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裁縫師  10/05/2007  
裁縫師裁縫師
(2007/06)
小池 昌代

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『裁縫師』 小池昌代

図書館で借りてきた。
どこかの読書ブログで感想を読み、興味を持ったものの、
実際は読み出してみないと、それが自分にとって
「アタリ」なのか「ハズレ」なのかわからない。

この本は装丁を見た時に、ピンときた。
この本はアタリだと。

少女のころの記憶、って、みんなあるだろうか。
光に包まれ、そして夕陽が照らされる中、夢中で遊んで、
そして毎日日が昇ると共に生まれて、
日が沈み、夕陽を見ながら死んでいくような感覚のころを。

表題の「裁縫師」は短編である。
主人公である年老いた私が、まだ幼かった9歳のころを
思い出す話だ。子供のころに住んでいた街での出来事。
近所にあった仕立て屋での服作り。
そこで出会った裁縫師とのやり取り。

読んでみて思ったこと。
非常に官能的な作品。そして硬質な輝きがあること。
裁縫師に愛された娘。
全体に漂う、マニアックな、そしてエロティックな場面。
一つ一つが胸を掴んで離さない。

表題の一作だけ取り出した、小さな作品を、
自分で美しい布で装丁して一冊に仕上げたいと思った。
手元に置いておきたい、美しい話。
そして残酷で、ある愛の形。

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