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Black&White』の魔莉さんに捧げます!

彼女がブログを始めたら
なにか一緒にお話でも、という
約束で、今回書かせていただきました。
真壁の!病的ギリギリの愛です(爆)

(゜エ゜)どんな説明やらww

先に魔莉さんから『君の言葉』という
大変素敵なお話を頂きました。
そのアンサーというわけじゃないのですが、
共通テーマ「真壁」であたしが書いたところ。

T△T).。oO ・・・・なんか、真壁・・・・(爆)

書いてみてわかりました。
自分がどれだけ真壁に飢えてたか(爆)

魔莉さんが、以前、【企画:夜語り】で
リクしてくれた御題『呼吸を奪うほどの』も
踏まえて書いています。

( ゚Å゚) 思わぬところでリク消化?!(爆)←

交換のお話と、リク夢は違います(笑)

結構、あたしとしては・・・・
きわどい感じで書いちゃったと思います・・・。
なので、エロい感じが苦手だったら、
読んで大丈夫かな?と心配なお話です。

でもいちお、これは
魔莉さんへの捧げ夢なんで♪
彼女が気に入ってくれたら、何も言うまいw

長いので分割を作っています。
携帯閲覧で切れてしまう方は
どうぞ、こちらへ。
(分割: その1その2


以下、創作になります。

ご了承の上、上記の注意を踏まえ
ご理解くださった方のみ
お読みください。












******** 願いごと *******
For Mari !!








星に願いごとを。







When you wish upon a star
Make no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you


星に願いごとを
誰だって
心を込めて望むのなら
その願いは叶えられるでしょう










一緒に夜空を眺める彼女が
そんな歌があったね、と笑う。


軽く口ずさむ、そのハミングが
夜風に乗って俺たちを包む。



夜の時間、あずまやで
ナイトティを飲んでいるときでさえ、
その庭園の上に広がる夜空を眺め、
流れ星が落ちるならば。


彼女が流れ星に願い事をしようと
会話の途中で、一生懸命
目を凝らす。



その子どもっぽい姿に
俺は思わず、
くすっと笑ってしまう。







願いごとか。



誰かに叶えて欲しい願いならば、
自分で叶えたほうが早い。
願い事なんて所詮、
自分が動かなくては叶わないのだから。





そう彼女に言っても、
その可愛い頬を膨らませて、
夢がない、と怒るだけだから。




俺も一緒に夜空を見上げる。





何を祈るんだ?




そう訊いても、彼女は答えない。
少し恥ずかしそうに笑う。


言ってしまったら
願いごとの効果がなくなる、から。




彼女を溺愛している俺は
そんな子どものような言い分さえも
優しく許してしまう。







星に願いを。




彼女が流れ星を探す時間、
その横で、俺は
彼女と過ごす時間を楽しむ。


彼女は夜空に夢中だが、
俺は彼女に夢中だ。



横目で彼女の姿をちらりと見る。
空を眺める彼女の横顔。

口ずさむ優しいメロディ。




今、この夜空の下に2人でいられる奇跡。




穏やかな時間。
こんな時間がもっと続けばいい。















真壁さんは願い事とかしないの?



不意に一緒に夜空を
見上げている時に訊かれた。







しないよ。



笑って答える。



そうなの?





不思議そうに唇を尖らせる彼女に
俺は微笑む。





まあ、願いごとがあっても
・・・・まず、星にはしないな。




え?じゃあ、何にだったら願い事するの?




そうだな・・・・。




神になら、願い事をしてもいいかもしれない。



神様に?



そう。
神だったら、星よりも叶えてくれる力がありそうだろう?




んー。




願いごとをするからには、絶対に叶って欲しいから。



まあ、神頼みしなくても
俺は自分の手に入れたいものは
手に入れるがな。





(俺が一番欲しかったものはお前だよ)




そういって、彼女の腰を抱くように抱きしめた。




従順な彼女は抱きしめられるまま、
すぐに夜空を見上げるのをやめて、
俺の胸にその頬を寄せる。




温かいよ、真壁さん。



そう言いながら、ふんわりと笑う
彼女の頬は赤く染まっている。



その可愛い笑顔を見ていると
俺は本当に心の底から想う。

お前を幸せにしてやりたいと。


だから言うんだ。








お前の願いごとなんて、
俺が全て叶えてやる。


お前が願うのなら。
世界の果てまでも
探しにいく。



何でも言うといい。

何が欲しい?





























・・・・・・・・・













もし、神がひとつだけ
俺の願いを叶えてくれるのなら。





俺は心から願うだろう。




お前が俺のことだけを
愛してくれることを。


お前のその瞳に、俺だけを映して
その一生を終えてほしいと。




お前の心そのものが欲しいと。









日に日に俺は、
自分の独占欲が
大きくなっていくのがわかる。



執事と令嬢の関係から、
恋人同士に踏み出した頃は
こんなにも、想うことはなかった。



愛しい気持ちだけ。
想いが叶った嬉しさだけ。




それが今では。



狂ったように
お前だけしか求めていない。


「愛情」という言葉を超えた
もっと強くて、深くて、
そして濃い感情。


綺麗な感情だけじゃない、
どろどろとした黒い怨念が渦巻くような
そんな想いが、俺の中にある。



俺の独占欲はどんどん加速する。
俺自身が止められないほど。


彼女に向かって、
この感情が暴走するのを
俺は自分の中で食い止めるので
精一杯だ。





そして、いつも思う。



もし、お前がこの恋を
永遠だといえなくても。
俺はお前を永遠に離さない。


俺にとっては、
永遠に俺が愛する女が
お前だけだからだ。


これほどまでに
お前のことを愛し、
お前のことだけを見つめる男が
俺以上にいるはずがない。





こんなにまで、
苦しいほど、
狂おしいほどに
お前を愛している。





そして、もし今
こうやって彼女と
愛し合っている現実が
嘘だったら・・・・・
ということも考えてしまう。


彼女の傍にいられて
彼女が俺を愛してくれていることが
幸せすぎるから。



もし、この現実が
夢のような嘘であるならば。



それでも。





ああ、嘘でも・・・・。




一度でも。
お前の口から、
俺のことを愛しているという
言葉が出るのなら。


それだけを信じて、
俺はお前に一生を尽くすことを
誓うだろう。



だから、嘘でもいい。
その嘘で夢を見られるのならば
俺は一生、夢みていたいと想う。



俺のことを、
俺のことだけを愛していると
言ってほしい。


俺のことだけが好きだと。


その甘い言葉で俺を騙してほしい。




騙されてもいいと想うほど
愛されたいと想う俺は、
どれだけ愚かだろうか?



彼女から愛されるならば
愚かであることが
悪いとは思えない俺は、
相当彼女にイカれてる。





嘘の気持ちであっても。
嘘の言葉であっても。

どんな言葉でも。


お前が俺に告げる
愛の言葉は、それだけで
俺にとっての「真実」だ。



お前の愛の言葉さえあれば、
俺は暗闇の中でも
ずっとお前の手を握って
お前の傍にいられる。


傍にいることができるのなら。
どんな犠牲さえ払う。

そう、俺自身の心を
犠牲にするようなことが
あったとしても、
傍にいられるのならば。

俺じゃない誰かと
お前が幸せになったとしても、
傍にいられるのならば。


そんな最悪な事態が
俺たちに訪れたとしたら、
俺は繋いだ手を離し、
その後姿に、ただ傍によりそう
「執事」にも戻ろう。


お前への狂うほどの愛情を
内側に閉じ込めて、
お前に跪き、忠誠を誓う。
死ぬまで、お前を見失うことはない。


恋人とは呼べぬ
執事と令嬢の関係でも、いい。
どんな関係であれ、
お前の傍にいられるならば。



お前の傍にいない俺の一生など。
執事の立場であろうと、
俺はお前の傍を離れない。






・・・・・こんな俺の強い想いを
お前はどれだけ感じてる?


どれだけ受け止めてくれる?



俺がどれだけお前のことを愛しているか、
言葉では、その10分の1も伝えられない。




こんな、俺の重くて激しくて
ただお前に向かって加速する
愛とともに、いつからだろうか。

彼女が俺との恋から
いつか目が覚めてしまわないかという
不安が生まれたのは。


彼女がまだ、17歳という
年齢だからか。
それとも、彼女が俺の
「お嬢様」だからか。


傍にいるから
恋に落ちた、なんて
そんなことをけして
思わないでほしい。


そんなに簡単なものじゃない。
俺と彼女の間に生まれている
濃密で深い愛情は。



俺は彼女を深く愛している。

彼女しか見えない。


彼女が俺の心に
住むようになってから、
俺の心は彼女しか
映さなくなった。


その映し鏡には
俺の愛情と独占欲と欲望が
縁取っている。


一分一秒たりとも、
彼女から目を離したくない、
彼女の傍を離れたくない。


病的なほどに。
この想いが俺を蝕む。


もし彼女が俺から離れるならば、
その遠ざかって逃げる足を
いっそのこと切ってしまおうかと
思うほどの激情。


傍にいたから、の理由で
好きになったのならば、
ここまで、お前に狂ったりはしない。






いつも。


彼女の全てを奪いたいと願う。
全てを俺色に染めてしまいたい。



俺だけしか見なければいい。
俺だけしか感じるな。
俺だけしか心を開くな。
俺だけしか――――――




そんな言葉が
俺の中で渦巻く。



もし、世界が明日終わったとしても。
この恋が終わる日が来るわけがない。


終わるのは、この愛に焼かれて
自らの死を迎えるときだけだ。
















夜空の下でのナイトティを
飲み干した彼女を
冷えないうちに部屋へ促す。



もちろん、部屋に帰るときは
誰にも見られないように、
あずまやの傍に植えられた
木の陰に隠れるように、
彼女に軽くキスをする。



俺たちのキスを見ているのは
夜空に輝く星だけ。




そう告げると、
彼女がロマンティックだと
嬉しそうに言って抱きついてきた。


こんな言葉だけで喜ぶ
彼女の素直さが眩しい。

言葉で彼女を絡め取るのは
俺の得意技のひとつだ。


彼女が喜ぶ言葉、
彼女が求める言葉を
全て俺は知っているから。


その言葉で、俺は彼女を愛する。
彼女が欲しがる言葉で
彼女に対する
俺の愛が伝わればいい。


お前が喜ぶなら、
俺はどんな言葉でも、
どんな愛の言葉でも囁こう。
















部屋についてからも。


執事としての挨拶をした後、
恋人に戻った俺は
彼女を抱きしめ、
髪を撫でながら
優しくキスをする。


キスしながらハグする俺に
背の低い彼女が甘えるように
首へ両手を回してくる。
俺の首の後ろで絡められる
彼女の両腕。
上手く絡みつくように、
俺は少しかがんでキスをする。


「真壁さん・・・・」


名前を呼ばれて
キスをねだられる。
毎晩、この瞬間が一番好きだ。


ただ、恋人としての挨拶をして
軽くキスをして部屋に戻るだけでは
もう済まされなくなった関係。








「ん・・・ん・・・・」


キスの合間に思わず漏れる
吐息に心奪われ。


少し押し倒すように。
頭を支えながら、
ゆっくりと、ソファへ押し倒す。


深くて、熱いキスをする。


「はぁ・・・・はあぁ・・・ん・・・んん」


激しいキスで
彼女を俺の中に
飲み込んでしまいたくなる。


震える身体。
火照っていく頬。
熱に浮かされたように
切なそうに見つめる瞳。
少し乱れた服。
そして、彼女の匂い。



その全てを俺のものにしたくて。



「・・・んん・・・ま・・・、まかべさん・・・」


苦しそうな呟きが聞こえて
少しキスを軽くしてみると、
案の定、彼女が大きく
息を吸い込むのがわかる。


唇を少し離して、
それでも、彼女に
息がかかるような距離で
俺はくすっと笑う。


「これぐらいで降参か?」

からかい半分、意地悪半分。
そしてたっぷりの愛情。



俺の言葉に彼女が
乱れる息を整えながら、
拗ねる。


「だって、ずっとずっとキスしているから」


頭がショートしちゃって
息できなくなっちゃったの。


拗ねたような瞳にうつる俺の姿。
それ以上を期待するような声色。


これ以上、俺を煽らないでくれ。
止まらなくなる。



案の定、俺は彼女の熱に
浮かされたように、続けてしまう。




―――‐そんな可愛いことをいうから。


「息なんかしなくていいよ」

俺の存在だけで
お前の身体は満たされればいい。
俺のキスで窒息するんだったら
お前だって本望だろう?




答えは聞かないでも
わかる。


頬を赤らめて、
潤んだ瞳で
俺を見上げる彼女。







―――-お前は罪だよ。




そう心の中で呟き、
俺は再び、彼女の唇をむさぼった。














愛してる。

俺の傍にいろ。

一生。

そう一生。

お前は俺から離れられないよ。

お前は俺の恋人だ。





そう、呪いのように
何度も何度も
彼女の耳に囁く。


赤く染まる耳朶を
何度も舌でなぞりながら。
食べる前の味見をするように。


耳朶を甘く噛むたびに
彼女の身体が
少し震えるのがわかる。


彼女が優しい愛撫で
気持ちよがる様を
しっかりと目に焼きつける。

快感で返事ができなくなって
言葉が崩れて
少しづつ漏れてくるのを
しっかりと聴いて逃さない。


彼女のつく吐息の響きや
その声の高さや息遣い。


彼女のほのかに香る匂いに
俺は包まれながら、
ぎゅっと抱きついてきた
彼女の柔らかい身体を感じる。






その全てが俺を欲情させる。



















真壁さん。

あたしも、ずっと真壁さんだけだよ。

大好きなのは真壁さんだけだよ。

ずっと傍にいて。







そんな言葉が、抱きしめた
彼女の身体全体から伝わってくる。



でも、言葉で聞かないと
俺は嫌なんだ。
その言葉が口に出した途端、
空気に消えてしまうとしても。


彼女の言葉が欲しい。
俺たちが心から
愛し合っているという言葉が。






言葉で伝えられない気持ちを。

この限界まできて
破裂しそうな想いを。



俺は彼女の中に
1つ1つ確認するように。

彼女の心を、その身体を
呼吸すら許さない激しさで
夢中になってむさぼった。
























傍で寄り添うようにくっついてくる
彼女の肌を感じながら。

その乱れた髪の毛を
指ですくい、耳にかけ、
そこにキスをする。


耳へ啄ばむようなキスを繰り返すと、
その感触に笑い出す彼女を
またシーツの上から抱きしめる。



そして、ゆっくりと組み敷く。


上気した顔で
俺を見上げる彼女。


その視線が絡まりあうと
彼女がひっそりと共犯者のように
微笑んだ。


その微笑が俺の心に火をつける。




(どこにも行かせやしない)




シーツ越しに伝わってくる
彼女の感触が、今の俺の全て。


指と指を絡める。
ぎゅっと彼女の指の間に
俺の指を絡めて、
その手をとり、そこにキスをした。



再び赤くなって、潤んだ瞳で
俺を見返す彼女が愛しくて。




切なくて。






俺の目を見ろよ。




彼女の両手を俺の両手で。
指を絡めて。
標本にする蝶のように
そこから逃げないように固定する。


彼女はただ動かずに
ひっそりと息を凝らしながら、
俺の1つ1つをじっと見つめる。


捕らえた彼女に
見惚れながら。


指を絡めた手をそのままに、
唇や舌で、彼女の髪の毛を
噛んで掬い、ゆっくりと丁寧に
耳にかからぬよう横へ流す。

その俺の仕草に
彼女が目を細めて、
耐えているのがわかる。


絡んだ指にぎゅっと
力が入ったのと裏腹に
彼女の身体から
力が抜けていくのがわかる。


気持ちよさに耐えているのか、
その刺激に興奮しているのか。


段々と頬が赤くなりながらも
目が潤んできた彼女に満足しながら
俺は、その耳元でゆっくりと尋ねる。

優しく。
その声でさえ、
彼女を愛撫するように。







「お前が本当に欲しいものを教えろ」


お前のことだったら
何でも知っている自信はある。

でも、訊いてみたいんだ。
星空に願うほどの願いを。

-―--その答えが俺に
関係するものであることを
心の底から切望しながら。




「え・・・?」




「願いごと、あるんだろう?」
俺がお前の望みは
全て叶えてやるよ。



いきなりの質問で
目を丸くしているのがわかる。



そのきょとんとした感じが可愛すぎて、
どうにかしてしまいたい欲望を抑えつつ
俺は彼女の瞳をじっと見つめる。







星に願いごとするより、
俺にお前が命じるなら、
なんだって叶えてやる。


俺はお前の執事だ。

どこにもいない、
お前だけの、
お前のためだけの
最高の執事だからな。



少しジョークのように茶化すと
想った以上に彼女は
真剣な顔をして、そっと呟いた。


「あたしの願いごとは、執事さんには叶えられないわ」


そっと吐き出すように
吐息ととも、切なそうに呟く。



「どうして?」


その様子に、俺は
胸が締め付けられる想いがして
彼女を抱きしめながら、
髪の毛を撫でて、
耳元に口を寄せる。


「言ってみろよ」
俺が叶えられない願いが
あると思うのか?


ふと不安になる。
執事である自分を
頼ってくれない彼女に。


俺の言葉の響きに
暗さを感じ取ったのか、
彼女がそっと指を絡めた
自分の手を抜き取り、
俺の両頬に当てる。



頬に添えられた手は温かい。


「そうじゃないよ」

わかんないかな?って
首を少し傾げるようにして
俺を見つめる彼女。


そのやりとりが甘くて。
俺はもっと彼女を
俺漬けにしたくなる。



「じゃあ、なんだ?」


手の温かさに
彼女の愛情を感じる。

そう、彼女の仕草1つ1つが
俺の心を動かしてしまう。


愛しさのあまり、悪戯に、
彼女を困らせたくなる。
意地悪をするのは、
お前が可愛すぎるからだ。


耳元に吹きかけられる
息がくすぐったいのか
彼女が身をよじりながら、
くすくす笑う。



やだよ、真壁さん。




ようやく笑ってくれた。

一緒にいるときに、
抱き合っているときに
ああやって
切ない表情を見せられたら
俺は堪らなくなるから。

あんな切ない顔をするのは、
俺を求めるときだけで充分。

俺に抱きしめられているときは
ずっと幸せそうな顔でいろよ。




「なんだ?言ってみろよ。」


もう一度優しく聞き返しながら、
彼女をまたゆっくりとキスで攻める。


言ってみろよと言いながらも
その唇は俺の唇で塞ぐ。
その矛盾さえ、
彼女が可愛くてしょうがない
俺の意地悪。


我慢できなくなって
零れ落ちる吐息が
俺をいっそう激しく燃え立たせる。


攻めに耐えられなくなって
ため息とともに漏らされる言葉。


ひとしきり攻めたあと、
唇を離したら、
彼女が赤い頬をして
拗ねるのがわかる。


キスしてたら言えないよ。


そんなことわかってるよ。
拗ねた態度や反抗さえ、愛しすぎる。
余裕でそのまま見つめ続けると
赤い顔で拗ねながらも話し始める。




「恋人だったら叶えてくれるかもしれないけど、執事だったら、だめなの」



なんだ、そういうことか。


恋人としての俺に
お願い事か?


言い終わった後に、じっと俺を見て、
切なそうに目を細める彼女を
本当に心から愛していると感じる。


その呆れるぐらいに加速している
自分の愛情に、俺は苦笑した。



「恋人としての俺に、お前は何を叶えて欲しいんだ?」


俺の言葉に、
彼女が言葉を選びながら
ためらいがちに語り始める。



静かな夜の空気を震わす
彼女の言葉を俺はじっと待つ。
どんな言葉でさえ、
彼女の口から出る言葉は
俺の心を震わせるから。




もし、どんな願い事でも叶えてくれるなら・・・・


「あたしが生きている限り、真壁さんの傍にずっといさせて、っていうのが、あたしの願いごと」



願うことはそれだけ。
こんなこと、本人に願うなんて
おかしい?


真壁さんがあたしと離れるとは
想わないけど、
でも叶えて欲しい願い事は
本当にこれだけなんだ。

あたしの幸せは
真壁さんとずっと
一緒にいることだよ。

生きている間ずっと
真壁さんと一緒にいるの。

だから、真壁さん。
覚悟してね。
あたしより、先に死んだら嫌だよ?
――-だって
真壁さんがいない世界なんて
考えられないから。





そう、切なげに目を細めて告げる
彼女が、とても愛しい。
もぞもぞと動いて、手を伸ばし
俺に抱きついてくる。


その切ないほどの彼女の願いが
俺を痺れさせる。


てらいもないその言葉は
俺の中にある不安や
疑惑や、思惑を全て溶かして――‐。


俺はたまらなくなって
彼女を強く強く抱きしめた。







いつだって彼女はそうだ。


彼女しかもっていない光で
俺の中に巣食う暗闇を照らす。
そして、温かい感情で
彼女への愛で溺れる俺の心を
優しくすくい上げて包み込む。


なぜ、彼女は
こんなにも純粋に
俺のことをここまで
好きになんだろうか。


何度もそう心の中で
見知らぬ誰かに問いかける。


しかし答えは返ってこない。


返ってこない返事の代わりに
俺はこの幸せを独り占めし、
そして、どっぷりと
彼女への愛で浸かってしまう。




彼女を離したくない。



俺を愛する彼女以上に
俺は彼女のことを愛しているから。





確信している。


俺のこの愛は、誰にも負けない。



ああ、そうさ。
だから、俺は彼女を手放さない。



他のどんな執事にも。
他のどの男にも。




力の限り抱きしめた。

彼女の細い腕も
俺の背中に
ぎゅっとしがみついてくる。


素肌が触れる。
その温かさが指越しに
俺の身体に流れ込む。


この幸せに
思考さえ蕩けそうになる。


反芻する彼女の言葉。
胸に熱い想いで、じわじわと
満たされていくのがわかる。






(ずっと傍にいてくれ)



これは俺だけの
願いではないから。

彼女の願いも俺と同じだ。


この願いは、彼女が
今俺の傍にいる事実で
既に叶えられている。


それなら俺の望みは・・・・。









俺の胸で抱かれて眠る彼女を
そっと見つめながら、俺は
夜に想いを馳せる。












この世のどこかに。





もし、神がいるならば。






俺の願いを
聞き入れて欲しい。






強く願うことは1つだけ。







彼女よりも数秒だけでいいから
長く生きさせてほしい。



彼女が息を引き取る瞬間まで
俺が傍にいたいから。



そして、彼女が永遠の眠りに
ついたのを見届けて
俺も遅れずに逝こう。


この世だけじゃなくて、
次の世でもまた巡り合いたいから
今握っているこの手を
もう離さない。



ずっと、彼女を抱きしめて、
次に生まれてくるときでさえ
彼女を愛すことを誓おう。




きっと、これが
俺たちの宿命なのだから。




だから。





もし、神がいるのならば―――。











お前の息が止まる
その瞬間まで。


お前だけを愛し、傍にいることを誓おう。




激しく全てを
焼けつくすような愛情でお前を奪い、
そして溢れるほどの
愛情でお前を溺れさせながら。



呼吸を奪うほどの愛で
お前の一生を
俺色に染めてやる。







これが俺の愛だ。

****、お前だけを愛してる。




















********* 願いごと Fin.*********









When you wish upon a star


When you wish upon a star
Make no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you

If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do

Fate is kind
She brings to those who love
The sweet fulfillment of
Their secret longing

Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dream comes true













★ あとがき★

魔莉さんへの捧げ夢でした。

途中で挟んだ英語の歌は、
ディズニーのピノキオの歌で有名な
「星に願いを」です。
和訳は、これから載せますね♪


なんというか。
魔莉さんから頂いた
『君の言葉は』の素敵な真壁に比べ
うちの真壁は、なんていうか、
(どうしちゃったんだー・・・)って
思わず、書いてて、オロオロした
つぐみです(苦笑)

真壁の携帯待受けの、
「何でもお申し付けください。
必要なものは世界の果てまで
お探しします」
というセリフがとても好きで、
ちょっぴり、そこから使いました。

真壁だったら、
きっと願いごととか全て叶えてくれそう。
だって、真壁はものすごく有能だと
思うし、気持ちもとても強い人だから。

そんな彼が恋人の願いごとに対して、
そして自分自身の願いごとは
どうなんだろう?って想い・・・・。

いえ、実は書いているうちに
こういう風にしたいな、と
試行錯誤しながら書き直して、
「願いごと」がテーマになりました。

最後に、真壁が神様に
願いごとをするところ。
あれは、完全にあたしが
真壁に願うことです。
「傍にいる」、ということ以上に
あれくらいの覚悟で傍にいて欲しい。
それくらいの愛を、
真壁だったら、与えてくれると思うから。

いつだったか、とても愛した人に
自分より先に死なないで、と
頼んだことがありました。

その人があたしよりも
先に逝くなんて、
考えられなかったから。
考えるだけで恐怖だったから。

愛していたけど、それ以上に
愛されたかったあたしの本音でした。

そのときの気持ちを
ちょっとこのお話に詰めて・・・。

今のあたしだったら、
愛する人が望むことは
何でもしてあげたいと思えます。
だから、多分、愛する側の
気持ちにも立つことができると思います。
それは時間が経ち、
人を愛することが出来るほど
成長したってことでしょうか。

どんなに愛し合っていても、
一緒に逝くということは、
早々ないので。
どちらかが先に逝き、
どちらかがそれを看取る。

それを考えると、今のあたしなら、
愛する人を看取る立場にも
立てるな、と思います。
愛している人を残していきたくないから。
残される辛さがわかるから。

まあ、こんな真面目な話はさておき。

途中、真壁といちゃつきたくて、
甘いシーンも挟んで見ました。
書いてみてわかったのは、
自分が真壁との、そういう甘いシーンを
とても欲していたということ(爆)

真壁欠乏症でした(笑)

なので、同じく真壁が大好きな方々が
真壁に逢えなくて寂しいときに
読んでもらえたら嬉しいなって思います。
真壁からの愛を、沢山詰めましたから♪

願わくば
死が2人を分かつまで
愛し愛される幸せが
この世で生きている人達全てに
訪れますように。

そんな願いを込めて。


6.June.2009 つぐみ





以下、私信になります♪


魔莉さまへ


今回は、とても素敵な約束をありがとう。
真壁のお話の交換なんて、
素敵な提案で、あたしのここ数日は
もう光り輝いていました。

魔莉さんから頂いた「君の言葉」、
とても気に入っています。
あんなに素敵な真壁のお話、
そして、真壁の想い、それを書いた
魔莉さんの想い、充分に伝わりました。

あたしも真壁への愛で書いたんだけど、
なんだか不調な気がする(爆)
書いておいて、捧げておいて
不調とか、ごめんなさい(><)

魔莉さんの書いた、素敵な素敵な
真壁に近づけようとしたら、
なぜか、あたしの書いた真壁は
こんな感じになってしまいました・・・(ノДT)アゥゥ

ねがいごとをするならば。
真壁が全部叶えてくれるはず。

ただ、それだけのことで
これを書いちゃった。
もっと、真壁らしく俺様で
自信たっぷりで、
エロいところを抜かしても
充分にカッコいい真壁を書きたかったのに。
なぜか、エロい路線に
走っているような・・・。
真壁に飢えていたあたしの反動でしょうか?


執事と恋人の顔を二つ使い分ける
カッコいい真壁を書きたいから。

いつか、リベンジします。
リベンジさせてください。

というか、また一緒に
なにかお話でも書こうね♪



魔莉さんの書くお話が
とっても大好きなつぐみより。


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