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趣味は読書。  09/23/2007  
趣味は読書。趣味は読書。
(2007/04)
斎藤 美奈子

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『趣味は読書』 斉藤美奈子 2003年

三浦しをん著『三四郎はそれから門を出た』に
書評が載っていて、それで覚えて、図書館から借りてきた。
ここ数年のベストセラー本を書評し、ユーモアたっぷりな内容と
読者層を分析した本。取り上げられた41冊は、本屋や新聞広告や
人の噂とか口コミで、目に耳にした作品ばかり。
あたしも、この本の中で取り上げられている作品で
読んだことがあったのは、14作品。

・『鉄道員』浅田次郎
・『朗読者』B・シュリンク
・『銀座のママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』
ますいさくら
・『プラトニック・セックス』飯島愛
・『みにくいあひるの子』梅宮アンナ
・『永遠の仔』天童荒太
・『「捨てる!」技術』辰巳渚
・『冷静と情熱の間 Rosso 』江國香織 /
『冷静と情熱のあいだBlu 』辻 仁成
・『LOVE論』つんく
・『模倣犯』宮部みゆき
・『海辺のカフカ』村上春樹
・『チーズはどこへ消えた?』S・ジョンソン
・『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』J・K・ローリング
・『世界がもし100人の村だったら』


だいぶベストセラー作品を読んでいるなぁ!
41作中の14作だから、34%(笑)

この本を読んで思ったこと。

本を読む人って、人口の1割ぐらいしかいない(らしい)!

本を読む人は少数民族だ…。

本は、イメージするよりずーーーーーーーーっと
購買層の少ないマイナーな商品…。

一冊の初版が多くて5000部。
今は、2000~3000部の本も珍しくない。
そんな小ロットの商品だから、1万部売ればシングルヒット。
10万部売ればホームラン。

もし日本が100人の村だったら、40人は全く本を読まず、
20人は読んでも月に1冊以下。
しかし、これには図書館で借りる人(あたしみたいな人)も
含まれているわけで、実質的に、「買う」視点からみると、
「毎月1冊以上の本を買う人」「定期的に書店に行く人」
「新刊書に関心のある人」など、本に一定のお金と時間を割く人は
せいぜい100人の村に4~5人、数にして500~600万人ぐらい。

…、本が趣味と豪語している自分としては、
「本を読んでいる」って日常茶飯事なことで、
当たり前なんだけど、それは少数民族で(マイノリティ)で
多数民族(マジョリティ)は、本を読まない人々なんだというのを
あらためて実感しました。
実感したけど、ここまで少数民族だとは思ってなかった!(笑)
まぁ、周りを見渡しても、読書が趣味っていう人は少ないけどね…、
少ないどころか、殆どいないけどね…。

この本の内容である書評はさておき。

斉藤さんの面白いところは、ベストセラーとはなんぞや?
本を読む人口とはなんぞや?という問題を最初に提示しながら、
読書人の分類までしているのが面白い。

『偏食方の読者』
特定の分野しか読まない読書人。ビジネス書しか読まないサラリーマンや
ファンタジー小説しか読まない高校生や、専門書だけ読む研究者、
教祖の本しか読まない宗教団体の信者、などなど。

『読書原理主義者』
本であればなんでもいい、本ならば何でも読めという人々。
本に対する無根拠な信仰を持っている。
「若いときは乱読せよ」「若いうちこそ古典を読め」などなど。
中には、読書とスポーツを混同する格闘家までいる。
(音読勧めや、本に線をひけ、など)

『過食型の読者』『読書依存症』
年中本に関するゴタクばっかり捏ねている。
書評や書籍広告にもよく目を通し、読んだ本についてあれやこれや論評。
ネットで読書日記を公開など。

『善良な読者』
面白そうな本、感動できる本だけを読みたい読者。
ベストセラーを買い、出版産業を支えている。
素直で感動好き。明朗で前向きに読書と付き合っている人々。
読書ビギナーともいえる。


・・・・長くなってしまったけど。

斉藤さんのこの本を読んで、自分と本との関係をあらためて考えた。
あたしは、多分『善良な読者』を卒業しつつある、読書依存症かな。
最近、感動や涙を売り物にする本って、あんまり好きじゃないのよね。
エンターテイメント性に富んだ作品は好きだけど、
でも、あまりにもエンターテイメント色が強い作品は、
違和感を感じてダメ。かといって、純文学みたいな、硬質の世界は
まだ馴染めない。んだけど、読書日記をブログで公開してるし(!)
ついでに、その自分で書いた日記を集めて、本なんか作ろうと思ってる
いわゆる変人部類に入る(断言できる)

斉藤さん、本は趣味、とだけ言い切るだけあって、
読書人口に対する考察、面白すぎです(笑)
上記に漏れて「邪悪な読者」っていうのも存在するンだけど、
それは裏の裏を読んで、批判本ばかり愛する人達のこと。
邪悪って表現に笑ってしまったけど、確かにそういう人達いる!
なぜか、批判的に書く書評こそが「本当の書評だ」と言い
賛美するような人が(苦笑)それはそれで好みの問題だから。

最後になったけど・・・。
ベストセラーの書評が続く、この本だけど、
書評はさておき。売れている本って、結局、
「お父さん頑張ろう!」「年をとるとは」という
テーマ2つに沿って書かれている本が多いというのが
(嗚呼、やっぱり今の時代求められているキーワードね)と
思いました。高齢化社会だから?!

これから先、多分しばらくの間は、老いについての
本がずっとコンスタントに売れ続けていくんだろうなぁ。

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