

不意に土方さんが振り返った。
背中に触れていた私の手首をつかむ。
そして身をかがめて、息がかかるほど近くで私の顔を覗き込んだ。

「・・・っ」

至近距離で見る土方さんの顔が、ものすごく真剣で、私は息をのんだ。
真剣で・・・でも、なんだかとても、色っぽくて。

どうしよう、今日は見たことのない土方さんの顔がたくさん見えすぎて、そのたびにまた恋をしてしまう。
苦しそうな顔、真っ赤になった顔、甘く微笑む顔、そして・・・こんな「男の人」の顔。
これ以上ないと思っていたのに、怖いほどにどんどん惹かれていく。

「****」

私の目を釘付けにしたまま、土方さんが低くささやく。

「俺がどれだけお前を想っていたか、知りたいか」

瞳が、甘く揺れる。
私はその瞳に魅入られるように、小さくうなずいた。

「はい・・・」

私の手首を握っている土方さんの手に、力がこもる。
そしてもう一方の手が、私の頬を包んだ。

「ゆっくり教えてやる。・・・一晩中かかるぞ」
「・・・っ」

胸が、痛いほどに高鳴る。
土方さんの長い腕が私を包んで、優しく抱き寄せられた。
まぶたに、頬に、口づけが降る。
幸せな感覚に目を閉じて体をゆだねると、唇が柔らかく割られて、熱い吐息が流れ込む。
指先が、唇が、肌が、土方さんの触れるところすべてが燃えるように熱くて、身体が溶けてしまいそうだった。





気づいたら、お前のことばかり考えるようになってた。
いつも目で追ってしまうのに、見ていると苦しくなる。
でもどうしようもなくて・・・あんな歌を、書いた。

お前が山南さんの仕事を手伝い始めてからは・・・そのことばかりだった。
さっきも、ずっと夕刻のことを考えていた。
お前が山南さんの部屋で仕事をするのが楽しいと聞いたとき・・・。
このままお前が山南さんのものになったらと考えて、気がふれてしまいそうだった。

そうしたら、お前の声が聞こえて・・・夢かと思った。
でも、夢ではない、現実のお前の姿を一度見てしまったら、もう帰せなかった。
少しでも長く、そばにいたいと思って引き止めたけれど。
もう・・・そばにいるだけでは、我慢できない。

お前のすべてが、欲しい。
ここも、ここも、・・・全部、俺のものだ。

****、お前が愛しい。
愛しくて愛しくて、俺が俺でなくなってしまいそうだ。
明日をも知れぬこの身、新撰組に捧げると決めたはずなのに。
お前なしではもう・・・いられない。





乱れる吐息の中、熱にうかされたように、切れ切れに紡がれる甘い睦言。
身体だけじゃなく、繰り返されるささやきで心まで蕩けてしまう。
行灯の淡い光の中、そうして私は幾度も土方さんと溶け合い、その胸の中で眠りに落ちた。










目を覚ますと、外ではもう鳥が鳴いていた。
短い時間だったけれど、深く眠れたせいか、頭はすっきりしている。
目の前に、土方さんの寝顔があった。
起こさないようにそっと身体を動かそうとして、片方の手が土方さんに握られていることに気づく。

本当に一晩中愛されて、気を失うように眠りに落ちてしまったから、気づかなかった。
眠りながらも、しっかりと指を絡めて私の手を握っている土方さんの寝顔に、愛しさがこみあげる。


(坂本様に、お別れをしなくては)

そして、土方さんにも本当のことをお話しなくちゃいけない。
私が維新派の間諜としてここに来たこと。
新撰組の人たちの本当の姿を知って・・・土方さんを知って。
明日をも知れない命でもかまわない。共にここで生きていきたいと思ったこと。
すべて包み隠さず、お話しよう。
たとえそれで罪を負って斬られることになったとしても、土方さんに、嘘はつきたくないから。

―――でも、もし。
すべてを知った上で、皆に赦してもらえるのなら。


そのとき、土方さんが身じろぎをして、ゆっくりと、まぶたが上がった。
私と目が合うと、握った手をほどいて、その手で私の頬に触れ、これ以上ないほど優しく瞳をにじませる。

「おはよう、****」


私の、新しい誠の道が、始まる。
















□ 感想ならびに叫んでみる


sana様からの戴き夢、「恋歌」でした。

ああ、なんか幕末LOVERSを
プレイしている方なら
多分このお話の雰囲気が
ものすごくわかるんじゃないかな?

あたしは初めて読んだときに
あまりにも幕末LOVERSの
雰囲気を持っていることに
びっくりしました。

Sanaさん凄いよ!!と
ものすごく感心したww

土方がとても素敵で・・・。
こういう人なんですよね、
土方って・・・♪

厳しいんだけど
実際恋人同士になったら
ものすごく甘くて・・・・
そしてデレデレ(笑)
ツンデレですよ、本当に彼は!!

それもたまに照れるし。
意外なところで照れる。

土方の睦言がとても好きです。
なんでこんなに色っぽいの?

もう、最初に戴いて
一人で読みながら
悶えてました(爆)

ああ、恥ずかしい、でも
この土方が大好きだー!と
一人浮かれて、sana様に
感想を送る前に
リアタイで叫んでみたり(笑)

初めて書かれたお話、だと
sana様から伺っていたのだけど
こんなにきちんと形整って
1つのお話の流れがあるのは
すごく・・・力のある方だと思います。

本当にね、びっくりしたの。
執恋の夢のお話をされてたのが
幕末の夢になった?!と
その時点でも驚いたけど
読んでみてさらにびっくり。

語彙が豊富だし
なによりもその時代の空気が
伝わってくるから・・・・。

あたしは幕末のお話は書けません。
なぜなら、あの雰囲気や
あの空気を出すことが出来ないから。

だから・・・・このお話を読んで
こんな素敵なお話を書く
sana様に感服しました。
いやはや、こんな素敵な処女作を
戴いてしまって・・・
あたしはとても幸せ者です。
ありがとうね、sanaさん。

何度か往復書簡を
sana様とやりとりしながら
二人揃って幕末について
語ってて・・・・。

幕末だと人物像や
その生き方や葛藤や迷いなど
人間の深さが書かれてるから
面白いよね、と。

その時代を駆け抜ける人たちが
一生懸命その時その時の
思いを繋いで、未来を作っていく。
その光や影や刹那なきらめきが
あたしはとても好きです。


最初に出てくる発句
『しれば迷い しなければ迷わぬ 恋の道』
これは土方が作った歌です。


恋を知れば迷う。
恋を知らなければ
迷うことはないのに。


いつ死ぬか、明日死ぬかもしれない
そんな時代を生きている人にとって
「迷い」や「恋」とは
どんなものだったんだろうな。

もっと生きていたいという想いが
明日もまた自分を
生かしてくれるかもしれない。

でも明日果てるかもしれない命で
死ぬ覚悟が迷いに変わったとき
それはどうなんでしょうか。

恋して・・・愛する人が出来て
それが生きる力に繋がる。
多分、多くの人はそうじゃないかな。

でも・・・・人によっては
それが迷う原因になったりする。
恋よりも何よりも
大事なものがある人なら、特に。

土方がヒロインを愛したように。
ヒロインが土方を愛したように。

この二人の行く末が
二人なりの幸せであって欲しいと
心から願いつつ・・・。

読み終わりの最後に
強く願ったあたしでした。

誠とはなんだろう?
新撰組のシナリオ、3人を
プレイしているときに
この言葉が何度も出てきます。
己の「誠」はどこにあるのか。
近藤さんのシナリオは
本当にこれがテーマだったな。

このお話の終わり方が・・・
とても幸せなんだけど
とても切なくも感じるのは
あたしだけかな。

本当にとても素敵なお話を
ありがとうございました。
あたしも・・・こんな素敵なお話を
書きたいです。

20.August.2009 つぐみ


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