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夜語りのリク夢になります。

リク主はsanaさま。
お題は「君の味が知りたいから」
テーマは「切甘、ヤキモチ」

話が長いので分割を作っています。
こちらは、その2になります。
その1は、こちらからどうぞ。

1つの記事で読まれたい方は
こちらからどうぞ。

以下、創作になります。
ご了承の上、ご興味のある方のみ
お読み下さい。



******** Your Sweet Kiss その2*******









部屋に帰ってすぐ。



「ずいぶん、楽しそうにしていたみたいだけど」

「え?」

大木と何話してたの?
それに、真壁ともなんか
楽しそうにしてたよね?



「え・・・?」

思わぬ詰問口調でびっくりした。
見つめ返すと、本当に
むっとした顔の晶さんがいた。


「何のこと?」

「さっきのこと」

てっきり今日は午前中
一緒じゃなかったから
寂しがってるかな、って
早めに戻ってきたら、
君は楽しそうにあずまやで
お茶をしてるし。

僕が歩いているのにも関わらず
大木と内緒話してるし。



「え・・・・?でも、それってただ」

最後まで言うより先に
ぎゅっと抱きしめられた。



そして、あたしの顎を
晶さんの綺麗な指がしゃくる。

あたしと視線を絡ませながら。

じっと晶さんの瞳を覗くと
さっきまでのむっとした感じより
なんだか、もっと・・・。


その瞳から視線を外せなかった。





僕のことを寂しがって
待っていると想ったのに。
あんなふうに楽しそうに
笑っているのをみたら、
さすがの僕でも拍子抜けだよ。



え?っ・・・・っ!!



いきなりキスされた。

言葉の最後が飲み込まれる。


誤解ってなにが?


口の中に
晶さんの舌が入ってきた。


「ん・・・・んん」


その感触に
すごくドキドキしてて
目を閉じながら
ぼーっとしてきた途端に
唇が離れた。


え・・・・?


びっくりして目を開けると、
そこにはむっとした顔の
晶さんがいた。


「・・・・キャラメルチャイ飲んだでしょ?」

「あ・・・うん」


え?なんでわかるの?


思わず目を丸くしたあたしに、
少し機嫌を直したのか
晶さんが、少し悪戯っ子の様に
くすっと笑った。

「味がしてる」



もう一度キス。
今度のキスは優しかった。

それに、晶さんがさっきまで
むっとしていた様子が
消えたようで。


あたしは、目を閉じた。
キスを味わうために。


「晶さん・・・・」


キスの合間に名前が零れ落ちる。


「*****・・・・」


唇が離れた瞬間。
見詰め合う。
絡み合う視線。








この味がなくなるまで。
キスしていい?


だって僕の見ていないところで
誰か他の男が入れた飲み物を
飲んでいる君に嫉妬するんだ。


他の誰かが入れたものを
美味しそうに飲む君を
思い出したくないから。



そう言いながら、
晶さんが何度も角度を変えて
キスを繰り返す。


「ん・・・・・・んん」


あたしは、その激しかったり
深かったり、ずっと息さえも
奪われるようなキスで
足元がぐらつきそうになりながら、
抱きしめてくれてる晶さんの腕に
もたれかかった。

「晶さん・・・・」

ひとしきりキスした後、
晶さんがようやく
唇を離してくれた。


「やだ・・・・力入んない・・・・」



あたしは頭の芯まで
ぼーっとしてしまい、
抱きしめられてなかったら、
その場で座り込んでしまいそうだった。



そんな脱力したあたしに
満足したのか、
晶さんがそっと抱きしめていた
腕の力を優しくしてくれて、
あたしの耳元で囁く。


「だからもう、僕以外の執事が入れたお茶なんて飲んじゃだめだよ?」

さっきまで不機嫌だったのに。
この言葉はとても
からかうおうに、
嬉しそうな響きだった。


「晶さん、それって難しい注文だよ」

思わず笑った。

「そしたら、あたし、晶さんが習い事行っている間とか、何も飲めないじゃない」

約束だよって、もう一度あたしに
キスしようとする晶さんに
あたしは、拗ねたように言った。

そんな拗ねた唇を
晶さんがキスする。

「お茶作っておいていってあげる」

半分、笑っているかのように
楽しそうに話す晶さん。


「やだよ、冷めちゃってる」


「じゃあ、アイスのジャスミンティとかで」


キスの合間に、晶さんが
くすくす笑う。
こういうやりとりは、
あたしと晶さんの間の
ゲームの1つ。

晶さんはよくあたしのことを
からかうから。

あたしも、最近はそれがわかってきて、
わざと拗ねたりする。



「もう、ほんと、譲歩しないんだから」

あたしは上目遣いで
晶さんを睨んだ。
晶さんはすごく優しい顔で
あたしのことを見ている。
でも、その頬は赤く染まっているんだ。



だって・・・

耳元に手を添えた晶さんが
内緒話みたいに言う。


「君が他の男の入れたお茶を飲んで、美味しいなんていうのは、我慢ならないんだ」


「晶さん・・・・」

耳元で囁かれ、
驚いて顔を上げたら、
真っ赤な顔で、
斜め下を向きながら
話している晶さんがいた。

「嫉妬、かもしれないけど、でも、そうだから」

「晶さん・・・・」

思わず嬉しくなって、
あたしは自分から
晶さんに抱きついた。

抱きついたあたしを
晶さんがいつものように
ハグしてくれる。
ちょっとだけきつく。

背の低いあたしは
晶さんの胸に埋もれるようになってしまう。

晶さんの細い腕だけど、
ちゃんと男の人の力で、
包み込まれる。

晶さんから、いつものフレグラスが
香ってくる。
あたしはそれを吸い込みながら、
幸せに浸った。


「君から、他の味がするなんて我ながら許せないんだよね」

ぼそっと呟く声がした。
え?と想って顔を上げようとしたら、
抱きしめている晶さんの腕が
あたしの動きを防いで、
顔を見ることができなかった。


ふふ、照れてるのかな?
多分、晶さんのことだから、
今の言葉の調子だったら、
絶対に赤くなって拗ねてるに決まってる。


そんなところが
かわいいなぁと想って。

あたしはとても優しい声でいった。

「あたしは晶さんがいれてくれたお茶が一番好きよ?」


晶さんが入れてくれる紅茶もそうだけど
お抹茶とか、中国茶のジャスミンティや
ウーロン茶とかも大好き。

味だけじゃなくて、
晶さんが入れてくれるときの雰囲気や
いつもあたしの体調や気分に合わせて
入れるお茶を選んでくれることが好き。


「それはわかってる」

ぐっと抱き寄せられた腕に力が入る。

気持ちを通じ合わせた日と
同じぐらい。
ぎゅっときついほど
抱きしめられた。

晶さんの顔が、
あたしの髪の毛を掻き分けて
首筋に来るのがわかる。

少しだけ熱い吐息。
妙に晶さんを実感させてくれて
あたしは、自分もどぎまぎして
赤くなっていくのがわかった。

「結局僕は、自分が見ていないところにいる君を考えるのが嫌なだけなんだ」


その言葉に胸を震わす。


「晶さん・・・・」


「なんだろ、君の世話は僕がすべてやりたいっていうか・・・」

「とりあえず、独り占めさせてよ」

いいだろ、ねえ?

そういう風に問いかけられて、
あたしは、幸せのあまり、
何もいえなかった。

こんなにも大事にされてるなんて。

晶さんにだったら、
あたし、独り占めされて良いの。

ううん、今だって、
あたしの心は
晶さんが独り占めしているわ。


「・・・・こうやって晶さんが言ってくれるとは想わなかった」


嬉しくて。
晶さんがこうやって
言ってくれたことが。
思わず、呟いてしまった。


腕の力が少し緩くなった。
緩くなった腕の間から、顔を上げたら
とっても優しい表情をした
晶さんが、あたしのことを
見つめていた。



「僕だってこういうことを言うとは想わなかったよ」

恥ずかしそうに笑う晶さん。

その視線の甘さに
あたしの心は撃ちぬかれる。

「晶さんって、意外と独占欲強いんだ?」

からかうように言ってみた。

また、1つ好きになっちゃったことが
少しだけ悔しくて。
拗ねたように言った言葉を
晶さんがまた甘く拾う。

「そうだよ、知らなかった?」

「うん、知らなかった」

「僕も知らなかったよ」

思わずお互い
顔をあわせて笑った。

なんか幸せで、
笑顔になっちゃうの。
晶さんがあたしのこと、
すごく好きなんだな、ってわかるから。


晶さん大好きー。

口には出さない声で、
またぎゅーっと抱きついたら。
晶さんが背中をぽんぽんしてくれて
抱きついたあたしを受け止めてくれた。

小さい子をあやすかのように。
こうやって甘やかしてくれるところが好き。

甘い言葉を沢山言ってしまうところも。
あたしをドキドキさせるところも。

ぎゅーっと抱きつきながら、
笑顔で晶さんを見つめる。

大好きだよって気持ちを込めて。

そしたら、晶さんが
そんなあたしをみて
ふっと笑った。

晶さん、赤くなってる。

「本当に困っちゃうよ。いつも、君は僕の心を乱してくれて」


「え?」

「いつも、心の中から出て行ってくれない」
気がつくと君のことばかり考えてるんだ。


少し悔しそうに聴こえた。
でも、すぐにその表情は
幸せそうで、嬉しそうな顔に変った。


「晶さん・・・・」

「だから、もう何もいわないで」

そう言って
晶さんがあたしにキスをした。

「あたしも晶さんのこと、いつも考えてるよ」

だって大好きだから。


「*****ちゃん・・・」


一緒にいれない時間。

あたしの心を占めているのは
いつも隣にいてくれる晶さん。


ちょっと意地悪なところ。
ひねくれもののところ。
いつも優雅で気品があるところ。
とても優しいところ。
色んなことを教えてくれるところ。

そして、2人っきりのときに
これ以上ないくらい甘くて。
いつもあたしを
ドキドキさせてくれること。


恋人の晶さんがあたしに
とても甘いことは知ってる。

晶さんの傍で過ごしている時間が
あたしに沢山のものをくれるの。


「だから大好きなんだ」


照れる顔を隠して、
抱きついたまま言うあたしを
晶さんが髪の毛撫でる。

そして、耳元の髪の毛を分けて
耳にキスをする。


「っ・・・!!」

思わずびっくりして顔を上げたら、
そこには、多分、あたしと同じくらい
赤面した晶さんの顔が
すぐ傍にあった。

耳元で甘く囁かれる。
どきっとする。

「もう何もいわないでって、言ったのに」

「さっき、僕に嫉妬させた罰」

え?って質問さえできないまま。
顔を包み込む晶さんの両手。


視線が絡まりあった瞬間。

深くて、情熱的で、大人のキス。

苦しいほどに重さがあって
晶さんにずっとキスされてた。

吸われるような。



「これは禁止したのに又喋っちゃった罰」


こんな罰だったら、
沢山受けていいよ。


沢山のキスが教えてくれる。
晶さんがあたしのことを
好きだってことを。
あたしも同じくらい
晶さんのことを好きだってことを。


「普通にキスしてよ、晶さん」

「いやだよ」

だって、恥ずかしいだろう?


「・・・・恥ずかしいのは、あたしの方だよ」

その答えが可愛いから、
あたしはくすっと笑った。

ちょっとむっとしていた
晶さんだったけど
すぐに笑ってくれた。


「もっとキスしていい?」
君の味が知りたいから。



味わうように
晶さんがキスをする。

あたしもそれに応える。

あたしの味は、いつだって
晶さん好みだよ。

あたしが甘くて美味しいなら。

それは、晶さんがあたしを
とても好きでいてくれるから。
晶さんが甘いからだよ。

晶さんだけに
食べてもらいたいから。

いつだって、
あたしは晶さんのためだけに
甘いの。

砂糖菓子を口に含んだように。
脳内まで、その気持ちよさと共に
甘さが伝わると良い。

痺れるほどに
甘いキスを沢山繰り返して。

お互いの味がわからなくなるまで。
お互いの味が同じ甘さになるまで。


キスして、晶さん。

ずっとキスしてて・・・・。


そっと瞑った両目の瞼に
晶さんの片手がそっと置かれる。
目を塞がれるかのように。


「君の味が大好きだ」



繰り返されるキス。


甘い言葉。
甘いキス。
甘い恋人の味・・・。



「君も僕の味を覚えててよ」



そっと呟くように囁かれる
恋人の言葉。


うん、って頷くより先に。

覚えるよりも沢山。
キスして欲しい。



何も見えない感覚で、
瞼の上に置かれた
手の平が暖かくて。

じんわりしながら
あたしは晶さんの唇の感触と
キスの味だけを味わった。









***** Your Sweet Kiss Fin. ******










◇ あとがき◇

晶さんのリク夢でした。

お題が「君の味が知りたいから」
プラス「ヤキモチやくお話」

となると、こういう展開しか
ないでしょー!!!(爆)

思わず激甘仕立てで、
書いたあたしもオロオロしてますww

こーんな終わり方でいいの?
と思いながらも。

〆の言葉より晶さんとのキスに
埋もれていたいと想う、あたしです。

晶さんって誕生日シナリオでも、
真壁にきつい視線を飛ばしたり、
意外と独占欲あるんじゃないかな?と
想ったことから、真壁と大木を
出してみました。
大木は怒られ損だけど(爆)

大木と真壁のぼやきで、
ちょっとだけ短い文章を
付け加えたいところでした。


キスの味。

一緒にご飯を食べた後
キスをしたら、おんなじ味がしますね。
それがなんだか、いやらしいんだけど、
でもそれが許せる相手なら
本当に恋に落ちて、
この人のことが好きだな、って
想ってしまいます。

真壁が入れてくれた
キャラメルチャイの味がするキスも
充分に甘くて美味しそうだけど・・・。
いつか、その真壁のチャイ味キスの
話はどこかで書きたいです。

あたしは、茶道をしているので
晶さんシナリオの中で
彼が中国茶や日本茶を
出してくれるのが
とても嬉しかったです。
いやあ、わかってるなぁ、と(笑)

今度、茶道のお話と絡めて
晶さんのお話が書けたらいいな、
なんてことも想いました。

Sanaさま、気に入ってくださいましたか?
リク主さまに愛されるお話を書けたら
それで充分、だと想っています。
このお話は結構気楽に書けたかな。
お題がかきやすかったこともあって、
いつものように、思いつめた感が
少なくて。激甘くなりました。

とはいえ。

ブログでUPして
読んでくださる方も多くて。
気に入ってもらえるといいな。

晶さんのキスの味じゃなくても。
他のキャラでも「君の味が知りたいから」で
お話書いてもいいなぁと想うような
今回のお題でした。

ここまで読んでくださって
ありがとうございました♪

14.June.2009 つぐみ
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