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執恋の二次創作『I love you, Daddy !!』の
分割、その5になります。

1つの記事で読まれたい方は
こちらから。

分割は(その1その2その3その4
こちらからどうぞ。

以下、創作になります。
ご了承の上、ご理解いただけた方のみ
お読みください。

****** I love you,Daddy!!!その5 ******



遊戯室を出た後
やっぱりぱぱは一直線に
あたしの部屋に行く。

階段を上る振動に揺られながら。
ちらりとぱぱの顔を見ると
無表情だった。



ん・・・・。



なんか、ぱぱ。

さっきのなかおかさんとのこと
怒ってるのかな?
何も話してくれないし。



ぱぱが怒ると悲しい。


「ねえ、ぱぱ?」

「・・・・・・」


「ぱぱ、怒ってるの?」


「・・・いや」


たまにこういうぱぱを見る。
大体は、ままに対して
ぱぱがこんな感じ。

大好きなパパに抱っこされて
部屋に戻るっていうのに
なんだか寂しくなった。


(ぱぱ、笑ってくれたらいいのに)

廊下を渡って
あたしの部屋に着く。


「ほら、部屋に着いたぞ」


自分の部屋のベッドのところに
優しく下ろされた。


「もう寝る時間だからな」


「慎おじちゃまや、なかおかさんとかゆーとさんたちはまだいるの?」

「ああ、もうしばらくいるだろうな」

「あたし、寝なくちゃダメ?」

あたし、もっと慎おじちゃまや
ゆーとさんや、なかおかさんと
遊びたいよおおおお。


「****は、もう寝る時間だ」

そう言って、ぱぱがあたしに
着替えを渡す。


白いパジャマ。
あたしが大好きな
メリーゴーランドの刺繍が入ってる。



あー着替えたら
今日が終わっちゃう。


「ほら、あっち向いて」

今日は誕生日パーティだったから
ぱぱが選んでくれた
赤いドレスを着ていた。

後ろで結んだワンピースのリボンを
解かれて、背中のファスナーが下ろされ
頭から脱がされる。

脱いだワンピースをパパに渡して
頭からパジャマを被った。

裾すれすれの長さの
パジャマ。

お姫様みたいで可愛いって
ままが買ってくれたパジャマ。


ぱうだーるーむで
顔を洗ったら
ぱぱがタオルをくれて
ごしごし拭かれた。

かみのけを結んでいた
りぼんをとられて
ぱぱがお片づけした後
ブラシをしてくれた。

はみがきをごしごししてたら
ぱぱがカーテンしめて
眠るじゅんびをしてくれた。



「さあ着替えも終わったし、布団にはいって、もう寝るんだ」

「・・・はあい」


返事はしちゃったけど

でもねむくないよ?


ぱぱがそんな風だから。

ぱぱ、ちょっと機嫌が悪そうで
そのまま、もうおやすみなさいの
挨拶をしそうだ。


でも、あたしはまだ
もうちょっと一緒にいたくて。




ちょっとだけ思いついた。



・・・いたずらしたら
一緒にいてくれるかな?






あたしは、ぱぱの洋服の裾をひっぱった。

ぱぱは今日はパーティだから
たきしーどを着てる。
とてもカッコいいの。



「ぱぱ。お願いがあるの」

「ん?」

「ちょっとだけ、目を瞑ってて!」

「???」

「いいから!おねがいー」


そうお願いしたら、
ぱぱはあたしに
目線を合わせるように
しゃがんでくれた。

いつもきびしそうなぱぱだけど
あたしが「おねがい」したら
大体やってくれるの。

目を瞑ったぱぱに。
あたしは。




そうっと近付いて。


耳の横の眼鏡のふちを
両方、一緒につまんで、
ぱっと取った。


「**** ???!!!」

「えへへへ」


びっくりして目を開けたぱぱに
眼鏡をとられないように
あたしは両手で後ろに隠して
鬼ごっこのように
部屋のすみまで走った。

驚いた顔のぱぱが嬉しくて
思わず笑った。


「ぱぱ、驚いてる!!!」



一瞬びっくりしてたぱぱだけど
歩いてきたと思ったら
でも、次の瞬間、
ぎゅっと抱きしめてきた。


「こら。いたずらっ子」


「!!」


びっくりして、両手で持ってた
眼鏡をぽろって落としてしまった。

「あ!!」

驚いて落としてしまった眼鏡を
ぱぱがさっと拾う。


「ほら危ないだろう、落としたら壊れるかもしれない」


そういって眼鏡をかけなおした
ぱぱがあたしを見つめる。


あー、一瞬だけだった、
いたずら成功したのは・・・・。


ぱぱってスキがないから、と
ままはいってるけど
本当にそうだと思う。


眼鏡を落としちゃったから
怒るかな?と思って
もじもじとしてたら。

何も言ってこないパパが。
いきなり、ふっと笑った。


「****・・・・・・眼鏡を取ったのは、かまってほしかったからなのか?」


声が優しい。
あれ?
なんでわかるの?

・・・・ぱぱって
たまに、あたしの心を
読んじゃうことがある。


ぱぱにはウソつけない。



「・・・・うん」

もうちょっとだけ
ぱぱと一緒にいたかったんだ。
ぱぱ、怒ってるみたいだったから。



そういって謝るように
ぱぱの顔を見たら
ぱぱが苦笑してるのがわかる。


そして、あたしをもう一度
ぎゅっと抱きしめた。


ぱぱの匂いがする。
ぱぱ、なのに、ぱぱって
とてもカッコいいから
ドキドキするよ?


あったかくて大好き。


ぎゅーッと抱きしめながら
あたしの髪の毛も
撫でてくれる。

「****」

とても幸せになる。



「・・・ほんと似てるよ」


見た目もそうだけど
中身もそうだとはな。


ぱぱが呟く声が聞こえる。
なんだかとても嬉しそう。



????

訳わかんない。



でもぱぱに
「もうちょっと一緒にいて」
作戦は成功したから。

あたしをぎゅっと
抱きしめてくれるから。

嬉しくて。

ぱぱーって呼んだら
抱きしめられた背中を
あやすように、トントンと叩かれた。


「**** は本当に甘えん坊なんだから」



ぱぱ。

あたし、ぱぱのことが一番好きだよ。












ベッドの中に入ったら
ぱぱが布団をかけてくれた。

布団からちょっとだけ手をだす。
その手をぱぱが握ってくれた。



今日の誕生日パーティ。

ぱぱやまま、慎おじちゃまや
なかおかさんやゆーとさん。
大好きな人たちが
みんな来てくれて嬉しかったな。


思い出して、ほんわかする。

沢山のきらきらしたもの。
沢山のプレゼントもある。

積まれているあれを
(ほとんどが慎おじちゃまからのプレゼント)
明日は、1つ1つ見ていこう。

しゅんに手伝ってもらって
ラッピングをあけて
何が入ってるか見てみなくちゃ。

お外で遊ぶのが入ってたら
それを持ってお庭に行って
たかやにお願いするの。

そうだ。
今日はたかややせいごと
遊べなかったから
明日お庭に行ったときに
遊ぼうって誘おう。

今日、お部屋にたくさんの
あたしが好きなお花を
つんできてくれてありがとうって
伝えなきゃ。



思わずにっこりしながら
眠りそうになるあたしの頭を
ぱぱが撫でてくれる。


いつも眠るまで
ぱぱがこうやって
傍にいてくれる。


昼間いつも傍にいられないからって。
眠る前は必ず一緒に過ごしてくれる。


撫でてくれる手が
あったかくて
気持ちいい。




「ぱぱ。今日楽しかったね」

「ああ」

「沢山の人来てたし、みんな楽しそうだったよ」

「ああ、そうだな」


段々と瞼が下がってくる。



「ねえ、ぱぱ」

「ん?なんだ?」


眠ろうとしてたけど
でもどうしても
ききたいことがあった。


「いつかあたしにも、せんぞくしつじが出来るかな?」


あたしの質問に
ぱぱがくすっと笑うのがわかる。


「本当に専属執事が欲しいのか?」


うん。

そうか。

ぱぱが呟く声が聞こえる。

もう少し大きくなったら
専属執事つけても
いいかもしれないな。



あこがれのせんぞくしつじ。


「・・・・・あたし、ぱぱみたいなせんぞくしつじがほしい」


ままに毎日愛してるっていう
ぱぱみたいな人がいい。
あたし、ままみたいに
大好きな人とけっこんして
毎日ハグしてもらうの。

そんな人が
あたしのせんぞくになるといいな。


眠くてしょうがなくて
話してることばも
ごにょごにょ
上手に話せてない。



ぱぱは何も言わずにずっと
あたしの頭を撫でてくれた。
その手の温かさが好き。


返事は聞こえなかった。


「おやすみ、****」

そっとあたしのベットから離れて
部屋の電気を消す。


「おやすみなさい・・・」


ドアが静かにしまる。
眠くなってぼーっとしているけど
耳を澄ましていると
廊下を歩くぱぱの足音が
別のドアの音と共に消えた。

きっとパーティの方に
戻ったんだ。


あたしはまだ子どもだから
先に眠っちゃうけど。
おとなの人達は
パーティを楽しむんだろうな。

あたしも大人になったら・・・・。



(いつか、あたしもぱぱみたいに素敵なしつじが・・・)


眠気の波にゆらゆらとしながら
ふと、なかおかさんの顔が浮かぶ。


・・・愛してるって言ってたけど
あんな、愛してる、じゃなくて
あたしがききたいのは
もっと特別な感じで、だよ。


ぱぱが毎日ままに言うような。



・・・・なかおかさん
あたしのしつじになるのかな?



でもなかおかさんは
ぱぱがままを好きなように
あたしを好きじゃないのに。

あいしてる、の種類が
違う、気がするよ。

あんなにかんたんに
ぱぱはままにいわないもの。



・・・・よくわかんないや。





・・・・いつか、あたしにも
ぱぱみたいなしつじができるといい。

(それで、ままみたいに愛されるの)

何度も何度も
そればかり思い浮かぶ。




毎日あいしてるって言われて
幸せになるの。



眠くてしょうがなくて。
目を瞑ったら、すうっと眠った。






夢の中で、あたしは
ぱぱじゃないけど
ぱぱみたいに
あたしのことだけを
見つめてくれて
愛してくれる人に
抱きしめられて
愛してるって言われた。


ほんわかしてて、
ふわふわしてて
あったかいんだけど
なんだか、ちょっと苦しいの。
ぎゅーと抱きしめられたみたいに
なんか不思議な気持ち。


苦しいよ~。

涙が出るかなって思ったら
涙とか悲しくならなくて
すごく幸せな気持ちになった。




ままは、こんな気持ちを
毎日ぱぱからもらってるの?






ぱぱとままが出会ったように。
いつか、出会えるといいな。



あたしのことを
心から愛してる人に。


ぱぱみたいに
毎日愛してるって言ってくれる人に。


あたしもその人のことを
とてもとても好きになるの。

毎日あたしもままのように
あたしも愛してるって返事するから。

ままがぱぱの手を
ぎゅっとにぎって
やさしくささやくように。



世界で一番好きな人に
めぐりあいたい。







きっと、いつか。






・・・・・きっとそれまでは
ぱぱがあたしの一番。




ぱぱ、だいすきだよ。









***** FIN. ******











◇ あとがき◇

思わず書きたくなって
あれこれと自分の中で
こうだったらいいな、と
想うものを詰めました。

真壁がパパになったら。

きっと娘ができたのなら
娘にはとっても甘いと想う。

パパになっても
きっと恋人同士の時のように
真壁は接してくれるはず。
多分、恋人>妻じゃないかな。
そう想う気持ちが
このお話を書かせてくれました。

途中で出てくる樫原さんと中岡さん。
彼ら2人は、あたしの中で
特別枠なので、敢えて
娘と絡ませたかった!

特に樫原さんとのちょっとだけ
特別な関係や、
中岡さんとの優しい関係も。

いつか、ママとパパが出会ったように
自分もとても愛する人に出会いたい。

相手から愛されて大事にされ
自分も相手のことを心から愛して。

そんな風に想う娘を
描きたかったです。

「ぱぱだいすき」ってタイトルと
「I love you, Daddy!!」のどちらも
このお話のタイトルで迷いました。
どっちも同じ意味なんだけどね。

いつものように
恋愛話じゃないんだけど・・・・
たまにはこういう話もいいかな。

気に入ってくださる方がいたら
とても嬉しいです。
オリジナル要素も強いので
書いてUPするのを迷ったのですが
あたし自身、このお話を書けてよかったと
想っているので、こちらブログでも
UPしました。サイトのほうでも
UPするので、娘の名前を入れて読んだり
もしくはご自分の名前を入れて
読んでみてください♪

最後まで読んでくださって
読んでくださってありがとうございます♪
心より感謝申し上げます。



12. August. 2009.つぐみ
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