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執恋の二次創作『I love you, Daddy !!』の
分割、その2になります。

1つの記事で読まれたい方は
こちらから。

分割は(その1その3その4
こちらからどうぞ。

以下、創作になります。
ご了承の上、ご理解いただけた方のみ
お読みください。
********** I love you,Daddy!!! その2********






ねえ、慎おじちゃま。

なんだい、****ちゃん?





「あたし、せんぞくしつじがほしいの」

「え?」

いきなりのあたしの言葉に
慎おじちゃまが少し驚くのがわかる。


「しつじがいい」

でも、ほしいものはなに?って
聞かれたから、
今一番ほしいのを言ってみた。



「****ちゃん?」

だって、ほしいもの、
なんでもいいんでしょ?

そう言って笑ったら
慎おじちゃまが
少しわかった顔をした。


そして優しく聞いてくる。


「どんな執事が欲しいのかな?」


どんな?
どんなって、どんな?
ん・・・・。



ほら、優しい執事とか
しっかりものの執事とか。

慎おじちゃまがあれこれと
提案してくれる。


でも・・・・・

あたしが欲しいなって思う
しつじさんって・・・・。



「愛してるって毎日言ってくれる人」




「え?」


せんぞくしつじって
毎日愛してる、って言ってくれるんでしょ?


ぱぱが驚いた顔をしてる。

慎おじちゃんも
びっくりした顔をして
あたしを見た後に
ぱぱの方を見た。


周りのみんなは、
あたしの答えに
一瞬びっくりしたあと
くすくすと笑い始める。


???
なんか変なことを言ったっけ?

ぱぱが赤くなってる。
慎おじちゃんも苦笑してる。



本当は・・・・
ぱぱみたいなしつじが欲しい。
でも、なんだか恥ずかしくて
そう言えなかった。

だから、いつも
ぱぱがままに言ってるのを
言ってくれる人がいいとおもったんだ。


「ぱぱは、ままのせんぞくだったんでしょ?」


結婚するまえ
ぱぱは毎日ままに
愛してるって言ってたって。
ままがあたしに自慢してたもん。

ままとっても幸せだったって。

あたしもそんなせんぞくが欲しい。

毎日、あたしに愛してるって
言ってくれるせんぞくしつじが
あたしも、ままみたいに欲しい。


あたしの言葉に
ぱぱの顔は
もっと真っ赤になった。

傍にいるままの顔も
真っ赤になってる。


「お前、そんなことを***に・・・」

ぱぱがままを赤い顔をして
小声で、少し睨んでいる。


その様子を見て
また周りの人達が笑ってる。

慎おじちゃまもくすくす笑いながら


「それだったら、****ちゃん。僕の子になれば、毎日愛してるって言ってあげるよ?」

執事じゃなくても、
僕が毎日愛してるって言って
****ちゃんのことを大事にするから。

そう言って慎おじちゃまが
あたしをもっとぎゅっと抱きしめた。


あああああ、違うよお!


あたしはその腕から
もがれるように出て
慎おじちゃまを睨んだ。


「ちがうのー!慎おじちゃまはだめなの!」


「ええ・・・・・」


「やだやだやだやだ」

「そんな・・・****ちゃん・・・・」

しーつーじーがいいの!

し、つ、じ!!!!


そう言うあたしを見て
ちょっとだけ慎おじちゃまが
がくんとうなだれる。

「しつじが、欲しいの。」


それに慎おじちゃま
結婚してるじゃない。


慎おじちゃまがしつじになっても
あたしをお嫁さんにしてくれないもん。

毎日愛してるっていってくれて
そしておよめさんに
してくれる人じゃないとやだ。



「そんな・・・・」

慎おじちゃまが
なんだか少し傷ついた顔をしてたので
慌てて、フォローする。


慎おじちゃまは、あたしの
おじちゃまでいいの!
慎おじちゃまは
今のままでいいから。
大好きだよ。


ぎゅっと抱きついたら
慎おじちゃまが
また機嫌を直してくれた。


「わかったよ。執事ね」

「うん!!絶対だよ?約束だよ?」


思いっきり頷く。

慎おじちゃまは
あたしの言うことをなんでも
叶えてくれる。
このお願い事も
叶えてくれるかな?

わくわくしながら
慎おじちゃまの顔を見つめてたら。


慎おじちゃんがなにか閃いたように
にっこりした。



「じゃあ****ちゃん。」

「なあに?」


「九条院家には執事が何人かいるから、そのうちの誰かを君の執事にしようか?」


「旦那様!」

ぱぱが驚いたようにいう。

「ほら、中岡もいるし大木も高口も古手川もいるよ」

ぐるりと慎おじちゃまが見渡す。


なかおかさんが
にっこり笑って小さく手を振ってる。

たかやは、ガッツポーズをして
あたしににっこり笑ってる。

せいごは、なんだか恥ずかしそう。

しゅんは、いつものように
にっこり笑ってる。


あれ?
しつじになるひとって、確か・・・
あと1人いた気がするよ。



「ゆーとさんは?」

「え?」


そうだよ。
しつじ、といえば、慎おじちゃまの
せんぞくしつじのゆーとさんがいる。


名前を言ったら
慎おじちゃまがちょっとびっくりしてた。


なんで?


「ゆーとさんはだめなの?」


さっき、おじちゃまがあげてくれた名前に
ゆーとさんが入ってなかったから。
思わず聞いてみたら。
慎おじちゃまは少し考える顔をした。


その代わり、ゆーとさんの声が
後ろから聞こえる。


「私がいいのですか?****お嬢様」


「ん・・・・?」


いきなり名前を呼ばれたから。

振り返ると
ゆーとさんが柔らかい笑顔で
こっちを見つめていた。



ゆーとさんは・・・
慎おじちゃまのせんぞく。

毎日、慎おじちゃまと
一緒にあたしに会いに来る。


慎おじちゃまのように
あたしに手放しで甘くはないけど
でも「遊んで」ってくっつくと
ゆーとさんも遊んでくれる。


あたしが小さいときに
よく本を読んでくれたりした。
そして・・・・小さい頃は
よく抱っこしてくれた。


ゆーとさんは、他の人と違うの。

慎おじちゃまが「ゆうと」って
呼んでるから、あたしも
ゆーとさんって呼ぶ。

小さい頃は、
ゆーとって呼んでた。

前にぱぱやままから、
「かしはらさん」って
呼ぶように言われたけど
でも、ゆーとさんが、
「ゆーと」でいいって言ってくれて
慎おじちゃんも頷いてくれた。

でも、ぱぱとままからは
「さん」つけるように言われた。

だから、「ゆーとさん」ってよんでる。


ずっとゆーとさんは
ゆーとさんなの。

このお屋敷で、ゆーとさんを
ゆーとって呼ぶのは
あたしと慎おじちゃまだけ。

だから「特別なんですよ」って
ゆーとさんが、2人きりのときに
こっそりと言ってくれたことがある。

2人きりのときは
前のように、ゆーとと
呼んでいいんだよ、とも。

ゆーとさんは誰もいないときに
あたしに沢山の「とくべつ」をくれる。

ゆーとさんは
あたしに会うと
すごく嬉しそうな顔をする。





でもね。


あたし、知ってるの。


ゆーとさんが
あたしをたまにじっと見てることを。

ただ見ているだけじゃなくて
なんか不思議な目でみてることも。


しゅんがちょっとだけ
教えてくれた。

ままとぱぱが結婚する前、
ゆーとさんがままのこと
好きだったってこと。

慎おじちゃまは、
ままとゆーとさんを
結婚させようとおもっていたって。

でも、せんぞくしつじだった
ぱぱがままのことを
とっても好きになって
ままもぱぱのことが
とっても好きになって
それでぱぱとままが
結婚したんだ。


・・・・ゆーとさんが
ままと話してるのを
ぱぱがちょっと気にしてる。


多分まだゆーとさんは
ままのこと、好きなんだとおもう。

だって、ゆーとさん、
ままにとっても優しいもの。
ゆーとさん、結婚してないし。


ままのことがとても好きだったから
きっとゆーとさんは
誰とも結婚しないだろうって
しゅんが言ってた。


あたしは・・・・
ままによく似ているって言われる。


小さい頃のままに
「げきに」だって
夏実おばちゃまが言ってた。


だから、ゆーとさんは
あたしのことを、たまに
じーっと見つめているんだと思う。

ゆーとさんは
そうやって誰もいない時
2人っきりのときに
そういうことをする。


2人だけのひみつの時間。


そういう時って
ちょっと恥ずかしいけど
でもゆーとさんは嫌いじゃないから。




・・・・ゆーとさんがしつじかぁ。

なんだか慎おじちゃまも
ちょっとビックリしてる感じで
これって言っちゃだめだったのかな?って
思った。


でも。
だれかのものでも
ほしいっていったら
慎おじちゃまはくれると思う。

慎おじちゃまは
あたしのこと
「できあい」してるから。

きっとゆるしてくれる。




するっと慎おじちゃまの膝を抜け出して
あたしはゆーとさんのところにいった。



「ねえ、ゆーとさん」

「なんでしょう、****お嬢様?」


膝を折って、目線を合わせてくれる。


ふわふわの茶色いクセッ毛の
ゆーとさんの髪の毛が目の前にあって
思わずそれに触ったら
ゆーとさんがくすっと笑った。


小さい頃から。


ゆーとさんの
この髪の毛が大好き。


ぬいぐるみの毛みたいに
ふわふわしてるから
よく触らせてもらってた。

ゆーとさんも
それを怒らなかったから。

ふわふわだ~。


えへへ♪と久しぶりに触りながら
あたしは訊いてみる。



ねえ、ゆーとさん。

はい?




「ゆーとさん、あたしに毎日愛してる、って言ってくれる?」




くすっとゆーとさんが笑った。
そして、あたしの頭を撫でてくれる。



「****お嬢様がお望みなら」



「ゆ、侑人・・・。」


慎おじちゃまがちょっと驚いたように
ゆーとさんを見るのがわかる。


おのぞみなら?
んー、そっか。
言ってほしいっていえば
言ってくれるてこと?


なんだか言葉の意味が難しくて
ハテナ顔になったあたしを
ゆーとさんがにっこりと笑いかける。



「他に何がお望みはありますか、****お嬢様」



ほかに?
んーっと、えーーっと。



「それじゃあ、ゆーとさん、あたしをおよめさんにしてくれる?」



「え・・・?」


「だめ?」

目を丸くしたゆーとさんが
びっくりしたあと、
にっこりと笑って、言ってくれた。


「****お嬢様が大人になられたときに、それを望まれるのなら」


「・・・・・・」

のぞまれるのなら。
また同じことば。

難しいよ。


「きっと****お嬢様は、お母様にそっくりですので、大人になられたらさぞ美しくなりますからね」


そんな***お嬢様が
私と結婚したいと
言ってくださるのなら。

にっこり笑いながら
ゆーとさんが目を見つめて
約束してくれる。


ことばは難しいけど、
でもわかる。


・・・やっぱり、ゆーとさんは
まだままのことがすきなんだ。




ちょっとだけもやもや。

黙り込んでしまった。


ゆーとさんはぱぱみたいに
だんでぃだし、とてもかっこいいけど
でも、ままのこと好きなんだよね?


あたしのしつじになったら
あたしのこと、一番に
好きになってくれるかな?


ままより、あたしのこと
好きになってくれるかな?


よくわかんない。




「****ちゃん、侑人がいいのかい?」

慎おじちゃまの声が聞こえる。

「ん・・・・考えとく」


あたしのその答えに
周りの人達が笑った。
ゆーとさんも苦笑してる。

んー、難しいよ。

また定位置に戻って
慎おじちゃまと話をする。


「****ちゃんが執事ほしいというのはわかったから、僕も考えておくよ」

「・・・うん」

「どうしたの?」

ほしいって言ったけど
誰がいいのか?って
考えてなかったから
少し迷ってた。

「ううん。なんでもない」

「そう?」

「うん」








「ちょっと、オレンジジュースいれてくる」

あたしは慎おじちゃまの膝から降りた。

部屋にもオレンジジュースは
沢山あったけど
あたしが欲しいのは・・・・
絞りたてなんだ。


部屋をすり抜けて
キッチンに行こうと
たったったって走って
行こうとしたら、ふっと
ふわっと抱きかかえられた。


「ん?」


あれ?


ふわっと後ろから
抱っこしてくれた人を見たら
ゆーとさんだった。


「****お嬢様、走られては危ないです」

にっこり笑ってる。

「転んだりしないもん」

「おてんばなお嬢様ですね」

「そうかな?」

「走って転ばれたら危ないので、私がキッチンまで連れて行ってあげますよ」


そういってゆーとさんが
あたしを抱っこしたまま
歩き始めた。

「****お嬢様、大きくなられましたね」

「ん?」

「前はこうやってしても、小さかったのに」




昔は・・・・こうやって
よくゆーとさんに抱っこされて
色んなところに行った。


あたしが廊下とか
ばたばた走って転ぶから。
まだ小さかったあたしに
走るなっと言っても走るから
ゆーとさんは見かねて
よく抱っこして連れて行ってくれた。



「えへ、久しぶりかも。こうやってゆーとさんが運んでくれるの」


「そうですね」


「・・・でもあたし、もうこんなってしなくても、1人で行けるよ。それに大きくなって重いから」


「ふふ。まだもう少し大きくなっても、大丈夫ですよ?」

「そっか。なら、キッチンに連れてって」


もうそんな子どもじゃないよ。
あたし、10才になったもん。

そう言いたかったけど。

ゆーとさんに
こうやってしてもらうのは
久しぶりで嬉しかったから
黙ってた。


慎おじちゃまも
あたしのことを
甘やかしてくれるけど
ゆーとさんも
結構あたしに甘い。



たまにたかやとか
せいごとかしゅんを
叱ったりするときは
笑顔だけど目が怖かったりする
ゆーとさん。


いつもあたしには優しくて
すごく「とくべつ」だけど・・・
でも本当はとても
仕事ができて、すごくすごく
ゆーのうな人なんだって
ままが言ってた。


ゆーとさんといるときは
なんか、「とくべつ」なの。


もう大きいのに
小さい子どもみたいに
ゆーとさんは抱っこしてくれる。


ちょっと恥ずかしかったけど
でも、ゆーとさんって
いい匂いするから
大好き。

首にだきついて
そのふわふわの柔らかい髪の毛に
鼻をつけてみたら
ゆーとさんのにおいがした。

ずっと前から大好きなにおい。

「ゆーとさんのにおいだ」

いいにおい。

そう言ったら
ゆーとさんが
あたしのことを
もっと大事そうに
抱っこしてくれた。






キッチンで、自分のコップに
オレンジジュースを入れてもらって
お部屋に戻ろうとしたら、
ゆーとさんがコップ持ってくれた。


片手はあたしの手を繋いでくれる。


「さあいきましょうか、****お嬢様」


おうちのなかだから、
手を繋がなくても
迷子にならないよ。

そういったら、ゆーとさんが
にっこり笑った。

「可愛い****お嬢様の手を握れる、めったにない機会ですからね」


そんなもんかな?

にっこりといってくれた
ゆーとさんが
すごくやさしかったから
嬉しくなって、あたしは
握った手をぎゅっと握り返した。




ねえゆーとさん。
あたしにやさしいのは
ままのことがまだ好きだから?
それともあたしのことが
すきだから?

ままとあたしの
どっちがすき?


ききたかったけど
きけなかった。

きっと、ゆーとさんを
こまらせてしまう。





ぎゅっと繋いだ片手が
あったかかった。



歩きながら、ななめを見上げると
ゆーとさんが先に
ちいさいあたしを見つめてて
目が合ったらふんわりと笑った。


小さい頃から
ずっと傍にいた人。

慎おじちゃまや
ぱぱとは違うけど
すごくあたしを
甘やかしてくれる人。


あたし、ぱぱだいすきだけど
ゆーとさんもだいすきだよ。








******* その2終わり ********

その3はこちらから。
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