2017 10 / 09 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11 next month
スポンサーサイト  --/--/--  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 | スポンサー広告  | Page Top↑
鹿男あをによし  10/01/2007  
鹿男あをによし鹿男あをによし
(2007/04)
万城目 学

商品詳細を見る


別名「The fantastic Deer-Man」。
なんだそりゃ?って題名なんだけど、でも英訳と
和訳の題名の違いが面白い(笑)

この本、とても面白かった!
万城目学の著作は初めてだったのだけど、
森見と同じ位好きになりました。
どちらかというと、二人の作風は似ているかな。
(あ、森見の方がより古風で男汁臭い)
久しぶりに手ごたえを感じられた作品です。
本屋大賞・直木賞にノミネートされただけあるね!
かなり注目。

主人公の「オレ(先生)」が、なんといっても味がある。
腺病質な男、神経衰弱、とか表現されていたりするのだけど、
実際、主人公がやっていることは、かなり大胆で、そして能天気。
最後の方で全て片付いて願い事を叶える時も、
非常に男気溢れる選択をしてくれるし。
あたし的に、この主人公、大好きです。
まぁ、ちょっと神経質だよな、と思っちゃうこともあるけど。

舞台は奈良。そして女子高。
標題の「あをによし」は和歌の枕詞。
たらちねの~、と来たら、母、がくるように、
あをによし~ときたら、奈良がくる。
主人公は大学院在学中に教授から奈良の女子高へ
物理の臨時教師として、2学期中だけ迎えられる。
その奈良についてから、主人公を巡る大きな冒険(事件)が
始まるー、ってストーリー。
奈良女子学院という学校が舞台なんだな。

奈良といえば、鹿。勿論、ストーリーに鹿が出てくる。
嫌になるほど、鹿ばかり出てくる。
それも雌鹿なのに中年声の鹿。
そして時々シカ洒落を言う、鹿の癖に。

人物設定が面白い。
そして、この物語のキーワードになっている『サンカク』も
面白い。これにまつわる事件が勃発するのだけど、
主人公、そしてその生徒の堀田が活躍する剣道の試合の描写もすごい。

もともと剣道部に所属していた事もあるので、
剣道の試合の描写をこと細かく書かれているのが
目に浮かぶように読めて、とてもドキドキしました。

奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠。

大阪の鼠だけ、ぱちっとはまらない気がするんだけど、
京都の狐は、まさに伏見稲荷って感じだったー。
伏見稲荷はまだ参拝したことないのだけど、
今度京都に行った時に足を伸ばしてみようかしら。

万城目学の前作「鴨川ホルモー」は京都だった。
そっちもファンタスティック系だったけど、
こちらも、またまたファンタスティック系。
でも、舞台が奈良なだけあって、渋い(笑)
京都を舞台にした若手作家の作品といえば、
森見なのではあるけど、舞台が奈良なぶんだけ、
この作品の味が生かされてる気がした。
なんていっても、鹿男だしね。

ファンタジーな味で終わるのかと思いきや、
最後の鹿との話のところで、ホロリと感動しました。
1800年を経て、いまだ守り続けている約束とは。
鹿さん、まじでナイスです。


ブログランキング・にほんブログ村へ


 | 万城目学  | TB(0)  | CM(0) | Page Top↑
Secret




TrackBack URL
→http://nutsmeg.blog107.fc2.com/tb.php/23-1b429ec3

Blog状況

最近の記事

カテゴリー

訪問者数

メールフォーム