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鴨川ホルモー  10/02/2007  
鴨川ホルモー鴨川ホルモー
(2006/04)
万城目 学

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『鴨川ホルモー』 万城目学

予想以上に「鹿男あをによし」がよかったので、
さっそくもって、万城目学の作品を読んでみた。
(ここで書くのもなんですが、万城目って、最初、
「まんじょう」って読んでました、恥ずかしい~、正しくは「まきめ」)

表紙の絵柄、観たことがある~と思えば、使い古された
ビートルズの構造。そして、なぜかチョンマゲ男が一人。
題名からして、舞台は京都でしょう~っ(そして森見と被る?)と
思いきや、森見よりも、もっと活動範囲の広い
(森見は京大3km付近でのお話だから)京都の魍魎のお話でした。

一体全体、ホルモーってなにや?と思いきや・・・、
ビックリ仰天の日本風ファンタジーな世界。
真面目に式神を使って、4大学のサークルで戦ってるっていうのが
非常にツボに入りました。
自分が通っていた大学もそうだったけど、サークル活動って、
外目からはわからない、アホで(本人達はいたって真面目)で
考えられないような活動を真面目に、かつ真剣に青春を、
そして若かりし自分の時間を注ぎ込んで、やってるのよね(苦笑)

あのころのアホな熱中具合(そして思い出すと懐かしい青春の日々)を
思い出しつつ、シュールな笑いを美味しく頂きました。

式神で戦うっていうのが、京都らしいし、真面目にサークル活動を
やっているところも面白い。ネタばれというか、説明しちゃうと面白みが
減ってしまう作品なので、是非とも式神を使ったサークル活動に興味がある方は
是非とも読んでもらいたいです。

あたし的に、白虎、青龍、玄武、朱雀の、陰陽五行が使われてるのが
好きだなぁ~。『東の青龍、西の白虎、南の朱雀に北の玄武』って奴ですね。
阿部清明とかも出てくるし。京都&魍魎&陰陽というと、やはりね。

京都の地理はあまりよくわからないのだけど、
主人公の属する京大青龍会が青い浴衣をきているのがステキ。
ちなみに、西の白虎は立命館、南の朱雀は龍谷大、北の玄武は京都産業大学(笑)
年に1回の懇親会が、四条鳥丸交差点で行われるのも、
まじで京都の地名歩きみたいで楽しい。

登場人物はというと、のっけから、鼻フェチで恋をしてしまう主人公阿部と、
その親友高村に、鼻美人の早良京子に、凡ちゃん頭の楠木ふみ。
あと、強気で高慢ちきなライバルの芦屋。
主人公の阿部が、へなちょこ男で良いように利用され、
そして、喧嘩っぱやくて、なんとも情けなくて…、共感しました。
一番賢かった楠木ふみちゃん、この子、好きだな~。
最後のまとめのあたりが、定番というか、ベタだったけど、
でも、楠木ふみちゃんの活躍があって良かったです。

それにしても、ホルモーが強いってなんだろうね。
精神力、というより、軍師向きの戦略を立てられるっていうのが
ホルモーで優勝するこつなんだろうか。
式神をよく扱う能力って奴ですね。
(才能っていっちゃー才能?)

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鹿男あをによし  10/01/2007  
鹿男あをによし鹿男あをによし
(2007/04)
万城目 学

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別名「The fantastic Deer-Man」。
なんだそりゃ?って題名なんだけど、でも英訳と
和訳の題名の違いが面白い(笑)

この本、とても面白かった!
万城目学の著作は初めてだったのだけど、
森見と同じ位好きになりました。
どちらかというと、二人の作風は似ているかな。
(あ、森見の方がより古風で男汁臭い)
久しぶりに手ごたえを感じられた作品です。
本屋大賞・直木賞にノミネートされただけあるね!
かなり注目。

主人公の「オレ(先生)」が、なんといっても味がある。
腺病質な男、神経衰弱、とか表現されていたりするのだけど、
実際、主人公がやっていることは、かなり大胆で、そして能天気。
最後の方で全て片付いて願い事を叶える時も、
非常に男気溢れる選択をしてくれるし。
あたし的に、この主人公、大好きです。
まぁ、ちょっと神経質だよな、と思っちゃうこともあるけど。

舞台は奈良。そして女子高。
標題の「あをによし」は和歌の枕詞。
たらちねの~、と来たら、母、がくるように、
あをによし~ときたら、奈良がくる。
主人公は大学院在学中に教授から奈良の女子高へ
物理の臨時教師として、2学期中だけ迎えられる。
その奈良についてから、主人公を巡る大きな冒険(事件)が
始まるー、ってストーリー。
奈良女子学院という学校が舞台なんだな。

奈良といえば、鹿。勿論、ストーリーに鹿が出てくる。
嫌になるほど、鹿ばかり出てくる。
それも雌鹿なのに中年声の鹿。
そして時々シカ洒落を言う、鹿の癖に。

人物設定が面白い。
そして、この物語のキーワードになっている『サンカク』も
面白い。これにまつわる事件が勃発するのだけど、
主人公、そしてその生徒の堀田が活躍する剣道の試合の描写もすごい。

もともと剣道部に所属していた事もあるので、
剣道の試合の描写をこと細かく書かれているのが
目に浮かぶように読めて、とてもドキドキしました。

奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠。

大阪の鼠だけ、ぱちっとはまらない気がするんだけど、
京都の狐は、まさに伏見稲荷って感じだったー。
伏見稲荷はまだ参拝したことないのだけど、
今度京都に行った時に足を伸ばしてみようかしら。

万城目学の前作「鴨川ホルモー」は京都だった。
そっちもファンタスティック系だったけど、
こちらも、またまたファンタスティック系。
でも、舞台が奈良なだけあって、渋い(笑)
京都を舞台にした若手作家の作品といえば、
森見なのではあるけど、舞台が奈良なぶんだけ、
この作品の味が生かされてる気がした。
なんていっても、鹿男だしね。

ファンタジーな味で終わるのかと思いきや、
最後の鹿との話のところで、ホロリと感動しました。
1800年を経て、いまだ守り続けている約束とは。
鹿さん、まじでナイスです。


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