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Happy Birthday! Dear TAKAYA !!!

★:゚*☆※>('-'*)オメデトウー!(*'-')<※★:゚*☆



大木隆也のお誕生日のために
書いたお話です。


大木の誕生日に合わせて、
なにかちょっとしたことをしたいな、と想ってて・・・。


執恋お友達のNaNaさま(HP:Dream-kei)
ゆんさま(HP:MADE IN LOVE)
「一緒に遊びませんか~?」と
声をかけたところ、
快く承諾していただき。

嬉しいことに、大木の
ちょっとしたBirthdayPartyをすることになりました。


お話のイラストをゆんさんにお願いし、
あたしとNaNaさんがお話を書く。


あたしは、ヒロイン視点から。
NaNaさんが隆也視点から。


1つのお話を、
ヒロインと隆也の視点から。



それで、先攻はあたしの書いた
ヒロイン視点の『夜の遊園地』です。


で、後攻のNaNaさんが隆也視点から
アンサーストーリーを書いてくださいます♪


あたしの『夜の遊園地』がとても
長い話なんで、誕生日前日の今日から、
11日~12日明日まで、
前編・後編に分けてUPします。


お話が長いので、いつものごとく、
分割分を作っています。
この記事は、その1になります。

( その2 その3 )

1つの記事で読みたい方は、
こちらからどうぞ。





以下、創作になります。

ご興味のある方のみ、
どうぞお読み下さい。











******* 夜の遊園地 *******









5月12日、火曜日。

この日は、あたしの恋人であり
専属執事である
隆也君のお誕生日。



もちろん、あたしは、
その日に向けて
着々と準備中。


今度のお誕生日は・・・・
あたしと隆也君が付き合って、
初めての誕生日だから。



(隆也君がとても喜んでくれることをしたいな)



隆也君はあたしの専属執事だから、
常にあたしが快適なように
お仕事してくれてる。



言ってみればいつも、
あたしは、隆也君に
してもらっているばかり。



(あたしだって、隆也君に何かしてあげたい!)



今度の誕生日が、
ちょうどいいチャンスだと思う。



日ごろのお礼も込めて。
大好きだよって思いも込めて。
恋人として、毎日傍にいる
隆也君の最高の笑顔をみたい。



(誕生日はスペシャルにするんだ!)




はりきったあたしの
「隆也君の最高な誕生日」
秘密大作戦はまず、
プレゼント選びからはじまった。







・・・・・・・・・・





―――-しかし、
作戦実行はなかなか困難だ。




だって、隆也君は始終
あたしのそばにいるから。



朝は部屋に起こしに来るし
食事時間は配膳や待機、
学校の送り迎え、
帰宅後のティータイム。


そして、夕食後は
執事としての仕事を終えて
あたしの部屋か2人で散歩しながら
恋人の時間。



寝る前のキスでお別れしたら、
おはようのキスでまた会う。



(隆也君とびっしり一緒だから・・・秘密裏に動けない・・・・)




あたしは、唯一
隆也君と一緒にいない
学校での時間、
授業中に一人頭を抱えていた。




(12日、もうすぐなのに・・・・)




まず、あたしが立てた計画は、
隆也君のプレゼントを
どうするかが最初の鍵。



この間のバレンタインみたいな
欲しがっていた靴、
とかじゃなくて。



もっともっと、
隆也君が意外に思うもの。




あたしは、できれば
今年のプレゼントは
植物にしようと思ってた。




隆也君はあたしの
専属になる前は
庭師だった。



今でも庭の手入れを
手伝ったりもするし、
植物にすごく詳しい。



植物のことをあたしに
教えてくれる時の隆也君は、
執事の隆也君より、
ほんのちょっぴり・・・
生き生きしてる。



あたしは、それを見ると、


(やっぱり庭師の仕事の方がいいのかな?)


って思ったりもするけど、
でも、隆也君は執事として
あたしの傍にいることを
望んでいるし、
あたしだって、
隆也君に傍にいて欲しい。




だから、隆也君が庭の仕事を
手伝いに行ったりするのも、
少しだけ複雑な思いを
したりすることもあるけど・・・・。



でも、あたしは思うんだ。




好きな人の
好きなものを好きになりたい。




だから、あたしは、隆也君が大好きな
植物とかも好きになりたい。




隆也君がどんなお花が好きで、
どんな樹木が好きか知りたい。




そして・・・・。




あと1つ思いついていたのは。




隆也君はあたしの
執事になるために、
言ってみれば、
これまでの自分の仕事だった
庭師を離れて、
執事になってくれた。




あたしは、それに感謝してる。



あたしの傍に寄り添ってくれたことが。


あたしの側に来てくれたことが。





だから、今回の誕生日では・・・・
あたしが隆也君の傍に
寄り添いたいと思う。




つまり、隆也君の趣味とか
その世界に、
あたしが近付きたいってこと。





(隆也君が大好きな花をあたしが植えて、それを育てて隆也君にあげよう)




きっと、隆也君は、そんな素朴な
プレゼントでも、喜んでくれる。


あたしの気持ちが入ってるって
言ってくれる。




お金で買えるものは
何でも買えるけど、
でも、隆也君はそんなのを
望むような人には思えないんだ。




もちろん、欲しかったものをもらったら
嬉しいっていうはずだけど。



当たり前のプレゼントじゃなくて、
あたししかできないような、
そんな特別なプレゼントをあげたい。




きっと、植物とか
成長していく、イノチみたいな
自然が好きだと思うから。



そういう見えないものを形にして
隆也君にあげたいと思うの。





(まずはリサーチ!)






あげたいものの
目星はついたとはいえ、
隆也君に見つからないように
秘密作戦を実行するには、
なかなか困難だ。



ばれたら面白くない。
スペシャルにしたいんだもん。




隆也君にばれないように準備して
そして、当日、びっくりさせて
余計に喜ばせるの。



隆也君が驚いたあとに
多分満面の笑みで
喜んでくれることを
あたしは予想して、
にんまり笑った。



隆也君が好きな
お花を知っている人、と
考えたときに、
真っ先に浮かんだ人は瞬君だ。



バレンタインの時に、
瞬くんから隆也君が
欲しいものを
おしえてもらったから。






今回も、まずは訊いてみよう。








・・・・・・・・・・





「ねえ、瞬君?」

「はい、お嬢様!」



にこにこ笑顔でこっちを振り向く
瞬君を玄関先で捕まえた。



隆也君は今、
あたしのお茶を入れに
厨房へ行っているはず。



「あのね、隆也君のことなんだけど・・・・」



「ええ?」



ごにょごにょごにょ。





(隆也君が大好きな花、とか何か知らない?他の植物、木でもいいんだけど・・・)




あたしの意外な質問に
少し目を丸くした瞬君だったけど、
すぐさま笑顔で答えてくれた。



「隆也さんはどんな植物でも好きですよ?」



・・・答えになってないよ、瞬君。



「そうじゃなくて、なんか・・・気に入ってる、とか、好きそうな花とか、・・・・」





「お嬢さん?」



そこまで聞いたときに
不意に階段上から
声が降ってきた。



振り向くと、ティーセットを載せた
台車を押す隆也君だった。



(意外と早くお茶入れれたんだ・・・・)




「しゅ、瞬君!今のはナイショで」




小さな声で急いで言ったあと、
あたしは、隆也君のところへ走った。





「あ、隆也君、どうしたの?」


「いや、お嬢さんこそ。今、すごい勢いで階段昇ってきたっすけど?」



「あ・・・ううん、なんでもないの」



「瞬となにか話されてたんじゃないんですか?」



あまり疑うことをしらない
隆也君だから、
とりあえず、瞬君から
話題を逸らせば大丈夫!



「う、うううん、なんでもないよ。」



「え?でも瞬のヤツ、こっちを見てますけど?」



あ・・・・。



下を見ると、瞬君がこっちを見て
会釈してくれてる。


その笑顔が・・・。



ばれたらこまる。
さっきのあたしの質問なんて!



「だ、大丈夫だよ。早く行かないとお茶が冷めるから、部屋に行こ?」



あたしは、いぶかしげな
隆也君の背中を押して
部屋まで行った。







・・・・・・・・・・・・・・・・




瞬くんは隆也君
好きなお花や植物が
わからなかった。



第一候補、消え。



第二候補は・・・・やっぱり。



一緒に庭仕事をしていた
誠吾君だ。




誠吾君は・・・瞬君より、
捕まえにくい。




瞬くんはフットマンだから、
だいたいは玄関先とかにいるから
隆也君の目を盗んで(!)
聞きにいけたけど・・・・。



誠吾君は、
さて、今日はどこで
庭仕事をしてるんだろう?




あたしは、自室で
隆也君が入れてくれた
お茶を飲みながら、
窓の外の九条院家の庭園を
じっと見つめていた。




(どっかでお花とか植えてるのかな?)




見える範囲に誠吾君の姿はない。


・・・むやみやたらに
誠吾君を探して
庭を歩き回るのは
さすがに隆也君に
見つかる恐れがある。



(庭にいる誠吾君を探すには・・・・)




「隆也君。今日のアフターヌーンティーはあずまやでやりましょう」



この方法が一番だ。






・・・・・・・・・・・・・・・・・









「今日は、キャラメルチャイですよ、お嬢さん」



いきなり、あずまやで
お茶をしようと言い出して
さっきのティーセットを持って、
隆也君と2人で庭に出た。




チャイが冷めるから、
もう一度入れてくると厨房へ
行った隆也君の背中を送った後、
あたしは、目を凝らして
庭仕事をしているであろう、
誠吾君を探した。




よーくよーくみてみれば、
庭の片隅の作業小屋の近くに
誠吾君がいる。








「誠吾君~!」




少し遠くから声をかけたら、
その声に気づいたのか、
誠吾君が振り返った。



なにか、花の植え替えを
しているのか
スコップを持ってる。



おおい、と手を振りながら
近付くのを、誠吾君が
怪訝そうな顔で見ている。




「誠吾君!」



「・・・・・なんすか?」


誠吾君はシャイだから、
口数が少ない。


それも、もう
わかっていることだから、
そのまま続ける。



「いきなりなんだけどね、隆也君のことで・・・・・」



隆也君の名前を出すと、
少しだけ誠吾君の表情が変わる。
誠吾君は隆也君にすごく懐いてる。


隆也君のことを話すときの
誠吾君の顔が、少しだけ
嬉しそうなのは内緒。


だって、そんなことを言ったら、
誠吾君、絶対照れて、
どっかに行っちゃうもん。



「隆也君の好きな・・・お花とか、わかるかな、誠吾君?」



少し周りをはばかりながら、
小声で訊く。


そんなあたしに誠吾君は目を丸くした。
けれど、無表情のまま言った。


「隆也さんは何でも好きっすよ、花も木も」



・・・・・こっちでも同じ回答か。



ああ、ふたりともだめか。
どうしよう。



二人から聞けないとなると・・・・。
少し頭を悩ませて、
うーん、って唸ったあたしを
誠吾君が、不意に笑った。



「隆也さんは庭仕事長いっすから」



長いといってもさ。
やっぱ、好きな花ぐらいは
あるんじゃないかな?



「・・・隆也さんに訊いてみたら?」


・・・それができたら、
こうやってコソコソ
訊いてまわりません。



どうしようって、
への字になったあたしを
誠吾君がくすっと笑う。



隆也君とあたしが
恋人同士になってから、
少しづつ誠吾君と
関わる時間も増えた。



シャイで照れ屋、
警戒心の強い誠吾君は
最初の頃、あたしとあまり
関わらないようにしてた。


でも、だんだんと、
あたしと隆也君が恋人同士で
よく話題にでるようになったからか、
あたしとも、喋ってくれるようになった。




誠吾君は隆也君のこと、
だいたい知ってると
思ったんだけどな。




誠吾君は照れ屋でシャイだけど、
その分だけ人の気持ちには
意外と気づく方だと思う。
鋭いところがあるっていうのかな。



隆也君はどちらかというと
性格がマイペースで兄貴肌。


のほほんとしているわけじゃないけど、
すごく心が大きくて、
それでどしっと構えてる。



・・・・・隆也君が特に
好きな花や植物とか、
こだわりがないっていうのは、
実は少し予想していた。




だって、隆也君って、
こだわって大事にする
タイプっていうよりは、
どちらかというと
全体を愛してる、
博愛主義っていうか、
平等主義っていうか・・・・。




そこまで考えて、
うーんって唸っていたあたしを
誠吾君が目で促す。




「・・・・隆也さん、あっちいますけど」




あ・・・・。




誠吾君の答えで少し落胆して、
考え込んでいるうちに、
あずまやでお茶をすると、
隆也君を厨房に
いかせたことを忘れてた!



はっと振り向くと、
隆也君が厨房からあずまやへ
歩いていくのが見える。



「せ、誠吾君ありがとう!」



(さっきのこと、隆也君に言わないでね!)



小声で付け加えたあたしを
誠吾君がくすっと笑って、
軽く手を上げた。




隆也君があずまやに
近付くのをみて、
あたしは、少しわざと
ゆっくり歩きながら、
いかにも、そこらへんを
散歩してました風で
歩いてみた。




その姿に隆也君が気づいて
声をかける。



「お嬢さん、どうかしました?」



「ううん、ちょっと花壇の花が綺麗だから見てたの」



いつもだったら、
あずまやの椅子に座って
隆也君がお茶を持って来るのを
待ってるのに
こうやって辺りを
「散歩」してるって
あんまりあたしらしくない。




そうわかりながらも、
とりあえず誤魔化した。




少し隆也君が
怪訝そうな顔をしていたけど、
でも、チャイおいしいね、って
盛大にその味を褒めながら
なんとか、ごまかした。








・・・・・・・・・・・・・・・





第一候補と第二候補が潰れた。


・・・隆也君の好きな花に
別にこだわらなくてもいいかな。




とりあえず、季節の花でも植えて
それをプレゼントしようか。



ああ、でもなあ。




悩みながら、
あたしは、隆也君と
お茶の時間を過ごす。



ちらっと隣を見ると、
隆也君があたしのことを
見つめてる。




「なんか考え事っすか?」




(あ・・・あたし今、考え事して心ここにあらずだったな)




いつもだったら、
隆也君と2人で弾んで
お喋りしてるはずなのに。



隆也君の誕生日を1ヶ月前に控え、
あたしは、どうやって隆也君に
喜んでもらえる誕生日にするか、
ってことで頭がいっぱいだった。




「お嬢さん、最近悩み事でもあるんですか?」
様子、なんだかおかしいっすよ?



隆也君に訊かれても答えられない。



なんでもないよ。


ただ、ちょっと春だしね。
先日のお花見疲れたし、
新学期でクラスメートも変わったから、
ただ、すこし疲れてるだけだよ。




なんて誤魔化すと隆也君は
その言い訳でさえ
真剣に受け止めてくれて、
疲れが取れる手のツボを押すって、
手のマッサージをしてくれる。


これで少しお嬢さんが
楽になれば、って
にっこり笑顔で、
あたしの手をにぎにぎする隆也君。



あたしは、すこし
罪悪感を覚えながら・・・・。




(ごめんね、今は隠し事だけど、誕生日の日は・・・とっても喜ばせるからね!)





それにしても。


なんで、あたしは
恋人なのに
隆也君の好きな・・・
花もわからないんだろう。




そう考え始めると、すごく不思議。



隆也君はあたしの好みとかを
全部覚えるために、
ひそかにメモ帳に
毎日あれこれと書いている。



隆也君はあたしのことを
よく知ってるのに
あたしは、隆也君のこと、
本当に知ってるって
いえるのかな・・・?




そう思うと、なぜか不安になる。


ただそこにいる隆也君の笑顔や
隆也君自身が彼であるって
わかっているのに。





彼のことをあんまり知らないって・・・・
なんか悔しいっていうか、
悪いなぁって思う。




(あたし、お嬢様って立場に甘えて、隆也君に頑張ってもらってるだけなのかもしれない)





そんなことを考えちゃう。



あたしも、もっと
隆也君のことを知りたい。



恋人として、隆也君のことを。




もちろん、今の隆也君自身が、
彼だってことはわかってる。




でも、もっと隆也君を
今の隆也君を作ってきた、
色んなものを知りたいと思う。



どんなことが好きなのか。


どんなことが得意なのか。


どんなことに興味があるのか。


どんな家族環境か。


どんな思い出とかがあるのか。


どんな子ども時代を過ごして
今にいたるの、とか。



そんな、基本的なこと。



どんな道を歩いてきたかってことね。




少しでもいいから、隆也君のことを
もっともっと知りたいと思う。



そんなことを考えていたら、
不意にあたしの頭に
あるアイディアが浮かんだ。






*****夜の遊園地 その1 ******

その2はこちらから。

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