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おー。
ようやく、ちょいちょい話がかけました。
貯蓄分(?)も書いたので、数日はきちんと
続きを更新できるww


なんか、見切り発車で書き始めて、
自分でも、「次、どういう展開になるだろう~」って気持ちで
書いているので、なんだか・・・・予想のつかない展開になってますw

それも、真壁から書き始め、今、それをさかのぼって
樫原さんなので、妙に真壁が遠くて、寂しいwww

連載(?)になるので、タイトルを変えました。
番号にしちゃったw
サブタイトルで、それらしい名前をつけようと思いつつww

どうぞ、よろしければ、ご覧くださいー。
どうにか、キャラ崩壊してなければいいのですが(汗)
ファンの方、チェックお願いしますwww


前回までのあらすじは、こちら。←





********* ダンスのお相手は? 3 *******





真壁さんに会えないまま、二日が、過ぎた。
メールも、来ない。

あたしの心の中は、時間が経つにつれて
不安で散り散りになってしまいそうだった。

最初の夜、メールが来ないのは、たまたま、だと思った。
昨日の夜、メールがこなかった時は、なにかあったのかな、と思った。

あたしからメールをしてみた。

「TO:真壁さん お仕事忙しいのかな?メール待ってます」

そう書いて送った。

いつもだったら、すぐ返事が来る。
そう、いつもだったら・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


真壁さんが、急な出張な義兄さんに同行した、ということは、
樫原さんから聞いていた。

しばらくの間。

パーティまでの間は、樫原さんがあたし専属の執事になること。
真壁さんは、樫原さんの代わりに義兄さんに同行すること。
それは、義兄さんとのお茶会の時に決まったことなのに、
実際、そうなってみると、あたしは・・・・、寂しかった。

いつも一緒に居てくれた執事がいなくなったから、じゃない。
毎日一緒に居て気がつかなかった。
大好きな人と、いろんな瞬間を、一緒に景色を見ていた贅沢さを。

(真壁さん、いつ、帰ってくるかな。)
逢って話がしたいよ。

樫原さんが悪いんじゃない。
むしろ、樫原さんと一緒に居て、なにか足りないような気がするのは、
きっと・・・、あたしのせいだ、と思う。
戸惑っていた。

一番傍にいる人が、変わったから。

樫原さんは、真壁さんとは、全然違う。
いつも、あたしを見ている点は一緒だけど、
なんていうのかな。

いつも先回りして、あたしの言いたいことを汲んでくれる。
そして、いつも褒めてくれる。
あたしのことを可愛がってくれてるんだ、って思う。
お兄さんみたいだ、と思ったのは、すごく当たっていた。
優しい言葉で、1つ1つ丁寧に教えてくれる。
ダンスの時だって、手取り足取り。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

毎日、朝、樫原さんが起こしに来てくれる。
アーリーモーニングティーを持って。
あたし好みの味に調整されているのは・・・、
きっと樫原さんが真壁さんに聞いたんだと思う。

モーニングティーを飲む横で、樫原さんがあたしの制服を出してきて
着替えやすいように準備してくれる。
ベッドから出たあたしは、パウダールームで顔を洗って、
髪の毛を梳かす。
これまでは、自分ひとりで準備してきた。
でも、樫原さんは、そういう支度も手伝ってくれる。

最初はすごく恥ずかしかった。
だって・・・・、自分で髪ぐらい梳かせるし、
化粧水を塗ったりとか、まつげをカールさせたりとか。
制服のリボンだって、自分で結んでいた。

でも・・・、樫原さんは、徹底的にあたしを甘やかすかのように
全部やってくれる。

断っても、
「これは執事としてじゃなくて、私があなたにやってあげたいのですよ」

なんて、笑顔で返される。

「私があなたを甘やかすのは・・・、お嫌ですか?」

そういって、悲しそうな顔をされると、あたしはなんにもいえなかった。
嫌・・・とか、そういうのじゃなくて、ただ、恥ずかしいだけよ。
小さな子どもに戻ったみたいで。

そういったあたしの頭を、樫原さんが急にクシャっと撫でて、
あたしの目を覗き込んだ。

「私にとってお嬢様は、とっても可愛い女の子なので、どうしても甘やかしたくなるんですよ」

その仕草と声に、あたしはどきっとした。

「あたし・・・、女の子、っていう年じゃないよ。もう17だもん・・・・」
呟いた声が聞こえたんだと思う。

「言い間違えました。」

「え・・・?」

「お嬢様は私にとって、とても大切な女性ですので、世話をしたくなるんですよ」
「こうやって、私があなたに触れることをお許し下さい」


思わずどぎまぎしてしまった。
女性・・・とか・・・、触れることって・・・、そんな風に言われると。
とっても、恥ずかしくなってしまう。

恥ずかしくなって、目を伏せたあたしを、
樫原さんが柔らかく微笑んでみているのが感じられる。
ずっと、返事を待っているかのように、沈黙が続いて・・・・。

あたしは観念した。

「樫原さん、あたしの支度を手伝ってください」

「ええ、喜んで」

にっこり笑って、そう言った樫原さんは、すごく嬉しそうだった。

その笑顔をみて、あたしは、また樫原さんの思うがままだな、て思う。
なんだかな~。
樫原さんペースだ。

義兄さんが自分でネクタイを結べなくて、
樫原さんが結んでいるっていうのも、
すごくわかる気がした。
樫原さんは・・・・、多分すごく世話好きなんだと思う。

樫原さんの言葉の真意を汲み取るより、
すぐ、あたしは、そう思おうとした。

だから、あたしは毎日、樫原さんに髪の毛を梳かされ、
ほんのりとお化粧を手伝ってもらって、
制服のリボンを結んでもらう。

樫原さんの指が、あたしの肌に触れる。

化粧水をはたいてくれて、少しだけお粉を乗せる。
肌越しに伝わってくる樫原さんの指先は、とても繊細に動いて、
とても気持がよかった。

リップクリームも筆でつけてくれる。
簡単でいいんだよ、といったら、
「指でつけましょうか?」と軽く言われ、ドキドキした。
あたしの肌を走る樫原さんの指は、とても・・・優しくて。

全部、甘えてしまいたい気持になった。

指でリップクリームを塗る・・・なんて。

なんで、そんなドキドキすることを、この人は平気で言うんだろう。
やっぱり、あたしのことを、小さい女の子としてしか
みていないのかもしれない。
そう思っていた。

朝ごはんも、すべて樫原さんが準備してくれる。
姉さんに聞いたと、いって、最初の日から
毎日朝食は和食だった。
あたしと姉さんが二人暮しをしていた頃、
毎日食べていた和食。大好きな和食のレパートリーが並んでいた。
味付けもすごく似てて、あたしはすごくびっくりした。

「どうしたの、樫原さん?すごく・・・味が・・・・」

樫原「お嬢様はこのような味が好きだろうと思いまして」

なんでもないことのように言って微笑む。
樫原さんって、色んなところに気がつくんだ。

学校までの道のりも、樫原さんと一緒だ。
樫原さんは、義兄さんの仕事に同行しているからか、
色んな家のお嬢様を知っていて、
他の白凛の生徒や、その執事さんと目が会うと、軽く会釈をしていた。
教室までも、勿論、鞄を持ってくれる。

たわいもない会話をして、あたし達は登校する。

真壁さんと違って、すごく親しみを感じるというか、
話しやすくて、あたしは、女の子のお友達と話すように、
樫原さんと話すことが出来た。


授業が終わったら、樫原さんが迎えに来る。
教室の外、廊下で樫原さんが待っているのを見ると、
今までは、屋敷内でしか樫原さんをみることがなかったから、
少し不思議な感じがした。

外であらためて見る樫原さんは・・・。
少しオリーブ色みたいな柔らかい茶色の髪の毛で、
ふんわりとしている。背もそこそこ高くて。すぐわかる。
他にも待っている執事さんと、一番なにが違うのかっていうと、
雰囲気かな。執事服が板についている、ところじゃなくて、
なんていうんだろう。すごく上品。余裕があるというか。

(樫原さんって・・・29歳だっけ・・・)

あたしより、一回りも年上なんだ。
すごく、意外な感じがした。
樫原さんって、大人だな、って思うことは多かったけど。
そんなに年上って感じじゃなくて、
ほんと、近所のお兄さんって感じで・・・・。
いつも、あたしがたくさん話すのを、うんうん、って聞いてくれる、
そんな優しいお兄さん。

(樫原さんって・・・恋人とかいたりするのかな・・・?)

こんなに、優しくて、仕事が出来て。
大人で。カッコいいんだったら、恋人がいても不思議じゃないよね。

樫原「どうしました、お嬢様?私の顔をじっと見つめて」

あ。

「・・・ご、ごめんなさい。な。なんでもないの」

気がついたら、あたしは樫原さんの顔をじっと見つめていたみたい。

「いいんですよ。謝らなくても」

そういって、樫原さんは、あたしに微笑みかける。
いつも、この人は、あたしに優しい。


「質問があったら、いつでも言ってくださいね」


「え・・・・?」

自分の心のうちを見透かされたような気がして、驚いた。
そんなあたしを、くすくすと樫原さんは笑う。

「お嬢様の考えていることは、私には丸わかりですよ?」

「!」

「今、私に何か聞いてみようと思ったでしょう?」

「・・・・・。」

「さて、どんな質問ですか、お嬢様?」

「・・・・・・樫原さんの、意地悪・・・!」

もう、こんな調子で、たまにからかってくる樫原さんに、
あたしは、お手上げだ。
恋人いるんですか?なんて、聞いたら・・・・。
どうなるかな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダンスの練習は、順調に進んでいた。

学校から帰ったら、少しお茶を飲んで、それから小ホールで練習。
ホールまでの道のりは、樫原さんとお喋りをしながら。
たまに、庭木の手入れをしている隆也君や、誠吾君とも会った。
ダンスの練習のときの洋服は、樫原さんが選んでくれた。

フレアなスカートとヒールのある、でも、安定感のある靴とか。
服も、すべて樫原さんが選んでくれて、
あたしがいつも着ている服のコーディネイトじゃないのもあった。

引っ越してきたときに義兄さんが引っ越し祝いに買ってくれた
たくさんのブランドの服。
中には、一度も着たことがない服もあったけど、
そんなたくさんの服から、樫原さんが
「お嬢様には、こんな組み合わせも似合いますよ」
と、出してきてくれる。
あたしは、樫原さんのセンスにも脱帽だった。

これまで・・・・、服は、真壁さんが好きそうな服を選んでいた。
ちょっと大人っぽくて、上品なのとか。

樫原さんが選んでくれる服も、上品なんだけど、
なんていうんだろう。もっと女の子ぽい。
レースのついたブラウスや、プリーツの入ったスカートとか。
誰かが選んでくれた服を着ている自分って・・・・、
いつもと印象が違うんだな、って思った。
樫原さんからみて、あたしは、こういう服のイメージなんだろうな。

「お嬢様。今日も、最初は軽くステップのおさらいをしましょう」

「はい。」

樫原さんの左手にあたしの右手を重ねる。
最初の頃は、ドキドキしすぎて、この時点でダメだったんだけど
二日もしたら、手を握ることは慣れてきた。

ただ・・・・慣れないのは、樫原さんと顔がものすごく近いこと。
ちょっと背伸びすれば、唇が触れる位置に、樫原さんの顔がある。
樫原さんは、いつもあたしを見つめている。
あたしも、樫原さんを見つめてて・・・・。

「あ!」

「お嬢様!」

思わず、練習しているときに考え事してて、
樫原さんのリードについていけず、足を踏んだどころか、
一緒に転んでしまった。

「っ・・・・!」

ぎゅっと目をつぶった。
でも、来るはずの痛みがなくて、びっくりした目を開けたら
樫原さんが、あたしを庇って抱きしめてくれていた。

「!!樫原さん!!ごめんなさい・・・・!!」

「・・・・ふぅ・・・驚きましたね」

少し掠れた声でいった樫原さんは、
起き上がろうとして痛そうに顔をしかめた。

「っ・・・・・・」

「樫原さん・・・・、ごめんなさい・・・・あたしが考え事してたばっかりに・・・」

心配そうなあたしを、樫原さんはふわっと柔らかく笑って見つめた。

「お嬢様、どこかお怪我はありませんか?」

「・・・・いいえ。どこも痛くないです」

「なら、良かったです」

樫原さんが目を閉じて、息を吐き出した。

「・・・・・・・・・・・・」
申し訳なさで、いっぱいになった。
あたしが身体を打たなかった分、樫原さんがハデに打っちゃったから。

「すいません。もう少し、このままでいいですか?」

そういわれて、あたしは気がついた。
庇ってもらった時に抱きしめられたままだった。

「っ・・・・!!!」

かーっとなってしまう。
近い・・・近いよ。
で、でも。
少し顔をしかめている樫原さんをみていたら、
じっとしているしかなかった。

「・・・か、樫原さん・・・・?どこか・・・すごく痛いですか?」

心配になって、あたしは樫原さんに尋ねた。

その瞬間。

ぐっと背中に回された手に力が入って、

あたしは、頭をごつんと、樫原さんの胸に押し付けられた。

「いいえ。」


はっきりとした、否定の言葉。

え!?

「・・・・この体勢が好きなので、しばらく、このままでいたいだけですよ?」

ええ???

思わず顔をあげようとしたけど、強く抱きしめられてて、
顔をあげられなかった。

あたし、樫原さんの上に跨ってる・・・・。

その言葉の意味がわかって、あたしは恥ずかしさのあまり
赤面してしまった。

「樫原さん・・・?」

「黙って」


そういって、樫原さんはあたしを抱きしめる手に
もう少しだけ力を込めた。



++++++++++++++++++ 続きはまた明日。
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