2017 07 / 06 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08 next month
スポンサーサイト  --/--/--  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 | スポンサー広告  | Page Top↑
大木隆也誕生日祝いの「夜の遊園地」の
アンサーストーリー。

「夜の遊園地 Side TAKAYA」を
お送りします。


(*´ェ`)、なにかやりたいな。

その言葉でお誘いして、
「Cream-Kei」のNaNaさまと、
「MADE IN LOVE」
ゆんさまにご協力いただきました。


まず、隆也のお誕生日のお話、
「夜の遊園地」をヒロイン視点から
あたし、つぐみが書かせていただきました。

その先行のお話に対して、
アンサーとして、隆也視点から
NaNaさまが書いてくださったのが
このお話になります。

「夜の遊園地」は、対の形で
この「4月の雨」ブログでもUP、
NaNaさんの「Cream-kei」でもUPされます。

NaNaさんところでのUPでは、
夢小説の名前変換もあるので、
そちらで、すごく楽しめると思います!
だって、大木が名前を
読んでくれるんですからね♪

NaNaさんが書かれたお話の後ろ
いつもだったら、あとがきを書くとこに、
あたしの感想、いや叫びがかかれてますww


あたしが書いたヒロイン視点の
「夜の遊園地」 前編 後編
こちらからどうぞ。

隆也視点からのお話も
分量あるので、分割を作っています。
こちらは、その1になります。

その2その3



以下、創作になりますので、
ご興味のある方のみ、お読み下さい。






********  夜の遊園地  *********
******** SIDE TAKAYA  *********



5月12日、火曜日。
この日は、俺の誕生日。

お嬢さんと
付き合い始めてから
初めての誕生日。

今まで、
あんまり誕生日なんか
意識したことが
なかったけど。

今年は違う。

自分が生まれた日が
彼女にとって
とても特別なのだと
改めて思い知った。

こんなにも
愛されてる。
正直、疑った瞬間もあった。

でも今はそんなの
どうでもいい。

俺、やっぱ
****が好きだ。

生まれてきてよかった。

生まれてこなきゃ
会えなかっただろ?

****と出会えて
俺、サイコーに幸せだから。

二人きりの空間。
その中で****を
この腕の中にきつく
抱きしめながら
ここ最近の日々を
思い出していた。

・-・-・-・-・-・-・

いつもと何も変わらない1日。

朝は部屋に起こしに行って、
食事時間は配膳や待機、
学校の送り迎え、
帰宅後のティータイム。

そして、夕食後は
執事としての仕事を終えて
お嬢さんの部屋か
2人で散歩しながら
恋人の時間。

寝る前のキスでお別れしたら、
おはようのキスでまた会う。

普通の人からしたら
驚くぐらい俺たちは
いつだって一緒に居る。

離れてるのは
お嬢さんの学校の時間か
寝てるときくらいかもな。

今日も学校へ送っていって
自室で一息いれる。

今日の予定を確認するために
スケジュール帳を
開いて、ふと気づく。

(あ、もうすぐ俺
 誕生日じゃん。)

もうすぐ19歳。
今年はいろいろあったなぁ・・。
執事に昇格して
お嬢さんの専属になって。

はじめはいろいろ
失敗して、真壁さんや樫原さんに
迷惑かけたっけ。

「はは。」

今、思うと情けない失敗ばかりで
思わず苦笑してしまう。

まぁ、今でも
まだまだ新米執事だけど。

お嬢さんの初めてのお茶会のときも
失敗したよな・・。

でも、お嬢さんは
怒るわけでも、誰か他の奴に
変えるでもなく
俺を専属として
ずっとそばにいさせてくれた。

そして
いつからか・・・
どんどんお嬢さんが
俺ん中で大事な人になって。
執事としてじゃない、
男として
そばにいたいって思うようになった。

そばにいるために
執事をやめようとした夜。

その口から言われた言葉が
今も忘れられない。

抱き上げた体の軽さも、
伝わってくる
ちょっと高めの体温も。

きっとこの先
何十年たっても忘れねぇ。

『大事なお嬢さん』が
『大事な恋人』に
かわったあの瞬間を。


一人物思いにふけっていると
ドアがノックされる。

「ん?あ、やべ。」

一人物思いにふけっていると
次の仕事の予定時間を
軽くオーバーしていた。

急いでドアを開けると
誠吾が仏頂面で立っていた。

「・・・遅いっす。」
「わりぃ。今行くから。」

そういって慌てて手帳を
片付けて、
俺は誠吾と庭へ向った。

そしてすっかり
誕生日のことを忘れてしまっていた。



---------------------------------

お嬢さんのお茶を入れに
厨房へ向う。

今日は何にしようかな、
なんて
お嬢さんのために
お茶を選んでいる自分が
なんだかガラじゃない気がして
いまだにムズムズする。

でも・・
そんな俺も悪くねぇよな。

ここ最近、
お嬢さんのお気に入りの
チャイの準備をして、
台車を押していく。

すると部屋にいるはずの
お嬢さんが
玄関の階段下で
何か瞬と話をしていた。

「お嬢さん?」

上から声をかける。

すると何か慌てた様子で
瞬に話しかけて、
凄い勢いで
階段を駆け上がってきた。

「あ、隆也君、どうしたの?」

「いや、お嬢さんこそ。
 今、すごい勢いで
 階段昇ってきたっすけど?」

思ったままを言う。

「あ・・・ううん、
 なんでもないの」

「瞬となにかお話されてたんじゃ
 ないんですか?」

「う、うううん、
 なんでもないよ。」

・・なんかすげぇ
不自然な気がするけど・・

「え?瞬のヤツ、
 こっちを見てますけど?」

瞬が階段の下で
お嬢さんにぺこっとお辞儀を
している。

??
これでなんでもないの?

「だ、大丈夫だよ。早く行かないと
 お茶が冷めるから、部屋に行こ?」

うーん・・・
ま、お嬢さんが何でもないって
言うなら何でもないだろ。

そう思いながらぐいぐいと
背中を押してくるお嬢さんと一緒に
部屋まで歩いた。

------------------------

部屋について、
チャイの用意をする。

お嬢さんは窓際で
庭のほうを眺めている。

いつもだったら
俺といるときは
ずっと喋ってるのに。

少し不思議に思っていると

「隆也君。今日のアフターヌーンティーは
 あずまやでやりましょう」

そういわれた。

あぁ、あずまやで
お茶がしたかったのか。
はやく言ってくれればいいのに。

そう思いながら、
ティーセットを抱えて
あずまやへ向かった。

あー、冷えちまったな。

俺はもう1度、
温かいチャイを淹れなおすために
厨房へ向かう。

・・・・なんか
変な気がすんだよなぁ。

今日のお嬢さん。


厨房に戻って、
少し急いでチャイの準備を
やり直す。

野生のカンっつーのか
今ははやく戻りたかった。


準備を終えて
あずまやまで戻ると

いつもは座って
待っているはずのお嬢さんが

なんかウロウロと
あたりを見ながら歩いている。

「何してるんすか?」

そう問いかけると

「ううん、ちょっと綺麗な花壇が
 出来てたから、見てたの。」

明らかに笑顔が不自然だ。

あずまやに座ったお嬢さんに
チャイを手渡しながら
訝しがるように見つめると
チャイおいしいね、って
なんだかはぐらかされた。

やっぱり変だ。

静かにお茶を飲む
お嬢さんを見つめる。

いつもなら、楽しそうに
喋りかけてくる
お嬢さんが
まるで心ここにあらずといった
顔でどこか遠くを見ている。

なんだろう。
そんなお嬢さんを見てると
胸が痛い。

いつもみたいに
笑ってよ。

「お嬢さん、最近悩み事でもあるんですか?」

思い切って聞いてみる。

すると、この前のお花見や
新学期で疲れてるだけだって
少しだけ早口で
答えてくれる。

疲れてるなら、なおさら
もっと俺を頼って欲しい。
少しだけでも
お嬢さんが楽になればって

俺は覚えたばかりの
手のツボをぐっと押した。

小さな手。
いつも俺に触れてくれる手を
一生懸命マッサージする。

なぁ、これで元気になる?
またいつもみたいに
笑ってくれる?

そんな思いを込めながら。

------------------------

珍しくお嬢さんが
昼寝したいなんて
言い出して、
俺に休憩を言いつけた。

不思議に思いながらも
せっかくの休憩だし、
前に教わったダーツでも
やってみるかなぁ、と
遊戯室へと足を運んだ。


ガチャッ。

地下に降りて遊戯室のドアを
開けると、
ちょうど中岡さんが
ダーツをしていた。

「中岡さんも休憩っすか?」
「あぁ、お前もか?」

俺がことの経緯を
説明すると、中岡さんは
そうか、と笑って
俺にダーツの矢を手渡す。

「やるんだろ?」
「あ、はい!」

それからしばらく
中岡さんに教わりながら
ダーツを楽しんだ。

でも頭の片隅では
様子のおかしいお嬢さんが
気になって仕方なかった。

そのせいかダーツは
はずれまくり。
中岡さんに
苦笑されながら
大きく外れた矢を
抜いていると、

「最近、お嬢様とは
 どうだ?」
といきなり尋ねられた。

「へ?」

間抜けな声を返すと、
中岡さんはおかしそうに笑う。

「いや、前より
 集中してないみたいだし、
 何かあったかなと思ってさ。」

そういわれて、
俺は頭をポリポリとかく。

「やっぱわかります??」

そう聞くと、中岡さんはうなずく。

「お前とお嬢様は2人とも
 考えが顔に出やすいから。」

似たもの同士だな。
そういわれて少し照れる。
恋人同士はよく似るなんて
言うし。

照れながらも
俺は今日のお嬢さんの様子が
おかしいことを相談した。

「大木。執事というのは
 いかなるときも
 主人を疑ってはいけない。」

中岡さんの目が
少し真剣になる。
俺も表情を引き締めて聞く。

「必要なことがあれば
 おのずと教えてくれるだろうし。
 言ってくださらないことは
 今の時点で、我々執事が
 知る必要のない事だ。」

そういわれて、
少しだけ納得できた気がする。

うん。
俺はお嬢さんを信じてればいいんだ。
疑うなんてどうかしてるよな。

中岡さんに御礼を言って、
俺は遊戯室を後にした。

------------------------

「へ?」

いきなり樫原さんに
呼び出された俺は
目を丸くしていた。

「ん?わからないか?
 お嬢様のために
 はやく一流の執事になるには
 もう少し勉強が必要だと
 言ったんだ。」

樫原さんは、今日から
1日のうち、少しだけ
お嬢さんの専属を外れて
執事としての基礎を
徹底的に学ぶということだった。

お嬢さんのそばを離れるのは
ちょっと嫌だけど
いつも、もっと
お嬢さんのために
いい執事になりたいって
おもってたから、
俺は二つ返事で引き受けた。

・・・それからは
地獄の授業だった。

俺の教育係についたのは
真壁さん・・・。

完璧主義者。
執事オタク。
いろんな異名を持つ
真壁さんに
俺は毎日徹底的に
執事仕事を仕込まれた。

銀食器磨き。
「大木。まだここが
 汚れている。」
「は、はい!」

おいしい紅茶の淹れ方。

「違う。その茶葉は
 そんな淹れ方では
 風味が損なわれる。」
「は、はい!」

革製品の手入れ。

「・・そんな馬鹿力で
 磨いたら逆に傷がつく!」
「す、すいません・・。」


今日のお勉強を終えた
俺はふらふらとお嬢さんの
部屋へと戻る。

「お帰り、隆也君。」

その笑顔を見るだけで
気分が楽になる。
真壁さんのスパルタだって
お嬢さんのためと
思えば、頑張れんだよな。

「もう真壁さんったら、
 こんな顔でみるんですよ、俺のこと」

そういいながら
真壁さんのあの冷徹で
眉間に皺を寄せた顔真似をすると

お嬢さんは
可笑しそうに笑う。

その顔が見たいから
「頑張ります!」と言った。


------------------------

そうしてしばらく
真壁さんや樫原さんに
ついて執事業を学んで

気がついたら
5月にはいってだいぶ
経っていた。

もう日課のように
通い続けたお陰か
だいぶ真壁さんの
般若顔も減ってきた。

そうしてふと、カレンダーに
目をとめる。

あぁ、あと2日で
18歳も終わりか。

5月12日を
見つめて思う。

この日は、****と
一緒に過ごしたいな。
いや、いつも
一緒にはいるけど
なんつーか、
こう
特別な感じ?で
過ごせたらなーなんて
思ってるけど。

そういえばお嬢さん・・
俺の誕生日とか
知ってんのかな?

かといって自分から言うのも
なんだかなー。

そう思いながら
ディナーの後の
お茶の用意をして
****の部屋へ戻る。

部屋にはいると
なんだか
考え込んでるみたいだった。

いつものように
隣に座ると
そのちいさな頭を
俺の肩にのせて甘えてくる。

これもいつもどおり。

でも・・
今日の****はどこか上の空。

いつもはおしゃべりな
****がいつになく静かで
なんだかそれが
寂しくて
俺は自分からたくさん話しかけた。

でも誕生日の話はしなかった。

恋人だけど・・
やっぱり俺は執事でもあるから
自分からそういうこと
言うのもなんか違う気がしてて

わざと違う話ばっかりしてた。

でも****は聞いているようで
やっぱり何かを考えている。

俺はそっと手を伸ばして
****の頬をつまんだ。

「いたー」

「何考えてんだよ?」

「ん?あ、な、なんでもないよ?」

明らかに不自然に
笑ってごまかそうとしてる。

いつも見てるんだから
そんなごまかし笑いなんて
通用しない。

だからもう1度ひっぱる。

「い、いたいよ、隆也君」

「・・・・だって、なんか、その笑顔怪しい」

「え・・・・?」


「お嬢さん、なんかオレに・・・・」

「っ・・・・・!!」

言いかけたところで
****が大きく咳をした。


「ご、ごほごほごほっ!!!」

俺は慌てて背中を撫でる。
その目は涙目になって
少し苦しそうだった。

風邪?
お茶が不味かった?
気持ち悪い?

いろいろ聞いたけど

お茶でむせただけだって
言われて、一安心。

慌てん坊だなって
頭を撫でる。

でも、いつもなら
嬉しそうに笑うのに
今日はなんだか
凹んだ顔をしている。

なんだか切なくなって
ぎゅっと抱きしめた。

最近様子がおかしいけど、
どうかした?

そう尋ねても
曖昧に濁されるだけ。
思えば、ここ数日
ずっとおかしかった。

なんとかして
聞き出そうとするけど、
口をへの字にして
黙ってしまった。


思わずため息がでる。

最近、本当に様子がおかしいぜ?

そういっても
1人で百面相を続けるだけで
はっきりとは答えない。

俺の心の中で
不安が大きくなっていく。

疑いたくはない。

だけど、
不安は消えない。

俺が黙り込むと、
後ろからぎゅっと抱きついてきた。

「なんでもないよ」

そういわれて、
俺は笑顔を返すしかなかった。

------------------------

****におやすみの挨拶をして
部屋に戻る。

いつもはこの後すぐに
シャワーを
浴びて服を着替えるけど

今日はなんだか
そんな気分には
なれない。

頭に浮かぶのは****の
事ばかり。

ベッドに座り込んで
大きくため息をつく。

うじうじ悩むなんて
ガラじゃないのに。

一度ぱんっと
顔を叩いて
シャワーを浴びようと
立ち上がったとき。

カチャ。

隣の部屋から小さく
金属音が聞こえた。

****?

廊下で人が動く気配がする。
その気配が通り過ぎてから
ゆっくりとドアを
あけると、
予想通り****が廊下を
歩いていった。

こんな時間にどこへ?

いけないとおもいつつ、
後ろから尾行するように
隠れながら
着いていった。

****が向かったのは
執事室。

樫原さんが
いつもいる部屋だ。

なんで樫原さんの
とこになんか・・。

嫌な想像が
頭を巡る。

ブンブンと頭を振って
それを振り切ろうとする。

するとドアが開いて
中から誰かが出てきた。

あれは・・・
真壁さん?

****と真壁さんが
何か話している。

真壁さんは
例の無表情で****を見ている。

****は困ったような感じで
真壁さんを見つめ返している。
何かを言い合ってるようだけど
この距離では聞こえない。

すると
ドアが開いて
中から樫原さんが出てきた。

そして樫原さんが
手まねきをして
****を部屋へ招き入れた。

真壁さんは一礼して
こっちへ向かってくる。
やっべ。

俺は急ぎ足で
部屋まで戻った。

部屋に飛び込んで
ちょっと上がった
心拍数を抑えようと
深呼吸する。

でも何度深呼吸しても
胸の動悸はおさまらない。
それがこの動悸は
走ったせいだけじゃないって
教えてる気がした。

****・・。
なんで樫原さんのとこに
行ったんだ?
今すぐもう一度
執事室へ行って
聞いてしまいたい。

でも、それが出来ない
俺がいた。

それでもし・・

俺が想像した
事態が起こっていれば
冷静でいられる
自信がなかったから。

そして不安を
抱えたまま迎えた朝。
俺の不安は
ピークにまで達することになる。

------------------------

朝食の時間に
部屋に呼びに行って

いつもどおり
おはようのキスをする。

けど、それはいつもと
少しだけ違って
軽く簡単なキスだった。

いつもなら
首に腕をまわして
離れがたいというように
時間ぎりぎりまで
ずっと触れてるのに。


困惑して****を見ても
あまりこっちを見ない。

そんな感じで
朝食をおえて
学校まで送っていく道。

カバンをもって
いつもどおり
隣に並んで歩こうとするけど

****は1人で先に
歩いていってしまう。

また。
またいつもと違う。

いつもより早めに
教室に着くと、
そのまま少し乱暴に
俺の手から
カバンをとって

授業がはじまるからと
教室へ消えていった。

唖然としつつも、
いつまでも入り口に
立っているわけにもいかず、
俺は外へと歩き出した。

こんな様子じゃ
いつもの日課もないかな・・。

そう思いながらも
****の教室の窓を見上げる。

すると窓際に
いつものように立っている姿を
見つけてほっとする。

そして小さく
振られる手に少しだけ
安心して
笑顔で手を振り返す。

すべて不安が
拭われたわけじゃないけど
気持ちを切り替えて
俺は車まで歩いた。













******* 夜の遊園地 SIDE TAKAYA その1*******


その2はこちらから。

 | 【執/恋】創作ー分割  | Page Top↑

Blog状況

最近の記事

カテゴリー

訪問者数

メールフォーム