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晩夏に捧ぐ  09/29/2007  
晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア)晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア)
(2006/09/30)
大崎 梢

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『晩夏に捧ぐ』大崎梢

駅ビル6階、成風堂書店事件メモ(出張編)

前作の『配達あかずきん』に続き、今度も書店員の杏子と
アルバイト店員の多絵が活躍する話、こちらは長編。
そして舞台は、駅ビルの成風堂書店じゃなくて、
元店員で今は地元の本屋で勤める杏子の友人、
美保のお店、『まるう堂』。

前作の『配達あかずきん』の短編集も、それぞれ味があって
小さい事件ながら、ほのぼのと終わるし気に入っていたけど、
本屋について語るなら、こちらの長編の方が力入ってる!

特に地元で長年愛され、全国的にも知名度が高い宇津木書店、
通称「まるう堂」に寄せて、個人経営の書店の品揃えや
ディスプレイ、そして販売について熱く語られてるのは、
非常に面白かった。

「生きてる棚、死んでる棚」
「棚が話しかけてくる」
「いつも通う本屋は居心地がいいのが一番、
でも寄るたびに新しい発見も欲しい」

面白い表現だなぁと思ったのだけど、いつも客側からの視点でしか
本屋を見ていなくて、本屋からの立場で見ると、
本の品揃えやディスプレイって、確実に客足に関係してて、
だからこそ、書店員がどういう風に本を扱って
そして売っていくのかというのが、本屋の行く末に
影響しているものだと思う。

自分がいつも寄る本屋は、大体が「死んでいる棚」ばかりだなぁ。
あんまり入れ替わりがなくて、そして売れ筋本はじり貧で、
売れていない本ばかりが本棚を占めているという(苦笑)
でも、扱っている本の数が多いから、まぁまぁ拠り所はあって、
それで行くようなもの。
それは全国展開のチェーン店だから、そんなに工夫されていないから。
でも、個人経営の本屋って、本を読む人自体が少ないし、
版数も少ないから、売れ筋本を数冊しか手に入らなかったり、
経営するにしても、本を手に入れることから難しい事が
往々にしてあるらしい。

この本の中に出てきた「まるう堂」は個人経営の本屋としては
とても理想的な本屋で、それは経営者の目が光っているから、でも
あるのだけど、実際こんな個人経営の店って、なかなかないんだよな~。
ないからこそ、理想の本屋として、本格本屋ミステリのなかで
登場するのかもしれない。

いやはや、真面目に「まるう堂」みたいな店が
もっと増えてほしいです。そして出来れば、うちの近所に!

あ、本作のミステリについて語る、どころか、
理想の本屋の話だけで終わっちゃったけど、
内容的にまぁまぁでした。難しい謎、というより、
本屋本屋本屋!みたいな感じで・・・。


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