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ダンスのお相手は?5  03/11/2009  
すいません。
真面目に、謝ります。

「ダンスのお相手は?」は、最初、前編・後編で終わる予定でした。
しかし、長引いてしまい、どうせなら、7日間だから、
7で終わろうと思ってました。

・・・・でも、7で終われないです(汗)
樫原さんと真壁さん、書ききらせてください。

7だと、どうしても、書ききれません。


――――って、誰に謝ってるのかわからないけどwww

すいません、できるだけ早めに、あんまりひっぱらないように
終わらせたいです。
なので、今一生懸命、7で収まるようにしているのですが、
やっぱ、おさまりきれないかもーということで、
上のような弱音を吐いてしまいました。

うん、がんばる。
ちゃんとお話が続くように。
といっても、たぶん8とかぐらいで終わるんですけどねw
1つ、あまり、みたいな☆


この先は、創作になります。
樫原さんと真壁さんLOVEな皆様に捧げます。

前回までのあらすじは、こちら。←


↓↓↓↓









********** ダンスのお相手は?5 *********









え・・・?

そう思った瞬間、樫原さんの手が伸びてきて。
あたしの髪の毛をかきあげて、
耳元でゆっくりと、
今まで聞いたことのないような声で、囁いた。

「お嬢様?」

耳に息がかかる。

あやうく、カップを落とすところだった。

「お嬢様・・・・、先ほどの続きをお話しましょうか」

カップを持ったまま、あたしは凍り付いてしまった。
樫原さんの手が、指が、あたしの耳もとの髪の毛を、
優しくかき上げる、梳くように、髪の毛の中に指を埋もれさす。

横には、樫原さんの顔がある。
少し身を乗り出して、あたしの方へ向いている。

耳が熱い。

耳元に口を寄せて、樫原さんが言った。

「お嬢様がお返事くださらないので、こうやって・・・・」

「じれてしまったんです」





樫原さんが、あたしの耳をぺろり、と舐めた。





!!!!





「お嬢様が悪いんですよ?」

「こっちを向いてください」



普段の樫原さん、からは、考えられない行動だった。




「か、樫原さん!!!!!!!」




驚きすぎて、あたしは、棒立ちに、ぴょんっと立ち上がってしまった。
その拍子に持っていたカップの紅茶が、零れた。

「あ・・・・」

「お嬢様、スカートが」

さっと、樫原さんがワゴンにおいてあった布巾で、
あたしのスカートに零れた紅茶を拭いた。
ひざまずいて、立ち上がったままのあたしのスカートへ手を伸ばす樫原さん。

「失礼します」

そういって、樫原さんはあたしのスカートの前でひざまずき、
スカートの中に手を入れた。


内側から片手で抑えつつ、スカートの上から叩くように布巾で拭く。

!!! スカートの中に・・・・!!!

少しでも動けば、あたしの太ももに樫原さんの手が当たってしまう。
スカートの中に動く、手の暖かさに。
樫原さんの温度に。
樫原さんの気配に。

もう、あたしはドキドキで血液が沸騰しそうだった。
・・・・倒れそうだ。

トントン・・・。

布巾でスカートの布を叩く樫原さん。
視線を下にやれば、樫原さんの表情が見えるかもしれないけど、
あたしは、あまりのことに動揺して、
下を向くことが出来なかった。

こ、これ以上、あたしをドキドキさせるようなことは言わないで。
そう思って、ぎゅっと目をつぶっていた。

「・・・・、お嬢様・・・、応急処置はしましたが、
これはシミになるといけませんので、お部屋にてお着替え下さい」


「は・・・、はい!!」

声がうわずってしまった。
固まったまま、赤くなっているあたしを見て、
樫原さんは、くすっと笑いながら、立ち上がり、ワゴンへ布巾をおいた。

「今日の練習はここまでにいたしましょう」

「・・・・。」

「先にお部屋に戻られて、お着替え下さい」

その言葉で、硬直していたあたしは、
魔法が解けたように、
あたしは、小ホールから逃げ出した。

「ごめんなさい、樫原さん!」

そう言い残して。

だって、これ以上、2人でいたら、ドキドキして、
変になっちゃうよ・・・・。
なんで?なんでなんだろ?
顔が赤くなるのを、とめられない。
意識しないで、っていうの、無理すぎる。

そう思いながら、あたしは母屋の自室まで走った。







+++++++++ 樫原侑人からみる景色 +++++++++++++






やれやれ。お嬢様は。


逃げられてしまったか。

思わず、くすくすと笑ってしまう。

まあ、明日もある。
どっちにしろ、今は専属なのだから、
一緒にいる時間は多い。

逃がしませんよ?


先ほど、ホールから走って出て行ったお嬢様の後姿を思い出す。
慌てて、転げるように。
顔を赤く染めながら。

まるで、小鹿のようだった。

緊張のあまり、耐えられなかったのだろう。

嫌がっているわけじゃない、のはわかる。
ただ、戸惑っているだけか。
それとも、恥ずかしさのあまりか。
いや、意識しているのだろう。

あんなに、わかりやすく、顔に出るのをみていると、
ついからかいたくなって、いつもの自分じゃないように、
悪戯をやってしまう。

私がする、1つ1つのことに、あんなに反応して、
可愛い、という以外になんて言えよう。

真壁は・・・・、まだ、お嬢様の心も身体も手に入れてないな。

本当に、お嬢様はうぶで可愛い。
自分の色に染めてみたくなる。

そのうち。
いや、近いうちに。

手ごたえはあるのだから。
彼女を手に入れてしまいましょう。

もっと大胆に攻めてみようか。

そう思って、くすりと笑った。


―――それにしても・・・・、中岡は。

なにか気づいている様子だ。
中岡は、勘がいいから。

少し、思案する。

食事時間だと呼びに来たり、
お茶を持ってきたりと、言い付けてもいないことを中岡がする。

マンゴーマフィン。
さりげなく、真壁の名前を出していた。

今、ここにはいない真壁の味方、ということか。

さて、どう料理しよう。




残念ながら、中岡。



君が邪魔をしようと、私は欲しいものは手に入れますよ?











+++++++++++++++ あたしが見る景色 ++++++++++++







逃げるように、ホールをあとにして、
自室に戻ったあたしは、クローゼットに閉じこもった。

走ってきて弾んだ息を整えつつ、
へたへたと、床に座り込む。
やばいよ。やばすぎる。
あたしの頭の中は、すごく混乱していた。


樫原さん・・・・。
すごく・・・・、あたし、もしかして誘惑されてる?

転んで抱きしめられたり、とかまでは、
少しからかっているだけだろうな、と思った。
でも、み・・・、耳を舐めるなんて・・・!!

あまりのことで、思い出しただけで、
かーっと顔が赤くなった。

耳を舐めるなんて・・・・。
真壁さん、・・・・・何度かされたことがあるけど
でも、真壁さんは、あたしの恋人だから・・・。
樫原さんは、・・・・違う。


・・・・、真壁さん。

心を落ち着けようと、目を閉じた。
あたしは、ずっと逢っていない真壁さんを思い浮かべた。

真壁さんが、あたしに触れる優しい仕草。
あたしにキスするときの、真壁さんの温度、唇の柔らかさ。
抱きしめてくれる腕の強さ、心臓の音。
耳元で囁く、低くて甘い声、癖になりそうな匂い・・・・。
時折見せる、少し目を細めた笑顔。
強引で、大人で、あたしの心を離さない人。

どうして傍に、今、傍にいないんだろう。

あたし、樫原さんにあんなことされて、
すごくドキドキして。
なんで、あんなに・・・・。

あたしの好きな人は、真壁さんだけなのに・・・・。


悶々としてしまった。


「お嬢様、失礼します」

声が聞こえた。
誰?

部屋を誰かが歩き回る音がする。

「中岡です。お嬢様、いらっしゃいますか?」

・・・ほっとした。
まだ、樫原さんの顔は見たくなかった。
混乱してて、自分の気持がわからなくて。

クローゼットの中で閉じこもっていたことを思い出して、
あたしは、少しだけ顔を出した。

「中岡さん、こっちだよ?」

部屋にいないあたしを探していたのか、
目が会うと、少しほっとしたような中岡さん。

「どうしたの?」

「・・・・いえ。先ほど、すごい勢いで階段を駆け上がっていくのが見えまして」

「あ・・・・。」

「なにかあったのかと、心配になりまして、ご様子を見に来た次第です」

すごい勢いで、階段を・・・・。

思わず恥ずかしくなった。
そんなことをしたら、真壁さんの“お嬢様”という一声で
叱られてしまうのに、今は真壁さんいないから・・・。
誰も注意してくれない。

そう気づいて、あたしは、急に心細くなった。

あたし、真壁さんがいてくれたから、
“お嬢様”をやってこれてたんだ。

「・・・・あ・・・・ごめんなさい・・・。なんでもないの・・・・」

中岡さんは、じっとあたしを見ている。
思わず、話をそらそうと思っていた矢先、中岡さんが微笑んだ。

「なんでもなければ、いいのです」

ちょっと表情を引き締めた中岡さんがいた。

「なにかありましたら、私でも、真壁でも、ご相談くださいね」

真壁・・・、中岡さんからの口から、真壁さんの名前が出てきて、
あたしは、思わずぽろりと言ってしまった。

「真壁さん・・・、忙しいのかな?」

「え・・・?」

一度、零れてしまったら、もうとまらなかった。

「・・・・、毎日メールくれてたのに、昨日も今日も、メール来なかったの」
「・・・・こんなこと、今までなかったのに。」
「毎日傍にいてくれたのに、今は・・・・全然・・・・」


「お嬢様・・・・?」


「何も考えずにパーティの招待を受けたり、
ダンスも踊れない・・・、こんなダメダメなお嬢様なあたしに、
飽きれてしまったのかな」

「だから、義兄さんの仕事の同行だといっても、連絡1つも―――」



ここまでいって、あたしは唇をかみ締めた。
こんなこと、言いたかったわけじゃない。

あたしが言いたかったのは・・・・。



本当は。




真壁さんが傍にいないから、
あたし、樫原さんの優しさに負けそうだよ。
寂しくて、不安でしょうがないよ。
どうして、傍にいないの?




それだけだった。




でも、言えなかった。
思わず、頬に涙が伝った。
泣くつもりじゃないのに、涙が勝手にでてきてしまった。

ぽたぽたと、涙が床に落ちる。
目を伏せたあたしの顔を
中岡さんが中腰になって、覗き込む。
涙をぬぐってくれる。

そして、優しい声で言ってくれた。

「お嬢様は、不安なんですね」

「・・・・・・・。」


「真壁は――、お嬢様にあきれたりしませんよ」
「あいつは、不器用な男ですが、いつも、お嬢様のことだけを見ています」
「一番、お嬢様を大事に思っているのは、真壁です」


そこまでいって、中岡さんは、言葉を切った。

中岡さんの優しい言葉が、あたしの心に染みていく。
思わず、中岡さんに抱きついて、あたしは、少し泣いてしまった。



すごく不安なの。




自分で自分の心がわからない。
真壁さんに会いたいのに。
会えなくて。

真壁さんが好きなはずなのに、
樫原さんから抱きしめられても、
すごくドキドキするの。

樫原さんの存在が大きくなっていって・・・。
樫原さんからされること、嫌じゃない、自分がいる。





それが・・・、怖かった。






中岡さんの執事服が、少しづつ、あたしの涙で濡れていく。
汚しちゃだめだ、と思いながらも、
温かい中岡さんから離れられなかった。
中岡さんが、ゆっくり、腕を回して、
背中をぽんぽんと叩いてくれる。


大丈夫だよ、って。


中岡さんは、優しい。
あたしは、つかの間。
その優しさで、ほっとした。

恋とか、愛とか、そんなんじゃなくて。
ただ、中岡さんから伝わってくる親愛の情。
優しさが、ありがたかった。

少し気持が落ち着いてきたら、中岡さんが言ってくれた
真壁さんが、思い浮かんだ。

真壁さんは、一生あたしの恋人として仕えてくれるって言った。
一生あたしだけを見つめて生きていくことを誓ってくれた。

あたし・・・・。





やっぱり、真壁さんのことが好きだ。









「中岡さん」

「はい。」

「ありがとう。もう、大丈夫だよ?」

にこっと中岡さんが微笑んだ。

あたしは身体を離して、中岡さんに言った。

「あたし、中岡さんを恋人にしたかったな?」

ふふっと笑ってしまった。
「だって、こんなに優しいんだもん」

その言葉に、中岡さんが少し慌てた顔をした。

「お嬢様、そ、それは・・・・」

くすくす。慌てる中岡さんに思わず笑ってしまう。
その様子をみて、中岡さんも、あたしの軽口だったんだと気づき、
赤くなって照れていた。

「お嬢様、ご冗談が過ぎます」

「だって、本当のことだよ?」

本当だよ、中岡さん。

あたし、真壁さんのこと、大好きだけど、
中岡さんも、すごく好きだよ。
優しくて、いつも、気にしてくれて。

真壁さんは、あたしをメロメロにしちゃうけど、
中岡さんは、あたしの心に染み渡るような優しさをくれる。

中岡さんが言うなら。

ううん。

これまで、真壁さんがあたしに言ってくれた言葉。
1つ1つ思い出していた。

揺れていた気持がだいぶ治まった。





あたしは、今、傍にいない人のことを想う。


はやく、逢いたい。






ただ、それだけだった。








+++++++++++++ ダンスのお相手は?5 終了



続きはまた明日♪

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