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企画:「4月の雨、夜語り」で募集した
リクエスト夢になります。

リクエストしてくださったのは、
ブログに遊びに来てくださっているsana様。
お題は『君の味が知りたいから』で
「切甘、ヤキモチ」がテーマ
山科晶さんで、とのことでした。

( ゚Å゚) あはは、激甘だぜ!(爆)

lエ`) 思わずキス三昧ww

(゜エ゜)晶さんweek今日で終わるけど。

すいません。
今週は晶さんBDだったので
晶さん尽くしになっております。

未プレイな人が多いので
なんともいえないのですが・・・。
多少ネタバレあり?
てか、ネタバレになってるんだろうか・・・?(爆)


実は夜語りのリクで
晶さん希望はお二人。
Sanaさんと蓮さんの分。

なんで、sanaさんのを先にUP、
次は蓮さんのリク夢になります♪

長いので分割を作っています。
( その1 その2 )

sanaさんからのご好意で、
リク夢の名前は「****」にしています。


以下、創作になります。
ご了承の上、ご興味のある方のみ
どうぞお読み下さい。







***** Your Sweet Kiss ******

FOR SANA !!










今日は晶さんが絵画教室に行く日。

執事の仕事をこなしながらも、
合間の時間をぬって
晶さんはスクーリングや絵の勉強など
自分のこともこなしている。

できる限り、あたしの傍についててくれる。

あたしの恋人で執事さん。

もっとも、晶さんの場合、
「執事」さんって立場よりも、
もっと「恋人」って感じ。

もともと、執事の職をするような
人じゃないから。



そんな晶さんが今日は傍にいなくて。



晶さんの代わりに真壁さんが
あたしの傍についててくれてる。


今日の授業は午前中だけ。


だから、お昼ご飯を食べたあと、
のんびりとあずまやで
真壁さんの入れてくれた
チャイを飲んでいた。


晶さんは午後のおやつの時間には
帰ってくると言っていた。


晶さんもやるべきことがあって
あたしもそれはわかってるけど、
でもいつも一緒な恋人が
今日は半日一緒じゃないんだと想うと
ちょっと残念で顔を曇らせたら。


おやつの時間までには帰ってくるから。
美味しいお土産を一緒に食べよう。


そう子どもに言い聞かすように
晶さんが、あたしの額にキスをした。


もう、子ども扱いして!


そう言って笑ったけど、
でもその後、ちゃんとハグして
大好きだよって囁いてくれた。


そうやって別れてから
数時間後のあたし。


あずまやでチャイを片手に
庭の入り口、屋敷の入り口あたりを
眺めながら、ぼーっとしてる。


(晶さん、何時ごろになるんだろう・・・・)


特にやることもなくて。


こうやって授業が午前中の日は、
だいたい、午後は屋敷で
晶さんと2人でのんびりする。

クラシックのCDを聴くこともあれば
絵画展で買った画集を見ながら
一緒にお茶をしたり、
たまに晶さんとウォルフさんが
演奏するのを聴いたりすることもある。

屋敷でのんびりと過ごさなくても、
午後からでも美術館に行って、
催しものを見たり。
買い物にいくこともある。

どこに行くにしても、
晶さんとなら特別だから。


(早く帰ってこないかな~)



そう想いながら、
あたしはチャイをすする。




「お嬢様、山科でしたらまだ帰らない時間かと」



「え?」



心の中の声が漏れちゃってた?と
びっくりして振り向くと、
そこには少し苦笑した真壁さんがいた。



あたしのチャイのお代わりを
入れようとしていたのか
片手にポットを持っている。


「あ・・・なんで考えてるのわかったの、真壁さん?」


真壁さんは少し微笑みながら
あたしが置いたカップに
お代わりのチャイを注いでくれた。



「山科が帰ってくるのを首長くしてお待ちされてるのは、いくらの私でもわかりますよ、***お嬢様」



「え・・・あたし、そんな顔してたっけ?」



思わず頬が赤くなる。

こうやって考えてることを
お見通しされると、特に。

なんでばれちゃうんだろ。
そんなにあたし、
晶さんに会いたいって
顔をしていたのかな?

頬を赤らめたあたしに
真壁さんがまた優しく言う。


「山科が帰ってきましたら、すぐに大木が知らせにくるはずです」


「え、隆也君が?」


「そうです。本日大木は屋敷入り口外の花壇の手入れに出ておりますので」


帰ってきたら、すぐさまあずまやへ
知らせに来るかと。
大木の姿が見えたら、
山科が帰ってきた合図ですよ。


そういって、にっこり笑った真壁さんが
あたしに焼き菓子も一緒に勧める。


「山科の準備するティータイムの菓子類にはかなわないと想いますが」


そう言いながら
お皿に置いてくれたのは
すごく美味しそうなマフィンだった。


「うわぁ・・・すごく美味しそう!それも焼きたて?」


真壁さんって・・・
お菓子作りもできるんだ。
そっちの方に感心してしまった。


「僭越ながら、私が焼かせていただきました。ブルーベリーマフィンです」


美味しそうな
紫色のブルーベリーが
ところどころに散っている。
湯気が感じられる
焼きたてのマフィンに
あたしは思わず目を奪われた。


いただきまーす、とフォークを
手に取ったところで。


その時、入り口の方から、
隆也君が手を振っているのが見えた。


「あ!」

思わず、顔がほころぶ。

晶さん、帰ってきたのかな?

思わず立ち上がった
あたしが、お皿に袖を引っ掛けて、
かたん、ってお皿の上のマフィンと
あたしが乱暴に置いた
フォークが落ちそうになった。


「!!」

思わずびっくりした声を上げた瞬間、
真壁さんがさっと動いて、
テーブルから落ちそうになっていた
マフィンが地面に落ちる前に
キャッチした。


「!!!」


よかった!



思わずびっくりして、でも
落ちなくてよかった安堵感で
あたしは胸をなでおろす。


真壁さんはそんなあたしを見て、
片手でキャッチしたマフィンを
あずまやに持ってきた
ティセットなどを載せるワゴンに置き、
苦笑しながら言った。


「****お嬢様、いくら山科が帰宅したからといって、少し落ち着きくださいませ」


口調はきついけど、
でも、その顔は笑っている。

美味しそうなマフィンを
まず地面に落とさなくてよかった。


「ごめんね、真壁さん。つい・・・」

あたしはぺろっと舌を出して、
思わずやっちゃった、って顔で
謝ったら、真壁さんは、ちょっとだけ
(仕方がないなぁ)というような感じで
許してくれた。


「新しいマフィンをお持ちしますので、少々お待ち下さい」
取り替えてまいります。


真壁さんが、すぐさまトレイに
さっきあたしが落としてしまった
マフィンをのせて
キッチンへ行ってしまった。

あ・・・悪いことしたな。


そう想いながら
真壁さんの背中を見送っていたら。





「お嬢さん!」


いきなり声をかけられて振り返ると
隆也君だった。


花壇の手入れをしていたのか、
ちょっと土で汚れた膝や
汗をかいた様子で、こっちに向かって
手を振りながら、少し小走りで歩いてくる。


「あ、隆也君!お仕事お疲れ様」

思わず、元気のいい隆也君に釣られて
あたしもにっこり笑いながら手を振った。


「山科様、お帰りになられましたよ」

近付いてきて、口に手を当てて
少し内緒みたいな感じで
報告してくれる隆也君。


気を使ってくれてるのかな?


あたしと晶さんが恋人同士なのは、
周知の事実というか、
義兄さんも知っているし、
樫原さんも、他の執事さんたちも。

でも、表立ってそうは言わない。


けど、いつもお屋敷にいるときも
あたしと晶さんは隠すことなく
恋人同士の時間を過ごす。


そりゃあ人目の付くところで
わざといちゃつくことはしないけど、
でもわざわざ「令嬢」と「執事」ごっこを
する必要はない。


だから思わず
その隆也君の慎重な報告ぶりに
あたしはちょっと笑った。


あれ?真壁さんは?って
隆也君はキョロキョロしている。


「なんで、そんな内緒話みたいに言うの?」


「え?」


「そんな、小声で教えてくれなくてもいいのに」



あたしがそう言いかけたとき、
後ろから名前を呼ばれた。



「****ちゃん!」



振り返ると、晶さんがいた。


「あ。晶さん、おかえりなさい!」



突然現れたものだから、
びっくりしたけど
あたしは嬉しくなって
すぐに晶さんに駆け寄った。


「なに?お茶でもしてたの?」

にっこりと晶さんが
あたしに微笑みかける。


「うん。今ね、真壁さんにお茶入れてもらって、ここで晶さんを待ってたの」


真壁さんが焼いてくれたマフィン、
すごく美味しそうだったの!
でも、あたしドジだから、
それを落としてしまって
真壁さんはキッチンに取替えに


ここまで話そうとした瞬間、
一瞬で晶さんの優しそうな顔が
むっとしたような顔に変った。

そして、傍にいる隆也君を
ジロって睨んだ。


え?


「・・・?晶さん、どうかした?」


「いや?」


間髪をいれず晶さんが応える。

でも、その響きが硬くて、
あたしはびっくりして
晶さんの顔を
まじまじとみた。

あたし、なんか怒らせるようなこと言ったっけ?

「なんか、態度変だよ?」

「そう?」

「うん、なんか怒ってる?」

「なんでそう訊くの?」

「え、だって・・・・」

あたし達が押し問答しているのを
見ていた隆也君に晶さんが
少しきつい口調でいった。


「大木、ここはいいから仕事に戻りなさい」


「え?あ、はい」

隆也君が少しきまづい顔をして
慌てて走っていった。


え?なんか、晶さん、
本当に様子おかしいよ?

あたしは、晶さんをじっと見た。
晶さんもじっとあたしを見ている。


なんか、すごく怒ってる・・・ぽいんだけど・・・。



隆也君に対する口調が
きつかったものだから
あたしは、どうしたものか。

思わず困ってしまって
黙り込んだ。


「お嬢様、マフィンをお持ちいたしました」

その声で振り向くと、
さっき、あたしが落とした
ブルーベリーマフィンの代わりのやつを
盛ったお皿を真壁さんが持ってきた。


「あ・・・・真壁さん」


お茶・・・・する雰囲気じゃないな、今。
なんかわからないけど、
晶さんの様子がおかしいもの。


あたしが気まずそうに晶さんと
真壁さんをちらちら見ていたら、
その視線に気づいたのか、真壁さんが


「山科が帰宅しましたので、この後は山科へ」


お邪魔な執事は失礼します。


と、すぐさま腰を折った礼をして
真壁さんが行ってしまった。


(妙に・・・・気を使われてしまったかな)


といっても、最後に残していった言葉は
今のあたしたちには、なんか、とても・・・・
もっと気まずいものだったけど!



「真壁は一言多いんだから」

そう、晶さんが
ぼそっと呟くのが聴こえた。


「え?」


聞き返したあたしに、晶さんが
ため息をつく。


「で、君はお茶をするの、ここで?」
指した先には、真壁さんが入れてくれた
チャイやら、盛ってきてくれたマフィンやら。


不機嫌そうにそれを
指差す晶さんを見てたら、
なんだか、食欲がうせてきて。


入れてくれたお茶のおいしさとか、
見た感じ食欲をそそる
美味しそうなマフィンも。


不機嫌そうな恋人の前では
色あせて見える。



「・・・・ううん、もういい」


「え?」

「なんか、晶さんの様子が変だから、お茶する気、失せちゃった」


率直に言ったら、
晶さんのほうも、
これ片付けるね、ってすぐさま
ティセットやお皿をワゴンに載せて
片付け始めた。

その後姿にあたしは問いかける。


「ねえ、晶さん」

「なに?」

「なんか様子変だよ?なんかあった?」


「・・・・なんかあったと思うの?」


「うん」


「じゃあ、なんだか当てて」


「え・・・・」


「当たったら教えてあげる」


・・・片づけをしてて
背中越しにする会話は
なんだか、とても硬かった。

どうして?

いつもだったら、
こんな風に意地悪したりして
話をしてくれないことってないのに。

「わかんないから訊いてるのに」


思わず、質問を質問で返されて
あたしは言ってしまった。


少し声が荒かったからか、
ようやく晶さんが
こっちを向いてくれた。


もうあずまやのテーブルの上のものは
全てワゴンに載せられて、
移動できる手はずは整っている。


「****ちゃん」


少しため息交じりで
晶さんが名前を呼ぶ。


いつもだったら、
こうやって名前を呼ばれることが
とても甘くて。
そして、優しい響きで
あたしに届くのに。


なんだか今日はそうじゃなくて、
あたしは少し胸がチクっとした。


あたしは、何も言えずに、
晶さんが言ってくれる
次の言葉を待った。



でも、晶さんはため息をついて、
あたしをじっと見たまま。


どうして?
なんで、何も言ってくれないの?
あたしが悪いことしたなら
いってくれたらいいのに。

それか、そうじゃないなら、
そうじゃないって言って欲しい。


本当だったら・・・・
今日みたいに晶さんと
半日も離れてた日は
逢えた時に
その寂しさを埋めるように
晶さんとずっとくっついているのに。


なぜか、今日は晶さんが怒ってて。
それができない。


離れてて寂しかったのに。
帰ってきたら、
なんだか喧嘩しちゃったみたいで・・・。



「・・・・部屋で話そう」


さっとワゴンを押しながら
あずまやから出て行こうとする
晶さんの後をあたしは追った。

「なんで僕が怒ってるかわかる?」

ワゴンを押しながら、
晶さんがあたしの顔を見ずに言う。

「・・・・わかんない」

その答えの返事は
ため息だった。







・・・・・・・・・・・・・







部屋に帰ってすぐ。



「ずいぶん、楽しそうにしていたみたいだけど」

「え?」

大木と何話してたの?
それに、真壁ともなんか
楽しそうにしてたよね?



「え・・・?」

思わぬ詰問口調でびっくりした。
見つめ返すと、本当に
むっとした顔の晶さんがいた。


「何のこと?」

「さっきのこと」

てっきり今日は午前中
一緒じゃなかったから
寂しがってるかな、って
早めに戻ってきたら、
君は楽しそうにあずまやで
お茶をしてるし。

僕が歩いているのにも関わらず
大木と内緒話してるし。



「え・・・・?でも、それってただ」

最後まで言うより先に
ぎゅっと抱きしめられた。



そして、あたしの顎を
晶さんの綺麗な指がしゃくる。

あたしと視線を絡ませながら。

じっと晶さんの瞳を覗くと
さっきまでのむっとした感じより
なんだか、もっと・・・。


その瞳から視線を外せなかった。





僕のことを寂しがって
待っていると想ったのに。
あんなふうに楽しそうに
笑っているのをみたら、
さすがの僕でも拍子抜けだよ。



え?っ・・・・っ!!



いきなりキスされた。

言葉の最後が飲み込まれる。


誤解ってなにが?


口の中に
晶さんの舌が入ってきた。


「ん・・・・んん」


その感触に
すごくドキドキしてて
目を閉じながら
ぼーっとしてきた途端に
唇が離れた。


え・・・・?


びっくりして目を開けると、
そこにはむっとした顔の
晶さんがいた。


「・・・・キャラメルチャイ飲んだでしょ?」

「あ・・・うん」


え?なんでわかるの?


思わず目を丸くしたあたしに、
少し機嫌を直したのか
晶さんが、少し悪戯っ子の様に
くすっと笑った。

「味がしてる」



もう一度キス。
今度のキスは優しかった。

それに、晶さんがさっきまで
むっとしていた様子が
消えたようで。


あたしは、目を閉じた。
キスを味わうために。


「晶さん・・・・」


キスの合間に名前が零れ落ちる。


「*****・・・・」


唇が離れた瞬間。
見詰め合う。
絡み合う視線。








この味がなくなるまで。
キスしていい?


だって僕の見ていないところで
誰か他の男が入れた飲み物を
飲んでいる君に嫉妬するんだ。


他の誰かが入れたものを
美味しそうに飲む君を
思い出したくないから。



そう言いながら、
晶さんが何度も角度を変えて
キスを繰り返す。


「ん・・・・・・んん」


あたしは、その激しかったり
深かったり、ずっと息さえも
奪われるようなキスで
足元がぐらつきそうになりながら、
抱きしめてくれてる晶さんの腕に
もたれかかった。

「晶さん・・・・」

ひとしきりキスした後、
晶さんがようやく
唇を離してくれた。


「やだ・・・・力入んない・・・・」



あたしは頭の芯まで
ぼーっとしてしまい、
抱きしめられてなかったら、
その場で座り込んでしまいそうだった。



そんな脱力したあたしに
満足したのか、
晶さんがそっと抱きしめていた
腕の力を優しくしてくれて、
あたしの耳元で囁く。


「だからもう、僕以外の執事が入れたお茶なんて飲んじゃだめだよ?」

さっきまで不機嫌だったのに。
この言葉はとても
からかうおうに、
嬉しそうな響きだった。


「晶さん、それって難しい注文だよ」

思わず笑った。

「そしたら、あたし、晶さんが習い事行っている間とか、何も飲めないじゃない」

約束だよって、もう一度あたしに
キスしようとする晶さんに
あたしは、拗ねたように言った。

そんな拗ねた唇を
晶さんがキスする。

「お茶作っておいていってあげる」

半分、笑っているかのように
楽しそうに話す晶さん。


「やだよ、冷めちゃってる」


「じゃあ、アイスのジャスミンティとかで」


キスの合間に、晶さんが
くすくす笑う。
こういうやりとりは、
あたしと晶さんの間の
ゲームの1つ。

晶さんはよくあたしのことを
からかうから。

あたしも、最近はそれがわかってきて、
わざと拗ねたりする。



「もう、ほんと、譲歩しないんだから」

あたしは上目遣いで
晶さんを睨んだ。
晶さんはすごく優しい顔で
あたしのことを見ている。
でも、その頬は赤く染まっているんだ。



だって・・・

耳元に手を添えた晶さんが
内緒話みたいに言う。


「君が他の男の入れたお茶を飲んで、美味しいなんていうのは、我慢ならないんだ」


「晶さん・・・・」

耳元で囁かれ、
驚いて顔を上げたら、
真っ赤な顔で、
斜め下を向きながら
話している晶さんがいた。

「嫉妬、かもしれないけど、でも、そうだから」

「晶さん・・・・」

思わず嬉しくなって、
あたしは自分から
晶さんに抱きついた。

抱きついたあたしを
晶さんがいつものように
ハグしてくれる。
ちょっとだけきつく。

背の低いあたしは
晶さんの胸に埋もれるようになってしまう。

晶さんの細い腕だけど、
ちゃんと男の人の力で、
包み込まれる。

晶さんから、いつものフレグラスが
香ってくる。
あたしはそれを吸い込みながら、
幸せに浸った。


「君から、他の味がするなんて我ながら許せないんだよね」

ぼそっと呟く声がした。
え?と想って顔を上げようとしたら、
抱きしめている晶さんの腕が
あたしの動きを防いで、
顔を見ることができなかった。


ふふ、照れてるのかな?
多分、晶さんのことだから、
今の言葉の調子だったら、
絶対に赤くなって拗ねてるに決まってる。


そんなところが
かわいいなぁと想って。

あたしはとても優しい声でいった。

「あたしは晶さんがいれてくれたお茶が一番好きよ?」


晶さんが入れてくれる紅茶もそうだけど
お抹茶とか、中国茶のジャスミンティや
ウーロン茶とかも大好き。

味だけじゃなくて、
晶さんが入れてくれるときの雰囲気や
いつもあたしの体調や気分に合わせて
入れるお茶を選んでくれることが好き。


「それはわかってる」

ぐっと抱き寄せられた腕に力が入る。

気持ちを通じ合わせた日と
同じぐらい。
ぎゅっときついほど
抱きしめられた。

晶さんの顔が、
あたしの髪の毛を掻き分けて
首筋に来るのがわかる。

少しだけ熱い吐息。
妙に晶さんを実感させてくれて
あたしは、自分もどぎまぎして
赤くなっていくのがわかった。

「結局僕は、自分が見ていないところにいる君を考えるのが嫌なだけなんだ」


その言葉に胸を震わす。


「晶さん・・・・」


「なんだろ、君の世話は僕がすべてやりたいっていうか・・・」

「とりあえず、独り占めさせてよ」

いいだろ、ねえ?

そういう風に問いかけられて、
あたしは、幸せのあまり、
何もいえなかった。

こんなにも大事にされてるなんて。

晶さんにだったら、
あたし、独り占めされて良いの。

ううん、今だって、
あたしの心は
晶さんが独り占めしているわ。


「・・・・こうやって晶さんが言ってくれるとは想わなかった」


嬉しくて。
晶さんがこうやって
言ってくれたことが。
思わず、呟いてしまった。


腕の力が少し緩くなった。
緩くなった腕の間から、顔を上げたら
とっても優しい表情をした
晶さんが、あたしのことを
見つめていた。



「僕だってこういうことを言うとは想わなかったよ」

恥ずかしそうに笑う晶さん。

その視線の甘さに
あたしの心は撃ちぬかれる。

「晶さんって、意外と独占欲強いんだ?」

からかうように言ってみた。

また、1つ好きになっちゃったことが
少しだけ悔しくて。
拗ねたように言った言葉を
晶さんがまた甘く拾う。

「そうだよ、知らなかった?」

「うん、知らなかった」

「僕も知らなかったよ」

思わずお互い
顔をあわせて笑った。

なんか幸せで、
笑顔になっちゃうの。
晶さんがあたしのこと、
すごく好きなんだな、ってわかるから。


晶さん大好きー。

口には出さない声で、
またぎゅーっと抱きついたら。
晶さんが背中をぽんぽんしてくれて
抱きついたあたしを受け止めてくれた。

小さい子をあやすかのように。
こうやって甘やかしてくれるところが好き。

甘い言葉を沢山言ってしまうところも。
あたしをドキドキさせるところも。

ぎゅーっと抱きつきながら、
笑顔で晶さんを見つめる。

大好きだよって気持ちを込めて。

そしたら、晶さんが
そんなあたしをみて
ふっと笑った。

晶さん、赤くなってる。

「本当に困っちゃうよ。いつも、君は僕の心を乱してくれて」


「え?」

「いつも、心の中から出て行ってくれない」
気がつくと君のことばかり考えてるんだ。


少し悔しそうに聴こえた。
でも、すぐにその表情は
幸せそうで、嬉しそうな顔に変った。


「晶さん・・・・」

「だから、もう何もいわないで」

そう言って
晶さんがあたしにキスをした。

「あたしも晶さんのこと、いつも考えてるよ」

だって大好きだから。


「*****ちゃん・・・」


一緒にいれない時間。

あたしの心を占めているのは
いつも隣にいてくれる晶さん。


ちょっと意地悪なところ。
ひねくれもののところ。
いつも優雅で気品があるところ。
とても優しいところ。
色んなことを教えてくれるところ。

そして、2人っきりのときに
これ以上ないくらい甘くて。
いつもあたしを
ドキドキさせてくれること。


恋人の晶さんがあたしに
とても甘いことは知ってる。

晶さんの傍で過ごしている時間が
あたしに沢山のものをくれるの。


「だから大好きなんだ」


照れる顔を隠して、
抱きついたまま言うあたしを
晶さんが髪の毛撫でる。

そして、耳元の髪の毛を分けて
耳にキスをする。


「っ・・・!!」

思わずびっくりして顔を上げたら、
そこには、多分、あたしと同じくらい
赤面した晶さんの顔が
すぐ傍にあった。

耳元で甘く囁かれる。
どきっとする。

「もう何もいわないでって、言ったのに」

「さっき、僕に嫉妬させた罰」

え?って質問さえできないまま。
顔を包み込む晶さんの両手。


視線が絡まりあった瞬間。

深くて、情熱的で、大人のキス。

苦しいほどに重さがあって
晶さんにずっとキスされてた。

吸われるような。



「これは禁止したのに又喋っちゃった罰」


こんな罰だったら、
沢山受けていいよ。


沢山のキスが教えてくれる。
晶さんがあたしのことを
好きだってことを。
あたしも同じくらい
晶さんのことを好きだってことを。


「普通にキスしてよ、晶さん」

「いやだよ」

だって、恥ずかしいだろう?


「・・・・恥ずかしいのは、あたしの方だよ」

その答えが可愛いから、
あたしはくすっと笑った。

ちょっとむっとしていた
晶さんだったけど
すぐに笑ってくれた。


「もっとキスしていい?」
君の味が知りたいから。



味わうように
晶さんがキスをする。

あたしもそれに応える。

あたしの味は、いつだって
晶さん好みだよ。

あたしが甘くて美味しいなら。

それは、晶さんがあたしを
とても好きでいてくれるから。
晶さんが甘いからだよ。

晶さんだけに
食べてもらいたいから。

いつだって、
あたしは晶さんのためだけに
甘いの。

砂糖菓子を口に含んだように。
脳内まで、その気持ちよさと共に
甘さが伝わると良い。

痺れるほどに
甘いキスを沢山繰り返して。

お互いの味がわからなくなるまで。
お互いの味が同じ甘さになるまで。


キスして、晶さん。

ずっとキスしてて・・・・。


そっと瞑った両目の瞼に
晶さんの片手がそっと置かれる。
目を塞がれるかのように。


「君の味が大好きだ」



繰り返されるキス。


甘い言葉。
甘いキス。
甘い恋人の味・・・。



「君も僕の味を覚えててよ」



そっと呟くように囁かれる
恋人の言葉。


うん、って頷くより先に。

覚えるよりも沢山。
キスして欲しい。



何も見えない感覚で、
瞼の上に置かれた
手の平が暖かくて。

じんわりしながら
あたしは晶さんの唇の感触と
キスの味だけを味わった。









***** Your Sweet Kiss Fin. ******










◇ あとがき◇

晶さんのリク夢でした。

お題が「君の味が知りたいから」
プラス「ヤキモチやくお話」

となると、こういう展開しか
ないでしょー!!!(爆)

思わず激甘仕立てで、
書いたあたしもオロオロしてますww

こーんな終わり方でいいの?
と思いながらも。

〆の言葉より晶さんとのキスに
埋もれていたいと想う、あたしです。

晶さんって誕生日シナリオでも、
真壁にきつい視線を飛ばしたり、
意外と独占欲あるんじゃないかな?と
想ったことから、真壁と大木を
出してみました。
大木は怒られ損だけど(爆)

大木と真壁のぼやきで、
ちょっとだけ短い文章を
付け加えたいところでした。


キスの味。

一緒にご飯を食べた後
キスをしたら、おんなじ味がしますね。
それがなんだか、いやらしいんだけど、
でもそれが許せる相手なら
本当に恋に落ちて、
この人のことが好きだな、って
想ってしまいます。

真壁が入れてくれた
キャラメルチャイの味がするキスも
充分に甘くて美味しそうだけど・・・。
いつか、その真壁のチャイ味キスの
話はどこかで書きたいです。

あたしは、茶道をしているので
晶さんシナリオの中で
彼が中国茶や日本茶を
出してくれるのが
とても嬉しかったです。
いやあ、わかってるなぁ、と(笑)

今度、茶道のお話と絡めて
晶さんのお話が書けたらいいな、
なんてことも想いました。

Sanaさま、気に入ってくださいましたか?
リク主さまに愛されるお話を書けたら
それで充分、だと想っています。
このお話は結構気楽に書けたかな。
お題がかきやすかったこともあって、
いつものように、思いつめた感が
少なくて。激甘くなりました。

とはいえ。

ブログでUPして
読んでくださる方も多くて。
気に入ってもらえるといいな。

晶さんのキスの味じゃなくても。
他のキャラでも「君の味が知りたいから」で
お話書いてもいいなぁと想うような
今回のお題でした。

ここまで読んでくださって
ありがとうございました♪

14.June.2009 つぐみ


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